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八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

箱根駅伝、青山学院完全制覇!

2016年01月03日 13時37分15秒 | スポーツ

箱根駅伝の前哨戦である全日本駅伝では、東洋大学が勝利し、三冠をとると思われた青学に土をつけました。その東洋大の箱根の作戦は、往路で勝負をかけて逃げ切るというものでした。エース区間の2区に服部勇馬を配し、続く3区にも当日変更で弟の服部弾馬を投入し、往路でリードすることが勝利への絶対条件でした。

 

1区で青学のエース級久保田が1分近くリードしたのは想定の範囲内です。三強の一角駒澤大は、1分50秒の差をつけられるまさかの13位で、駒澤は早くも優勝争いから脱落しました。そして、エース区間の2区では、青学のエース級一色も悪い走りではなかったですが、東洋大の服部勇馬が意地の走りで区間賞をとり、22秒差まで詰めました。そして、弟弾馬が逆転する作戦でした。ところが、箱根を初めて走る青学秋山が区間賞をとり、逆に東洋大に1分以上の差をつけ、この時点で、箱根駅伝の優勝争いは実質的に終わったと言ってもいいでしょうね。

 

序盤で安定的なリードを奪った青学大は、その後も1万m28分台を持つ有力ランナーが次々とリードを広げ、一度もトップを譲ることのない完全優勝でした。昨年の初制覇の立役者である山の神・神野が故障明けで、昨年より大きくタイムを落とす区間2位となっても、層の厚さでまったく危なげのない勝利でした。昨年の11分の大差は、神野の快走と駒澤・馬場の低体温症でのブレーキが重なり7分以上のリードを奪ったことが効きましたが、今年は全員が強さを発揮した結果の完全優勝です。

 

それにしても、これだけ選手層が厚いと、正直なところ勝負になりませんね。1万mの公式記録がない6区を走った1年生小野田以外は、9人全員が28分台です。そして、1年生の小野田も山下りの6区で区間タイ記録で区間2位の快走です。東洋大の28分台が3人ですから、その差は歴然です。東洋大のモットーは「1秒を削り出せ」ですが、この差はちょっとやそっとでは埋まらない感じです。強化方法をもっと根本的に見直し、30秒くらい削り出さないといけませんね。