野球のプレミア12で盛り上がる中、サッカーW杯アジア杯2次予選のカンボジア戦が行われました。カンボジアでは、空前のサッカーブームとかで大観衆もすごいですが、日本チームにも応援がある感じで、大観衆の割にはそれほどアウェー感もなく、不思議な感じでした。
それよりも、日本を苦しめたのは、8人を入れ替えた大幅なメンバーチェンジ、暑さ、人工芝、人工芝にまかれた過剰なゴムチップですね。
前戦のシンガポール戦では、ボランチ柏木がゲームをうまくコントロールしていましたが、今日は山口蛍、遠藤航のダブルボランチは、引いて守るカンボジア相手に、あまり攻め手を提供できていませんでした。
そして、サッカーではほとんどない人工芝と、過剰にまかれたゴムチップのために、雨の日の試合のようにパススピードが落ち、パスミスが多かったです。
結局、ほとんど試合は日本が支配しながら、0対0で前半を終えました。
さすがに業を煮やしたか、後半頭から、ハリルホジッチ監督は遠藤に代えて柏木を投入しました。すると、早速後半開始早々、柏木のゴール前へのパスから香川が倒され、PKを得ました。采配がドンズバというところでしたが、PKを蹴るのが岡崎です。岡崎ってPK蹴ったことあったか?と思っていると、案の定、コースが甘く、18歳のキーパーにセーブされます。プレミアが泣きます。PKは岡ちゃんじゃないでしょうに。
何か嫌な感じですが、その後すぐにペナルティキックを得て、またしても、柏木です。これまた、ものすごく柔らかいタッチで、絶妙な球をゴール前に放り込み、最後は岡崎と競る相手選手のオウンゴールと見えるゴールで先制しました。しかし、これはオウンゴールとされては、相手選手には気の毒なくらいの絶妙なタッチでした。
その後も、日本ペースで試合は進みますが、なかなか追加点が奪えません。日本は、宇佐美に代えて、本田圭祐を投入します。すると、本田が身体の強さを活かして、チャンスを演出します。そして、最後は、左サイドに展開して、藤春がセンタリングしたところを、ドンピシャで本田がヘッドで決めて、ようやく2点目をもぎとりました。
まあ、勝ったので良しという展開ですが、やはり、引いた相手への攻撃という点では、まだまだ課題は多いですね。でも、これから先の戦いはまた別の展開になってくるでしょうから、また、戦い方を変えなければならず、なかなか忙しいですね。
しかし、前戦に続き、柏木は良いアピールをしましたね。才気では、柴崎が勝っているような気がしますが、結果を出したという点では、柏木に軍配が上がるような気がします。ボランチを何人入れるのか分かりませんが、遠藤保仁の代わりは、柏木か、柴崎かという勝負になってくるんでしょうね。