goo blog サービス終了のお知らせ 

八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

まだまだ進化を続ける野村監督!

2009年05月01日 22時35分41秒 | プロ野球・高校野球
親(お爺ちゃん)孝行マー君
一昨日、楽天が田中将大が開幕4連続完投勝利をあげ、野村監督に監督1500勝をプレゼントしました。野村監督と言えば、ID野球(データを重視する野球)、再生工場、頭脳派、野村ノート、ミーティングなど、さまざまな代名詞で語られる名将です。しかし、そういうイメージが定着しすぎて、かえって鼻につくというか、抵抗感があって、これまで野村監督の著書を手に取ったことはありませんでした。
 
食わず嫌い返上
しかし、野村監督も70歳を越えてまだまだ進化というか、円熟というか、いまが一番ピークではないかという変化を見るにつけ、過去の印象も薄まって、三十年くらい前の著書『負けに不思議の負けなし(上・下)』、最近の著書『あぁ、監督―名将、奇将、珍将』と続けざまに読んでいます。
 
同感
文章というのは、話し言葉と違って、声の調子も癖もなく、対象について客観的に語られるので変な誤解を受けることがありません。三十年くらい前の著書は、こちらも小中学生で大した考えもなかった頃ですから同感ということもないのですが、近著については、そうそうとうなずくことばかりでした。
 
歳を重ねてなお進化
野村監督が進化しているなと思うのは、自分自身についての自己認知と柔軟な姿勢です。かつての自分は選手からの人望がなかったということをしっかり認識しつつ、選手に迎合するよりはそれでいいと思っていたとのことですが、今の選手には話を聞いてやったり、褒めてやったりしないとダメだと思ったので、スタイルを変えているということです。監督に限らず、自分自身のキャリアをしっかり築くためには、このような冷静な自己認知が必要ですし、必要があれば自分自身の考えに固執せず、柔軟に変化していくことが必要です。野村監督がすごいなあと思うのは自分の考えに凝り固まりがちな年齢になって、そうした変化が出来るところです。
 
偉大な先人を越えよう
とはいえ、野村監督も普通ならリタイアしている年齢です。加えて、同年代のライバルとして敬愛していた王監督が勇退したことはやはりショックなようです。野村監督にもまだまだ頑張ってほしいですが、日本プロ野球がいつまでもONに頼っていたように、いつまでも野村監督に頼らず、若手のプロフェッショナルの監督に出てきてほしいものです(そのためにはサッカーのような監督育成のシステムが必要だと思います)。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする