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八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

自分の「振り」見て、わが「振り」直せ

2007年04月03日 11時39分14秒 | 指導・育成のうんちく

他人の良くない点はよく目につきますが、自分のことを振り返ると自分も同じことをよくしているものです。そこで、他人の良くない点に気づいたら、自分のことも反省し、直しましょうというというのが、「ひとのふり見て、我がふり直せ」という諺です。「他山の石」という言葉もありますね。心理学的にも、他人の失敗は本人の性格が原因だと評価しがちで、自分の失敗は他者や外的な理由のせいにする傾向があることが知られています。

 

このように、他人のことはよく「目」につくのに、自分のことがよく分からないのは何故でしょう?答えは簡単。文字通り、自分のことは「目」に見えないからです。逆に言えば、自分のことをよく知るには、自分の姿を見ればいいのです(もちろんここで言っているのは行動のことで、性格のことではありません)。今はビデオカメラという便利なものがあります。プロ野球選手がスランプに陥ると、好調時の自分のビデオを見てフォームの修正したり、今やビデオの活用は当たり前になっていますよね。野球がとてもうまいはずのプロ野球選手でも参考になるのですから、修行中のみんなには、もっと役に立つこと請け合いです。いくら監督・コーチが言っても、本人が言われた通りにやっているつもりだと、なかなか直りませんが、実際の自分の姿を見れば、「百聞は一見にしかず」です。監督・コーチに言われていることがよく分かるはずです。ぜひ、お父さんやお母さんに、キャッチボールやトスバッティングの勇姿(?)をビデオに撮ってもらおう!

 

また、この諺には、もう一つ役に立つことがあります。他人の行動を見て、自分のことを振り返るのは、他人の立場に立って考えるということでもあります。つまり、あいつのこんなところが気にいらないけど、あいつの立場に立ったら、ボクがしているこんなことがイヤかもしれない、ボクも同じことをしているかもしれない、と気づくきっかけになります。他人の立場に立つということは、「思いやり」につながります。チームワークが大切な野球には、とても必要なことです。ぜひ、そういう他人を思いやる気持ちも身につけてほしいと思います。