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八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

単身赴任準備!

2021年03月11日 21時39分17秒 | 管理人のこと、雑感

3月1日付けで北関東の事業所に異動となりました。内示を受けた時から単身赴任をするつもりでしたが、時期的に物件が見つかりづらいということで、定期を買って1ケ月は通うことにしました。最初、ルートは中央線でえ東京駅まで行って、新幹線と思っていましたが、これだと気が遠くなるほど時間がかかります。しかし、調べてみると、武蔵野線経由で大宮から新幹線というルートだと、だいぶ時短になることが分かり、そのルートの定期を買い、通勤しています。しかし、このルート、通常だと4路線乗り継ぎ(運良く大宮~八王子間を結ぶむさしの号があれば3路線)という面倒くさいルートです。時間によっては、武蔵浦和駅か南浦和駅か、乗り継ぎ駅も変わります。しかも、今までの中央線と違って、ルート本数が少ないというプレッシャーからか異常に早く目が覚めてしまうため、乗り継ぎ駅の手前で眠くなり、うっかり寝過ごしてしまいそうになります(実際、西国分寺と、武蔵浦和をそれぞれ1回寝過ごしています)。また、帰りの新幹線の時間のタイミングが悪く、就業時間からだいぶ経ってからでないと乗れないため、普通に帰宅しても10時頃になります。

 

私と同じようなルートで通勤している人もいるのですが、とても私には長く続けられそうにありません(単に、お酒を飲む時間が減るのが耐えられないだけなのかもしれませんが…)。なので、急ぎ物件探しに乗り出しました。会社の仲介会社からの物件だけでは、帯に短し襷に長しだったので、自分でネットで調べた物件を何件か問い合わせると、そのうちの1件にだいぶ空きがあるとのことでした(昨年夏竣工の新築物件ですが、駅からちょっと遠いのがネックだということでした)。最初5日(金)に内見しようとしていましたが、予定が合わず7日(日)に延期となりました。で、7日に行ってみると、6日(土)は相当数のお客さんが見えたということで、空きが多かった物件も埋まり出しているということでした。空きが多いということで油断していましたが、本気モードで内見し、その場で物件を決めました。

 

で、次は、単身赴任の準備です。30年ぶりくらいの一人暮らしですし、高校を卒業して東京に出てくる時は親が用意したものをそのまま持たされただけなので、ゼロから自分で準備するのは初めてのことです。家電関係、家具・家庭用品関係、日用品関係の3つに分類し、準備に取り掛かります。

 

まずは、家電です。生活の必需品としては、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、電子レンジ、掃除機がありますが、一人暮らしで、それほど長期ではないことを想定すると、必要最低限の機能で良しとします。嗜好品であるCDプレーヤーもたいしたこだわりがないので、程々のものをチョイスします。テレビは、一人暮らしの重要なアイテムとなりそうなので、HDD内蔵で録画ができるものにしました。これが一番高額でした。さらにテレビだけでなく、休みの日にすることなくDVDなどを見たいと思った時に必要だと思い、DVDプレーヤーを購入しました。これも録画機能がなく、再生するだけなら、5,000円以下であるということを今回始めて知りました。そして、私の上京時と違って、現在最も重要なのがインターネット環境です。今回の物件選びで最もこだわったのが、ここでした。職場から歩いて3分という好物件もありましたが、最近の物件でないため、自分でインターネットの契約が必要だったので、断念しました。そして、決めた物件は新築ですから、インターネット環境は整っていて、使用料不要となっています。そこで、PCだけでなく、スマホも使えるように無線ルーターを購入しました。ほかに必需品として、ドライヤーやシェーバーがありますが、小さいものですし、貯まったポイントも使えるので、後日購入として、家電は終了です。

 

次に、家具・家庭用品です。仕事のための仮住まいなので、ここはこだわりなく、お値段以上のN社で全て揃えるつもりで、左入町の店舗に行きました。もともとソファーベッドを買うつもりでいたので、最初に、寝具セットをピックアップしました。次に目についたのが、レースと普通のものが4枚セットになったカーテンでした。効率よく揃えたい会社員には、セット、セットはとっても便利です。一人暮らしでそれほど食器が必要なわけでもなく、置き場所もないため、どうしようかと悩んでいたのが、食器棚です。と思っていたら、可動式で、多目的に使えるラックがあったので、それをチョイスしました。続いて、お風呂の椅子、ゴミ箱と順調に決めた後に、食器や調理道具となり、ここで暫し悩みます。で、いったん、2階に行って、先にソファーベッドとテーブルを決めました。再び1階に戻って、まな板・包丁セット、スプーン・フォークセット、箸5膳セット、お玉、菜箸、湯切りザル、木ベラ、水切りカゴなど、細々したものを先に決めました。鍋窯、食器は、悩めばどれだけでも悩むところですが、最後に残したことで、もうどうでもいいやということで、かなり適当にピックアップです。時間が出来たことで、料理にはまったりしたら、買い直すことになるかもしれませんが、現状では問題なしです。

 

配送手続きをして、やれやれと帰宅しましたが、帰る道々、買い忘れたことに気づきました。衣装ケース、洗濯道具、物干ざお、などです。で、仕方がないので、帰宅後、イイアスのN社の店に行き、細々した掃除道具、水回りの小物などと一緒に買いました。

 

そして、その帰り道、ドラッグストアで、絶対なくては困るトイレットペーパー、ティッシュ、歯ブラシ・歯磨き粉、シャンプー、ボディーシャンプー、洗剤、バンドエイド、葛根湯等々、生活日用品を買いあさりました。

 

これである程度、一人暮らしになっても困らない状態になったかと思いますが、まだまだアジャストしなければならないことが多々あると思います。少し落ち着いたら、またご報告したいと思います。

 


もうすぐ1年…& ようやく2年(で、転勤)!

2021年02月21日 19時20分10秒 | 管理人のこと、雑感

もうすぐ1年…

 

日本において新型コロナウイルスが本格的に脅威として認識され始めたのは、昨年の2月のことでした。横浜港に停泊した大型客船で大規模なクラスターが発生し、世界からその対応を批判され、中旬頃から国内感染者も増加し始め、下旬には政府がイベントなどの中止を要請するなど、自粛モードに入ったのが1年前のことでした。まさかこんなに長く影響が続くとは、その時は思っていませんでした。

 

4月の最初の緊急事態宣言、7月~8月の第2波、そして11月~1月にかけての第3波。検査数の違いもあるが、感染者が今より遥かに少なかった4月の方が緊迫感は強かったですね。現在も医療体制はひっ迫していますが、医療機関は、この1年間の中で治療方法についての知見がかなり蓄積されたことが大きいようですし、一般の多くは国民はニューノーマル生活が馴染むと同時に、気持ちの面でも慣れが出てしまっている面は否めないでしょうね。現在、第3波がようやく沈静化しつつあり、待望のワクチン接種もはじまりましたが、東京オリンピックはどうなのでしょうね。選手の気持ちを考えればやってあげたいですが、今この状況での開催はとても大きな負担になるように思いますね。

 

ようやく2年!

 

去年の半分は今の本社部門で、こうしたコロナ対応に追われ、その後の半年もいろいろ思うようにいかない半年でした。横浜から本社に移ったその前の1年も、前任からの引継ぎのプロジェクトなどに追われやりたいことが出来ないまま終わっていたので、この2年間は正直なところ、現場で働いていた充実感とは程遠い2年でした。

 

その2年がようやく終わると思っていたところ、今回の異動内示でまた現場の事業所に出られることになりました。北関東の遠隔地なので、当面は八王子から通いますが、初めての単身赴任になると思います。しかし、比較的小規模な事業所で、業績も比較的安定しているので、本社の余計な干渉が少ないのもラッキーです。また、私の出身地でもあり、高齢の父親がいろいろと心配な面もあるので、ちょこちょこ様子を見に行けるのも良かったです。今までは、何かあると比較的動ける姉が親の面倒を見てくれていましたが、少しでも姉の負担を減らした方が良いかと思って、親との同居も相談しましたが、「共倒れするので、絶対に同居はするな」ということなので、28年ぶりの一人暮らしになると思います。

 

コロナも、仕事もどうなるか分かりませんが、今自分に出来ることにベストを尽くすしかないですね。

 

 


GoToトラベルは悪者か?

2020年12月13日 18時55分37秒 | 管理人のこと、雑感

GoToキャンペーンについては、先月中旬から書いていますが、全国各地で新型コロナウイルスの新規感染者数過去最多を更新する中、菅首相、政府は、GoToトラベルキャンペーンの対象除外を広げようとしません(東京も対象除外にするとか、高齢者以外にも自粛要請するなどの検討がされているとの報道はありましたが、まだ決定はしていません)。

 

菅首相は、「GoToトラベルが悪者にされている」とあたかも被害者であるかのような物言いをし、すぐに停止するつもりはないと、自らの看板政策にこだわる姿勢を示しました。首相や政府の言い分の拠り所は、GoToトラベルが新型コロナウイルスの感染を拡大させているエビデンスがない、という一点に尽きます。

 

確かにGoToトラベル自体が感染を大幅拡大させているわけではないでしょう。しかし、問題の本質はそんなところにはありません。今の日本は、ブレーキとアクセルを両方踏んでいるような状態だということです。感染拡大を受け、不要不急の外出や、会食を控えるように呼び掛けていますが、GoToトラベルでどんどん積極的に旅行に行ってくださいというメッセージを出せば、そんな要請はまったく効果をあげません。現に、最近でも街の人出はまったく減っていません。特に、日本はロックダウンや違反者を逮捕するような強いブレーキはなく、自粛要請という極めて緩いブレーキです。そんなところで、GoToトラベルのように強くアクセルを踏んだら、車は暴走しかねません。

 

そんなことに気づかない首相、政府関係者は、感度が鈍すぎると思います。自分たちは国会という閉じた場所にいて、今国全体で何が起きているかまったく感じることができていないと思います。街角には「国民のために働く」というキャッチフレーズのポスターが貼ってありますが、その言葉が虚しく響きます。

 

私も4月の緊急事態宣言の時のように経済を止めることは望みません。しかし、そのためにも、ブレーキとアクセルを上手に使い分けて、車を運転することが欠かせないと思うのです。それが、無免許の無謀運転か、あおり運転か分かりませんが、現在は完全な迷走です。どうか、まともな運転手に国の運転をしてもらいたいと思います。


新型コロナ対応、相変わらずの準備不足露呈…

2020年11月25日 09時43分42秒 | 管理人のこと、雑感

先日、新型コロナウイルス感染拡大の第3波を受け、GoToキャンペーンに一定の制限をかけた方が良いのでは、と書きましたが、専門家会議からの強い要請を受け、ようやく政府も制限を決定し、札幌市と大阪市を対象から除外する方向となりました。東京都は、まだその段階ではないとして、制限には踏み切っていませんし、飲食店への時短要請も出していません。

 

やらないよりはやった方が当然良いわけですが、遅きに失したのはいつもの通りです。政府がGoToをやめないのは経済を回したいから、東京都が時短要請ができないのは財源が枯渇してきているから、などの事情があるのは分かります。しかし、だからと言って、こういう事態になったら、こうするというリスクシナリオを準備しないのは、思考停止状態もいいところです。国レベルの危機管理に対応する政治家、官僚機構の劣化が著しいと言えます。

 

本来、感染拡大がこのレベルになったら、GoToキャンペーンを制限するという基準がなければいけなかったと思いますが、経済を回したいという思惑が希望的観測と思考停止に導いた結果、いざ制限するとなった時の対応も決まっていなかったため、急場しのぎの対応策となり、各所に多大な混乱を招いています。本当に困ったことです。何のために政治家や国家公務員にいるのか、今一度原点に立ち返ってほしいと思います。


新型コロナウイルス第3波!

2020年11月18日 16時04分08秒 | 管理人のこと、雑感

今日は20℃以上の暖かい一日となりました。西日本では夏日になったところも多いそうです。そんな過ごし易い一日でしたが、東京都の新型コロナウイスル感染者が493人と過去最多を更新しました。11月に入り、北海道、大阪をはじめ、各地で感染が拡大し始めており、第3波に入ったと言って間違いない状況です。ヨーロッパやアメリカでは、もう少し前から感染拡大が始まっており、その規模も日本の比ではありませんが、日本も予断を許さない状況になっています。

 

第2波の時は、「夜の街」、「若い世代」での感染拡大という特徴がありましたが、今回は幅広い世代に広がり、家庭内感染も広がっており、懸念が広がっています。

 

GoToトラベルキャンペーン利用者の感染者は、11月9日までで131人と政府は発表しました。つまり、キャンペーンはコロナ感染を拡大していない、という主張です。しかし、ヨーロッパでの感染再拡大が、バカンスによる人の移動によるものではないかと言われているように、人の移動が増えるということは無症状者の接触機会も増えることですから、一つの原因になっているのではないかと思います。

 

また、それにもまして懸念されるのは、GoToイートキャンペーンです。先日、ある飲食店に行ったところ、いつもなら空いている午前中なのに、予約の人で一杯になっていました。キャンペーン効果でしょう。会社で夜の会食は控えるように言われているので、私は夜の飲食店には行っていないのでわかりませんが、恐らく夜の宴会なども増えているのでしょう。しかし、コロナ感染の9割は飛沫感染と言われており、マスクを外す大人数での会食、中でも、飲酒により大声を出しがちになる酒席は極めて危険な状況です。大阪府がGoToイートキャンペーンの対象を4人以下に制限しようとしているのも、そうしたことを踏まえたことだと思います。

 

GoToキャンペーンは一定の経済効果があり、コロナ禍にあっても経済を回すことは極めて重要だと思います。一方で、コロナ感染拡大で、営業中止にせざるを得ない状況になると元も子もありません。そのためには、行政サイドで一定の制限をかけるとともに、国民の側も、今一度、コロナ感染拡大防止の原点に立ち返ることが必要でしょうね。コロナ疲れはありますが、やはり緩んではいけないでしょうし、ワクチン開発の報道も入ってきていますので、もう暫くは前向きに頑張るしかないですね。

 

クリスマス、忘年会、新年会のシーズンに入りますが、今年は我慢です。

 

 


不倫騒動についての感想

2020年11月18日 13時28分26秒 | 管理人のこと、雑感

最近、芸能人の不倫騒動がよく話題になっています。不倫は今に始まったことではないですが、文春砲と言われるように、マスコミの追及が以前より激しくなっているのかもしれませんし、より大きな反響を呼びそうな(ビジネスになりそうな)ターゲットを狙っているからかもしれません。

 

不倫自体は特段不思議なことではありません。生物学的には、一人でも多く自分の遺伝子を残そうとするのが自然であり、人間が夫婦関係を築くようになったのは、進化の過程でその方が生存に有利だったからに過ぎないと言われています。脳が大きくなり、十分に育つ前に生まざるを得ないため、人間の子どもは生まれてから1年以上立つことが出来ません。その間、母親が一人で子どもを育てるのは容易なことではありません。そこで夫婦関係を築くことで、父親と一緒に子どもを育てるようになったということです。同じ霊長類の中でも人間にもっとも近いチンパンジーは、乱婚(言い方が悪いですが)であり、ゴリラは一頭のオスが複数のメスと群れを作ることが一般的で、人間とはまったく違う形態です。鳥でも、繁殖期だけつがいになる種もいれば、生涯にわたりつがい関係を維持する種もいるなど、いずれにしても、それぞれ進化の過程で形成されたものであり、生物学的に見れば、一夫一妻制の種が配偶者以外の個体と関係を持つこと(いわゆる不倫)は、善でも、悪でもありません。

 

人間においても、一夫多妻が認められている国もありますが、一般的には一夫一妻制であり、日本においても同様です。しかし、不倫をしたからと言って刑事罰に問われるわけではなく、民法の「不貞行為」を問われ、離婚原因になるとともに、不倫相手ともども損害賠償責任が生じるだけです。つまり、この責任を果たせば、週刊誌やワイドショーが騒ごうが、他人からとやかく言われる筋合いはないことです。私も、芸能人の不倫騒動自体に大して興味はありません。

 

しかし、イメージが重要な芸能人の場合は、それだけでは済みません。イメージの悪化に伴い失うものが多すぎます。私が不思議に思うのは、なぜそれほどのリスクを冒して同じことを繰り返すのか、ということです。俳優の東出昌大さん、アンジャッシュの渡部建さん、ジャニーズの近藤真彦さん、不倫ではありませんが交通事故現場から逃げた伊藤健太郎さん。彼らは、多くのテレビコマーシャルや番組、映画、舞台などに出演していた人気芸能人です。その人気の源泉は、彼らの芸にもあるでしょうが、もっとも重要なのは、言うまでもなくイメージです。そのイメージの失墜により、彼らはその仕事のほとんどを失っただけでなく、損害賠償責任を負います。そして、今後もこれまでのような仕事を出来ることは非常に難しいと言われています。彼らとて、そういうことは想定出来たと思うのですが、それなのに何故?というのは素朴な疑問です。

 

単純な理由としては、いわゆる「勘違い」ということが考えられます。自分の人気を実力と勘違いして、何があっても大丈夫と思ってしまったのかもしれません。若くして人気者となり、周囲からもちやほやされ、それを諭す人も少なくなったように見える東出昌大さんや伊藤健太郎さんは、そうした面もあるかもしれません。

 

しかし、この二人とて、そうした要素はあったかもしれませんが、それだけとは思えませんし、渡部建さんや近藤真彦さんは、十分に大人で経験もあり、単なる「勘違い」とはとても思えません。では何故なのかと言うと、人間には、様々な「認知バイアス」があるからだと思います。バイアスとは、偏りとがゆがみということで、人間の思考、判断には、自分に都合良く物事を見たり、直近の出来事に左右されたり、さまざまな偏り、ゆがみがあるということです。何度も同じことが繰り返されているにもかかわらず、自分に都合が悪いことは見ずに、自分はこれまでも大丈夫だったので、大丈夫だろうという「認知バイアス」にはまってしまったのではないかと思います。

 

私は芸能人ではありませんし、不倫をするつもりもありませんが、認知バイアスは様々な場面で起こり得ることですので、こうした事例も単なるゴシップとして見るのではなく、他山の石としたいですね。

 

 


コロナ状況など、諸々…

2020年09月02日 19時25分11秒 | 管理人のこと、雑感

前回、政府や自治体のコロナ対策の無策ぶりについての批判を書きましたが、専門家会議の尾身会長がピークを越えたと発言したように、最近では数値は減少傾向を示しています。今日も141人と第1波の時と比べれば高水準ですが、同曜日対比で週ごとに見ていくと、明らかに減少してきています。

 

かと言って、政府や自治体が何らか対策を打ったからとは思えませんし、通勤電車なども緊急事態宣言期間中などと比べると、明らかに乗客も増えています。

 

こうした状況に対して、誰もエビデンスを持った明確な回答は持ち合わせていませんが、結局のところ、極めて感染力の強いウイルスではあるものの、感染し易い状況である3密を避け、マスクを着用することで未症状者からの感染拡大を防止し、高頻度の手洗い・手指消毒を徹底するという、基本的な感染防止対策を徹底し、クラスターが発生しそうなところを集中的に検査をすれば、抑制することが出来るということではないでしょうか。

 

第2波のピーク時は、全国で1,500人を超える新規感染者が発生しましたが、それでも毎日数万人の感染者が発生しているアメリカなどと比べるとはるかに少ない人数です。検査体制の違いを割り引いても、やはり少ないと言えるのではないでしょか。最近、海外の状況もあまり報道されませんが、限られた情報を見る限り、欧米諸国は日本と比べると、マスクの着用状況も徹底されていないように思います。やはり、日本人の国民性がものを言っているのではないかと思います(過去のコロナウイルスの交差免疫など要因も指摘されており、複合的な要素もあるのでしょうが)。

 

とはいえ、まだまだ予断は許されない状況であり、今後もいつ発生してもおかしくない不測事態に備えて対応していくしかないのでしょうね。ニューノーマルとか、with コロナ、after コロナとか、これまで考えもしなかったような新しい時代に突入したということでしょうね。

 


失敗の本質

2020年08月09日 19時20分47秒 | 管理人のこと、雑感

東京都の新型コロナウイルス感染者は、連日300名台、400名台とまったく収束の気配が見えません。また、以前「東京問題」と政府首脳が言っていましたが、今では大阪、愛知、神奈川、沖縄など全国各地で100名台、200名台と、「全国問題」となっているのは明白です。

 

にもかかわらず、政府、各都道府県の対応は、ほとんど具体的なものはありません。

 

政府は、緊急事態宣言の発出には慎重姿勢を崩さず、一方で経済を回すGo Toトラベルキャンペーンをやめる気はなく、ちぐはぐな対応が目立ちます。安倍首相に至っては、つい最近までだんまりを決め込み、国民に向けてのメッセージすらありませんでした。都道府県知事も打ち手が限られるのは分かりますが、それぞれ勝手に効果が期待できない「~宣言」を言っているだけです。一番影響力が大きい小池東京都知事も、毎日感染者数を発表するだけで、まったくの無策です。

 

国家の危機的状況で、政策判断、決定をすべき政治家がまったく無能無策、機能不全としか言いようがありません。経済を回さないといけないというアクセルと、強制力がない法的側面とない袖は振れないという財政的側面からのブレーキを同時に踏んで、立ちすくんでいるという状況です。 

 

組織論、戦略論の古典で『失敗の本質ー日本軍の組織論的研究』という書籍があります。戦争の是非を検討するものではなく、純粋に日本軍の作戦を、組織論、戦略論の側面から検討したものです。その中で、日本軍の特質として、「戦力の逐次投入」ということがあります。ガダルカナル島での防衛戦に関して、問題の本質を見誤り、戦力投入を小出しにして、結果として、トータルでは大きな戦力を投じながら、島の防衛に失敗したというケースです。

 

今回のコロナ禍でも、同じ失敗を繰り返していると思います。もちろん、財政的に厳しいことは誰もが承知をしています。しかし、この状況を収束させずに、ダラダラと今の状況が続く、あるいは、もっと状況が悪化すれば、今以上の財政的な投入をせざるを得なくなります。つまり、戦力を逐次投入をしていたら、将来もっと大きな被害が出るということです。

 

第2波の兆しが出始めた頃、感染の火種は「夜の街」でした。ここに休業補償をするのは、財源の問題や他の事業との整合性など、乗り越えなければならない課題があったのは確かです。しかし、この時の問題の本質は夜の街にあり、ここに集中的に資金を投じて、封じ込めをすれば、今のような拡大は避けれらたと思います。それを出来るのは役人ではなく、政治家です。現に、台湾や韓国、ニューヨーク市長など、抑制に成功しているところは政治家が的確に資源の集中投下をしています。

 

しかし、日本はかつての日本軍の失敗の頃とまったく変わっていません。決断する政治家はおらず、戦力の逐次投入すらしておらず、ただただ精神論とお願いをするだけです。これって、本当に戦争中と同じだと恐ろしくなってしまいます。

 

しかし、こうした政治家を選んでいるのは、間違いなく私たち自身なのです。しかし、今からでも遅くはありません。こうした状況を変えていけるのも、私たち自身ですので、諦めることなく、少しずつでも現状を変えていくしかないですね。

 

 


アベノマスク

2020年05月24日 19時29分38秒 | 管理人のこと、雑感
 
 
 
一昨日とうとうアベノマスクが届きました。本当に「何を今更感」満載です。一時は本当に品薄、いやそれ以上の欠乏状態でしたが、5月中旬からはだいぶ潤沢に流通しています。また、仮に品薄だったとしても、安倍首相の間抜けなマスク姿を見ていたら、とても恥ずかしくて着けていられません。
 
こんなものに260億円もかけるくらいだったら、本当はもっとやるべきことがあったと思います。しかも、当初は予算466億円と言っていました。予算を大幅に下回ったから良いというものではありません。むしろ、どれだけ適当な施策だったかということです。
 
巷間言われていることでは、最近では政権の大黒柱である菅官房長官よりも、経産省出身の首相補佐官が幅をきかせており、しっかりした議論もなく、唐突な学校休業やマスク配布など重要な政策が決められているようです。歴史上でも、専制君主に取り入った側近政治は、ろくな結果をもたらしていません。また、政治に限らず企業においても良く見られることですが、長く続く、強すぎる権力は、必ず腐敗します(腐敗しないためには、自ら権力に制限をかける仕組みが必要ですが、大抵はそうしないことから強すぎる権力になっていきます)。
 
そして、とどめを刺したのが、内閣の判断で検事の定年を延長できる検事庁法改正案のごり押しです。そもそも政治が司法に恣意的に介入できる要素がある極めて危険な法案であるだけでなく、その背景には、黒川東京高検検事長を検事総長に就けるという狙いがあり、検察OBをはじめ多くの批判が集まっていたところです。
 
しかし、この政権はこれまでも、安保法制改正をはじめとして、数の力を背景にして、多くの法案を強制採決してきました。「忖度」という流行語を生んだ「森加計」問題など、極めて不適切な事案が数々発生しても、受け皿となる野党の力不足もあり、選挙でも信任を与えるような結果になってきました。
 
そんな状況から、今回も同じように、短期間で強行採決をするのかと思われていましたが、黒川高検検事長の賭け麻雀問題で一気に風向きが変わってきました。どう考えても、リークによるものだと思われ、その理由は定かではありませんが、こうした問題を知ってか知らずか、こうした人物のために法律まで変えようとしてきた政権の「緩み」は、コロナ疲れで外出しようとする国民の「緩み」どころではありません。
 
さすがに、ことここに至り、黒川検事長が辞意を表明し、法案改正も廃案になりそうですが、国民の怒りはまだ収まっていません。賭け麻雀をした黒川検事長の処分が極めて軽い訓告で、退職金を7000万円程度受け取ることに国民の怒りに火をつけています。
 
官僚の世界の常識では、最高学府をもっとも優秀な成績で卒業し、国のために働いている自分たちの退職金などこれでも少ないくらいで、退職後に天下りで再就職するのも当然、ということだと思います。また、「賭け金のレートがそれほど高額ではないので、処分としては妥当」というのも、役所の判例主義では妥当な相場なのかもしれません。
 
が、しかしです。有罪率99%と言われる日本の司法で犯罪者に求刑する立場の検事、しかも、法律を変えてまで検事総長にしようとした検事長が軽微とはいえ、犯罪を犯していたということは、とても判例主義で判断していい問題とは思えません。今でも覚えていますが、10年以上前、大手電機メーカー社員が賭けゴルフで書類送検されたことがありました。これも何らかのリークがあってのことでしょうが、明るみになれば、立派な犯罪として立件されることなのです。それを検事がしていて、いけしゃあしゃあと退職金を受け取るというのは、感情論ではなく、納得のいくものではありません。
 
こうした愚策の数々でさすがの安倍一強政権の支持率も、ここに来て急速に低下してきました。残念ながら、野党が受け皿になる状況ではありませんが、少なくとも、自民党内で自浄作用を発揮して、新たな態勢でこの国難に臨んでほしいものです。
 
今回のコロナ対応でも、日本の対応は間違っていなかったと言われ始めていますが、それは医療関係者の判断と国民性のなせるわざであって、政府の対応はお粗末なことばかりでした。10万円の特別給付金の支給でも、日本の行政機関のシステム化の遅れが顕著になっています。こうしたことも政治の世界に専門家がいなさすぎるからですね。コロナ対応でも、迅速な対応が目立った台湾、韓国は、専門家が先頭にたって指揮をしていました。システム化も同様です。「私もスマホ使ってますから」なんて言う人をIT担当大臣に就けているようでは、到底、現状を変えていくことなど出来ません。
 
安倍首相がこの先退陣するかもまだ定かではありませんが、次を担う人は、どうか本当に国のことを考えて行動出来る人になってもらいたいものです。そして、それを決めるのも、我々国民なのですけどね。
 
 

新型コロナ、新しいフェーズに突入か!

2020年05月17日 18時43分14秒 | 管理人のこと、雑感

毎回、コロナウイルスのことばかりで嫌になりますが、スポーツも何もないのですから、他に書くこともありませんよね。

 

前回書いたようにGWに入る頃には、だいぶ減少傾向になっていたことをふまえ、政府は5月14日に全国39県の緊急事態宣言を解除しました。はっきり言って、間抜けなアベノマスクを始めとして、日本政府および安倍首相の対応はお粗末なことだらけですが、強制力のない自粛要請だけで、ここまで感染拡大防止をしてきたのは、日本人の国民性のなせるわざですね。

 

一方、特定警戒都道府県のうち、北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、兵庫の8都道府県は、緊急事態宣言を解除されませんでした。しかし、大阪府の吉村府知事は、それ以前から休業要請を解除する「大阪モデル」という基準を策定し、政府が緊急事態宣言を解除しないにもかかわらず、大阪府の緊急事態措置を大幅に緩和しました。英断です。

 

というか、冷静に、合理的に判断すれば、当然の帰結と私は思います。それだけ、政府やマスコミなども冷静な判断が出来ずに、この非常事態に右往左往しているだけなのだと思います。

 

最近、人出が増えてきたことをもって「緩んでいる」とか、「第2波の懸念」などと、マスコミは報じていますが、国民の6~7割が感染して集団免疫を獲得するか、ワクチンが開発されない限り、完全終息はないというのは、全ての専門家の一致した意見です。しかし、「緩んでいる」とか、「第2波の懸念」などというのは、あたかも、完全封じ込めをしようとしているかのような発言です(これでは一体いつまで自粛をしていればいいのかまったく分かりません)。

 

第2波をどう定義づけるかですが、吉村知事などは、「小さな波は当然来る」という前提で、非常事態措置を緩和しています。今のマスコミ、世論は、この小さな波を第2波と混同しているようですが、完全終息がない以上、こうした小さな波は必ず来るものです。この小さな波まで容認せずに、いつまでも自粛をしていたら、経済が完全に死に、コロナ肺炎の死者以上の自殺者が出る可能性を否定は出来ません。だからこそ、吉村知事は経済活動との両立を目指したのです。賢明な判断です。

 

今のマスコミも、中央政府も、小池東京都知事も、この辺りの認識はだいぶズレががあるようい思います。マスコミに登場する専門家も、医療の専門家が大半で、この経済の問題と併せて提言をしている専門家はあまり多くありません。私がテレビで見たのは、2名とも女性でしたが、元厚労省の医系技官と、たしか京都大学大学院の先生です。もっとこうした観点から、マスコミも報道をしてほしいですね。

 

GW(ステイホームウィーク)後の東京都の新規感染者の推移です。

 

5月 7日 23名

5月 8日 39名

5月 9日 36名

5月10日 22名

5月11日 15名

5月12日 28名

5月13日 10名

5月14日 30名

5月15日  9名

5月16日 14名

5月17日  5名  です。

 

小池都知事は、いまだ慎重姿勢を崩しませんが、当初はコロナへの対応が遅く、今度は解除への対応が遅い印象は拭えません。医療体制の逼迫も解消してきているのですから、吉村大阪府知事のように、自らのリスクをとって判断すべきだと私は思います。


ゴールデンウィーク(黄金週間)改め、ステイホームウィーク(在宅週間)。

2020年04月29日 19時42分33秒 | 管理人のこと、雑感

4月7日に緊急事態宣言が7都府県に発出され、16日には全国に拡大されましたが、東京都はその翌日17日には、201名の陽性者が判明し、いよいよオーバーシュート(感染爆発)かと緊張感が走りました。その後も高水準が続いたものの、倍々で増えていくような状況にはならず、かといって目に見えて減ることもない状態が続き、じりじりする日々が続きましたが、最近になってようやく減少傾向が明らかになってきました

 

月曜日は休み明けで検査数が少ないことから低い数値が出がちですが、それでも一昨日27日の39名は久しぶりの低水準でした。昨日は112名と揺り戻しがありましたが、今日は47名とまた久しぶりの低水準となりました。また、その半数くらいは、特定の特養ホームで、ずっと心配されてきた感染経路不明も多くはなさそうです。緊急事態宣言から3週間、世界各国のような強制力のあるものではありませんが、国民、都民一人ひとりの努力が実を結びつつあることを願うばかりです。

 

しかしながら、まだまだ予断を許さず、安心することは出来ません。今日から本格的なゴールデンウィークです。さすがにテレビで連日あれだけ報道すれば、帰省したり、観光地に行こうとする人はほとんどいませんが、かと言って、ステイホームウィーク(在宅週間)というほど、家に閉じこもっているわけでもなさそうです。在宅でも仕事がある日とは違い、休みで、しかも一年でもっとも過ごし易い陽気とあれば、外に出るなという方が無理だというものです。

 

不要不急の外出自粛要請が出てから、気分転換のドライブをしていますが、今日もだいぶ人が出ていましたね。散歩、ジョギング、自転車などなど、密集というほどではありませんでしたが、結構な人出でした。もちろん、屋外はリスクは少ないとはいえ、こうした外出意欲が、買い物だたり、公園だったり、人が集まり易いところに密集を作らないように、このステホームウィーク(在宅週間)が本当に正念場ですね

 

しかし、かくいう私も、結構外出はしています。通常の休みの日のジョギングに加え、在宅勤務の日も、準備なども含めると朝は2時間近く時間が空くので、ジョギングをしています。とはいえ、何やかやで出勤しなければならないことの方が多いので、週に1~2回のことですが、それでも、通常時よりもだいぶ走れました。

 

3月 120km 6:14/km

4月 148km 6:31/km

 

新しい靴が合わなかったのか、足裏を痛めてしまい騙し騙しゆっくりとしか走れませんし、1回では10kmくらいしか走れませんが、トータルでは結構な距離を走れました。しかし、屋外を走るのも、最近は少し大変です。ノーベル賞受賞者の山中伸弥教授が、ジョギングでも感染があり得ると大々的に発信したので、あまり気軽に走れなくなりました。

 

元々、休日は浅川沿いは人が多いので、なるべく人が少ないところを走っていましたが、それでも、まったく人がいないわけではありません。山中教授の発言以来、こちらがそれを意識しているせいか、どうも通行人から迷惑がられているような気がして仕方がありません。そこで、今日は仕方なしに、マスクをしてジョギングに出ました。しかし、当然のことながら、負担は半端ないです。肺活量を鍛えるための訓練のようです。結局、人が歩いてくるとマスクをし、人がいないとろではマスクを外して走るという使い分けで乗り切りました。

 

山中教授の発信では、10mくらい離れないとリスクがあるとのことでしたが、休日の浅川沿いは、そんなもんじゃないですね。私は、なるべく人がいないところを走っていますが、それでも人とすれ違う時は、10mよりは近くなります。しかし、キロ6分30秒くらいでジョギングしている私の呼吸は、歩いているのとそんなに変わらないんですけどね。とはいえ、いろいろ言われるのも嫌ですから、これからも人を避けながら、走っていこうと思います。

 

閑話休題。この正念場を乗り越えても、集団免疫を獲得するまでは、完全な終息とならず、ワクチンの開発にもしばらく時間がかかるということでは、このウイルスとの闘いは長期戦となりそうです。社会生活だけでなく、経済活動が今後どうなっていくのか、考えるのも恐ろしいですが、まずは、この正念場を乗り越えるしかないですね。もうひと踏ん張りです

 


7都府県に、緊急事態宣言発令!

2020年04月08日 21時29分10秒 | 管理人のこと、雑感

昨日、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・兵庫県・福岡県に対して、安倍総理大臣が新型インフルエンザ特措法に基づく緊急事態宣言を発出しました。「遅きに失した」にならないと良いなと誰もが思うほどの遅いタイミングでした。

 

4月1日に発令ではないかと、まことしやかに言われていましたが、結局発令されず、ネット上のデマということになりました。しかし、単なるネット上のデマではなく、マスコミ関係者の中でも4月1日を想定していた人が多く、それだけ状況は逼迫していたと思います。

 

しかし、こうしてようやく発令された緊急事態宣言に対して、欧米のマスコミは厳しい批判をしているようです。曰く、強制力がなく、経済に配慮し徹底も不十分で、効果は見込めない、などなど相当手厳しい論調でした。しかし、感情的になるつもりはありませんが、完全にオーバーシュート(爆発的感染者急増)を起こしている国の専門家でもない人に、こんなことを言われるのは極めて心外ですね。

 

確かに日本の緊急事態宣言は、罰則規定もなく、ほとんど強制力がないものばかりです(一部は私権制限がありますが)。それでも、一部私権制限が伴う特措法の改正には、慎重な意見が多かったのが日本であり、それが日本の良さでもあると思います(世界では平和ボケと言われるかもしれませんが)。今回は、法律で強制されなくとも規律を保てる日本の良さをしっかりと生かして、日本を批判した連中を何とか見返したいと思います。

 

一部の若者が自粛要請を無視したリスキーな行動をして、感染拡大を招いていることが批判されてますが、一方で、日本の若者は、サッカーW杯でのゴミの回収で世界から賞賛されたり、東日本大震災の際にも、日本人の規律正しい行動は、世界を驚かせました。こうした日本人の特性をしっかり発揮して、何とか今回の危機を乗り切りたいですね。

 

一方、今回の緊急事態宣言が出された後の対応については、課題が山積です。緊急事態宣言の発令をこれだけ引っ張ったのだから、当然、様々な準備がされていると思いましたが、何と東京都が業種を指定して出そうとしていた休業要請に、国が待ったをかけ、具体的な業種指定は、10日になるとのことでした。

 

民間事業者としては、そもそも夜19時の会見(緊急事態宣言の発出はその前でしたが)というのが何なのかと思うところでした。というのも、緊急事態宣言で、総理大臣が地域と期間を指定してから、それぞれの地域の知事が各種要請をする流れだからです。一体どうやって対応しろと言うのでしょうか。

 

前日から、緊急事態宣言を発令することを明確に示されていればこそ、民間事業者はそれに備えて色んな準備をしていたにもかからわず、まったくお粗末な対応です。結果、対応にはそれぞれバラツキが出て、世の中からの批判にさらされる企業も出てきます。国民に一致団結を求めるのであれば、まずは、国・都道府県、官庁が一枚岩になってほしいものです。

 

何はもあれ、緊急事態宣言が出て、今日の日本は相当な自粛ムードになったようです。しかし、これが長期間にわたるとさすがに国民も、企業ももちません。このあと、一体どうなるのでしょうか。

 

そんなことを思いながら今日見ていたTV番組で、今の大半の論調と反対の意見を述べる専門家の方がいました。

 

曰く、感染症は国民の一定数が感染して集団免疫とならない限り終息しない(つまり、緊急事態宣言で一時的に抑え込んでも本当の終息にはならず、経済崩壊、社会的混乱を招く)、日本の死者数は世界の中でも際立って少なく、一定の成果を挙げてきている、感染者が増加することによる医療崩壊の問題も軽症者を自宅やホテルに移動させるなどの対応策だ出てきているので、現状のやり方を変える必要はない、とのことでした。

 

元厚労省の技官の方で、最初は経済に配慮する国側の立場に立っているのかとも思いましたが、そういうことばかりでもないと思いました。今の日本の論調は、欧米のような徹底した移動制限をして、封じ込めるべきという感じですが、他の専門家も言っているように、一定数が感染して集団免疫とならない限り、完全な終息にはなりませんし、直近で感染者が急増していたのは事実ですが、死者数は世界の中でも際立って少ないのも事実だからです。

 

これに対する、同席していたコメンテーターの方の意見は、PCR検査の少ないことにより感染者数が少ないのではないかと言われているのと同様、死者数も通常の肺炎でなくなっている方の中にも新型コロナウイルス肺炎の方がいるのではないかということと、今厳しい措置をしないと、無症状の若者がどんどん感染させてしまうのではないかということでした。

 

これに対して、専門家の方がかみ合うように反論出来ていないように感じましたが、うまく説明出来ていないだけで、論破されているわけでもないと思いました。確かに、PCR検査の数が少ない日本では、普通の肺炎で亡くなった方の中にも、新型コロナウイルスの患者の方はいると思いますが、これだけ騒がれている中ですから、お医者さんだって、肺炎の患者に対しては症状からいろいろ考えると思います。と考えれば、桁違いの患者が見逃されているとは、ちょっと考えづらいと私は思います。また、若者が感染を拡大させる問題ですが、いくら規制をしても一定数は絶対に言うことをきかないでしょうし、大事なのは、ハイリスクである高齢者・基礎疾患がある人を守ることであり、その人たちとその周囲の人たちの行動変容なのだと思います。それに対して、現在の一律的な自粛要請は、網をかけすぎていると、この専門家の方は言いたかったのだと思います。

 

危機管理の難しさは、管理すべき危機の肝がどこなのかを見極め対処することが出来るかどうかでしょうね。対症療法的に対応を小出しにして、失敗する事例も事欠きませんが、逆に、対処すべき肝が見えずに、広く全体に網をかけすぎるのも、社会的損失を招いてしまいます。

 

今回のコロナ危機で言えば、押さえるべきリスクは、リスクが高い高齢者・基礎疾患を持った方をいかに守るかということや、医療崩壊を招かないことだと思います。要するに、ここにポイントを絞った対策をいかに効果的に打てるかということではないかと思います。そこに向けて、国、都道府県、官庁、国民が一致団結できるように持っていってほしいと思います。

 

 


新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて重大局面!

2020年03月28日 22時17分11秒 | 管理人のこと、雑感

2週間前、新型コロナウイルスの感染拡大について、日本はまだ「持ちこたえている」と書きました。しかし、その後、20日(金)~22日(日)の3連休で、多くのコメンテーターが「緩んだ」と発言したように、大阪と兵庫の往来の自粛を要請した大阪府と違い、東京都は緊張感がありませんでした。

 

すると、23日(月)、24日(火)とそれまでを上回る10数名の感染者が都内で発生し、25日(水)には、何と感染者が41名まで膨れ上がり、20時には小池東京都知事が会見を開き、「今週末の土日の外出自粛」、「平日の夜間の外出自粛」を要請しました。特に、問題なのは、感染経路が不明の感染者が増えていることです。

 

小池知事の会見は、生放送もされてインパクトもあり、事前に近隣の神奈川、千葉、埼玉、山梨とも調整するなど、連携不足が見えた大阪・兵庫よりは用意周到でしたが、23日に東京オリンピック延期の方向が固まるのを待っての会見だったのではないかとの憶測もあったように、一歩判断が遅かったかもしれません。大阪の吉村知事が得ていたという今後の感染者数増加の試算を東京都も同じタイミングで得ていたということですので。

 

それを裏付けるよに、小池知事の会見後も、都内の感染者はさらに高水準となり、26日(木)には47名、27日(金)には40名となっており、週末自粛の初日となった本日28日(土)は、63名の感染者が判明しました。もちろん、平均潜伏期間が5日程度と言われますので、小池都知事の会見の効果はこれからですが、逆に、一歩判断が遅かったのでは(3連休の緩みの結果ではないか)と思われるデータではないかと思います。

 

一方、まだギリギリ徳俵で「持ちこたえている」と言えるかもしれないのは、本日の63名の感染者のうち、30名は台東区の病院での院内感染で、他にも数名の病院での感染があり、まだ極端に感染経路不明者が増大しているわけではないことです(詳細はこの後東京都から発表があるようです)。

 

本日からの週末の外出自粛要請については、要請された都民だけではなく、関連する企業にも大きな影響がありました。私の会社でも、小池都知事の会見翌日朝から事業所の営業休止などについて、議論を重ね、対応策を検討しましたが、難しいのは、判断のための材料が小池都知事の要請内容だけで、そこにはライブハウスなど既に判明しているクラスター発生要因に対しては具体的な発言があったものの、それ以外には具体的な指針がなく、その真意を忖度せざるを得なかったためです。

 

もちろん、日本の特措法や非常事態宣言には、海外のような強制力はなく、今回の都知事の発言は、非常事態宣言も出ていない段階のものなので、慎重にオブラートに包まざるを得なかったのは分かります。しかし、小池都知事の発言にもあったように、オーバーシュート(爆発的感染拡大)、ロックダウン(都市封鎖)の重大局面なのだとしたら、もう一歩踏み込んだ発信がほしいですよね

 

報道を注意深く見ると、感染経路不明の感染者が増加していることが懸念されており、その行動歴を調査すると、どうやら繁華街での飲食店でのクラスターが疑われ(要するにお酒を飲む場所ですよね)、それが「夜間の外出自粛要請」につながっているようです

 

しかし、今のところ、広く国民に周知されてるのは、「密閉」「密集」「密接(な会話)」の「3つの密」を避けることだけであり、既にクラスターとして、ライブハウスやスポーツジム、病院、介護施設などは知られていますが、「繁華街での飲食店(お酒を提供する飲食店)」でのクラスターが疑われるのであれば、もっと明確に発表すべきだと思います。さらに言えば、国は、こうした飲食店の営業補償をした上で、休業を強く要請すべきではないかと思います。でないと、企業ごとに様々判断した結果の対応にバラツキが出て、都民、国民に不信感を植え付けることになります(その他の業種を含めギリギリの判断をしている企業も困ることになります)。もちろん、様々な法的制約や財源の問題があることは分かりますが、「非常事態宣言」を出すような状況であれば、政治も非常事態の対応をすべきです。少なくとも首相夫人が呑気に花見などをしている場合ではないですね。

 

話は変わりますが、理科系はからっきしの私ですが、易しく書かれた理科系の本を読むことは大好きです。内容はほとんど頭に残りませんが、妙に頭に残っていることがあります。それは、「生物」の線引きについてです。生物についての完全な定義があるわけではないようですが、その一つでは、ウイルスは生物ではないとされており、それは何故かと言えば、自分だけで増殖することが出来ないからだそうです。ウイルスの次に小さい菌は、細胞分裂などで自己増殖できますが、ウイルスは宿主の中でしか増殖することが出来ません。

 

つまり、ウイルスは、目、鼻、喉などの人間の粘膜に入り込めなければ、増殖できずに死滅するのです(生物でないとしたら、死滅という表現も違うのかもしれませんが)。だからこそ、まずは、人間に入り込ませないように、密閉、密集、密接を避けるべきなのであり、それでも分からないうちに接触感染してしまう可能性があるため、高頻度で手洗いをすべきなのです。今回の新型コロナウイルスは結構長時間死滅しないことが報告されていますが、それでもウイルスは生物に寄生できなければ死滅するのです。こういう基本的なメカニズムの啓発もとても重要な気がします。念仏のように、うがい、手洗いなどと言っていても効果がなく、どういう理由で、どういうタイミングで、やらなければいけないのかということを知ることがとても大切だと思います。

 

さらに話は変わりますが、日本は、第二次世界大戦での敗戦後、75年もの長きにわたり戦禍を経験していない稀有な国です。それでも、その後、日本も様々な大きな出来事を経験してきました。今回延期となってしまった東京オリンピックも、最初は戦争で中止となり、高度成長期の1964年に開催となりましたが、残念ながら私は生まれておらず、経験していません。その後のオイルショックも、まだ幼かったため、ほとんど記憶にありません。

 

その後、自らの記憶にある大きな出来事と言えば、就職してからのバブル崩壊ですが、インパクトが大きかったのは、それ自体ではなく、その後の不良債権処理が進まず迎えた、1997年の金融危機です。それまでは全く考えられなかったような、拓銀、山一証券、長銀、日債銀といった名だたる金融機関が破たんし、心底恐ろしく思ったものです。というのも、その前年にはバブル崩壊から若干経済が上向きになり、私もローンを組んで、ここ八王子で自宅を購入した時期だったからです。子ども二人もまだ幼く、当時の私には目もくらむようなローンを抱え、愕然としたのを覚えています。

 

それでも、何とか日本経済も持ち直し、我が家も何とか八王子で地道に生活していくことが出来るようになりました。次に、私が恐怖を感じたのは、金融危機から10年前後の2008年のリーマンショックの時です。超優良企業であるトヨタ自動車が数千億円の赤字を計上し、当時はまだ存在感が大きかった電機メーカーも同じく数千億円の赤字を計上するに至り、その影響が裾野に広がるにつけ、経済全体に広がっていきました。あの時のことを一言で表現すると、「需要の消滅(蒸発)」です。普通、何か特殊要因で一旦需要が減っても、その要因がなくなれば、反動で増加するものです。しかり、リーマンショックでは、単に蒸発してなくなっただけで、戻りませんでした。つまり、国民はこの事象を一時的要因ではなく、ライフスタイルの変容が必要な事象と捉えたということです。それでも、企業は様々な対策を講じて、この難局を乗り越えました。

 

しかし、2011年3月11日、ご承知の通り、あの大震災がありました。このブログの中でもその時の状況はずっと書いていますが、この時も、もちろん経済的影響はありましたが、リーマンショックほどではなく、むしろ復興に向けての前向きな気分の方が勝っていたように思います。

 

そして、今回の新型コロナウイルスです。これがどこで終息するのか、まだ見通せませんが、これは本当にこれまで経験したことのない未曽有の事態です。日本だけでなく、アメリカの状態も大変なことになっていますし、世界レベルの問題になっています。

 

それでも、何とかこの事態を乗り越えていくしかありません。 先に書いたように、ウイルスは自分自身では増殖し、生き残ることは出来ません。そのことをよく理解し、ウイルスをいかに、自分自身に近づけないか。それが何度も言われている、「密閉、密集、密接の回避」、「高頻度の手洗い」です。それを徹底するよう、政府・行政機関、マスコミもしっかり周知することが重要と思います。

 

 


新型コロナウイルス影響拡大!

2020年03月15日 17時43分33秒 | 管理人のこと、雑感

新型コロナウイルス感染拡大が世界中でとどまるところを知りません。WHOもパンデミック(世界的大流行)を認めざるを得ませんでした。

 

発信源となった中国では、中国ならではの国家体制の統制力でどうやら終息に向かっているようです。一方、中国と対極にある自由主義経済圏の欧米での感染が拡大しています。非常事態宣言などを出している国もありますが、中国のような厳格な管理は難しく、封じ込めは微妙です。

 

クルーズ船での感染拡大で、その欧米各国から心配(あるいは批判)されていた日本は、毎日の感染者は50~60名前後と、欧米より一桁少なく、数の上では「何とか持ちこたえている」という専門家会議の発言となってます。これは検査数が少ないからではないかとの疑念も持たれていますが、それでも実際に欧米ほどの流行には至っていないのかもしれません。元々マスクをする人が多く、安倍首相の無計画なイベント自粛要請や学校の休業要請などに、文句を言いながらもある程度従っている日本人の気質が今のところ功を奏しているのかもしれません。

 

濃厚接触者を追えなくなる市中感染が増加すると本格的な流行と言えますが、今のところ、ライブハウス、病院、介護施設、スポーツジムなど特定施設でのクラスター(集団発生)が大半で、こうした点からも「何とか持ちこたえている」と言えそうです。

 

とはいえ、こうしたクラスターを封じ込めるには、密閉空間での大人数での集会、イベントなどは自粛せざるを得ず、コンサートや各種イベントの中止などが相次ぎ、社会・経済的な影響は拡大するばかりです。私の会社でも、事務部門では基本テレワークと言われる在宅勤務が推奨され、営業面でも大きな影響が出ていますが、この新型コロナウイルスの感染拡大を止めないことには根本解決になりませんから、致し方ありません。

 

そして、この影響はスポーツ界にも広がり、Jリーグは試合延期、プロ野球オープン戦・大相撲は無観客試合、高校スポーツも高体連傘下のスポーツの大会はすべて中止となり、高体連に属さない高野連は、選抜大会の開催を模索していたものの、先日遂に中止を決定しました。生徒の安全、他のスポーツとのバランスを考えると致し方ないと思いますが、「甲子園」は高校スポーツでは別格の存在だけに、出場予定だった選手たちの気持ちはいかばかりかと思います。

 

そして、日本以上の感染拡大を見せている欧米では、トップのプロ選手にも感染が拡大し、各団体が開催延期や中止に追い込まれています。こうした状況下、東京オリンピック開催に向け、日本政府や東京都は意欲を見せていますが、世界の感染を封じ込めなければ、開催は難しい状況に追い込まれるかもしれませんね。

 

そして、当然影響は学童野球にもおよび、八王子市からの指導で3月22日まで対外試合・練習中止となったそうです(そして、現在の状況では当然延長されるでしょうね)。散ドラ恒例の親子大会・卒団式も延期もしくは中止となったでしょうか。卒業式ですら、大変な制約を受けるご時世ですから、これまた致し方ないのかもしれません。

 

世の中は「巣ごもり消費」、「コロナ疲れ」などの言葉が躍り、12年前のリーマン・ショック、9年前の東日本大震災になぞらえる向きもありますが、経済的損失は類似しているかもしれませんが、社会の変容の質は同じではないような気がします。しかし、いずれいせよ、このパンデミックが終息した後は、何らかの社会の変容をもたらすのだと思います。

 

それがどのようなものであれ、今はとにかく一刻も早い終息を願うしかありません。そのためには、一人ひとりが出来ることをするしかありません。マスクの着用、高頻度の手洗い・手指消毒、咳エチケット、部屋の換気、大人数の密閉空間を避ける、熱がある時は仕事や学校を休む。こうしたことを一人ひとりが励行するしかありませんね。

 


令和元年!

2019年05月01日 18時37分01秒 | 管理人のこと、雑感

憲政史上初の生前退位が行われ、本日新たな時代である「令和」が始まりました。

 

「平成」が始まった時には失礼ながら、この時代が30年以上も続くとは思っていませんでした。昭和天皇が崩御したのは、神代を除くともっとも長寿となる87歳だったため、先の天皇陛下(今日から上皇陛下)が即位したのはだいぶお歳を召していたためです。しかし、上皇陛下は昭和天皇が崩御された年齢に近い今日まで、精力的に象徴天皇としての務めを果たし、昭和時代の半分ほどの長さでしたが、多くの国民が陛下に敬愛の念を抱き、このような天皇陛下を戴いたことを本当に幸せだと感じたのではないでしょうか。

 

それは、必ずしも昭和天皇と比較してということではありません。昭和天皇も、昭和という激動の時代の中で、多くの思いを抱き行動されていたと思いますが、 人間ではなく「神」として過ごさなければならなかった時代の制約から逃れることは出来ないからです。

 

上皇陛下は、自身で戦争の時代を経験し、そうした時代を天皇として過ごした父である昭和天皇の姿を見て、自身が天皇となってからは、憲法に則り、平和を希求し、国民に寄り添う姿勢を貫かれたのだと思います。象徴天皇として、政治的な発言が制限される中で、沖縄やパラオ、サイパンなど戦争の被害を受けた地を慰霊するなど、平和の大切さを行動で示し続けたことには本当に頭が下がります。また、戦争はなくとも、多くの自然災害があった平成時代にあって、上皇后陛下とともに一貫して被災者に寄り添う姿勢を示し続けましたが、その姿勢こそがともすれば抽象的な「象徴」の意味であると確立したのは大きいと思います。

 

そして、何と言ってもこの生前譲位ということも上皇陛下らしい最後だと思います。天皇が「象徴天皇」としての務めを出来なくなったら退位すべきという自らを律する態度とともに、昭和天皇が病に倒れ崩御するまでの日本の自粛ムードに心を痛めていたということから、生前退位を希望されたようです。本当に最後まで国民に寄り添う天皇陛下だったと思います。

 

 私も昭和時代の最後の方に社会人となったので、昭和天皇が倒れてから崩御するまでのことはよく記憶に残っています。昨年流行語になった「忖度」ではありませんが、頼まれもしないのに過剰な「自粛ムード」が日本社会全体に広がっていきました。まだ若くスーツやワイシャツ、ネクタイもたくさん持っているわけでもないのに、華美な服装は控えるようにと会社からお達しが出て、それが半年ほども続き、とても困ったことを覚えています。そういう身近なことだけでなく、テレビや行事なども含めて、日本全体が自粛ムードでしたから、昭和天皇が崩御して改元と言っても、めでたさよりも喪に服す雰囲気の方が強かったですね。

 

それに対して、今回始めて経験する生前退位による「令和」への改元は、何と祝賀ムードに包まれていることでしょうか。全力で平成の時代に天皇の責務を務め、次の時代への道筋をつけた上皇陛下のお気持ちに応えるためにも、新しい天皇陛下とともに、国民も明るく、平和な国にしてく努力をしていかなければなりませんね。