三田市議 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

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三田市オンブズパーソン条例に期待

2013年12月20日 | 自治基本条例
18日午後から、「三田市オンブズパーソン条例」が審議されました。

 これまでの特別委員会の議論では、オンブズパーソンに選任された方の「権限の集中」と「監視する」と言う表現の扱いについて議論してきましたが。議会にも行政を監視する権限が付与されており、市民が混乱するとの意見が出されていました。
 
 オンブズマン条例案の第1条の「目的」を「趣旨」に変更し。まちづくり基本条例に基づくものとして制度化するとの表現に修正されました。
 特別委員会委員の前中委員からは、これまで議論し条文変更までして対応した条例ではあるが、オンブズパーソン条例には賛成できない。しかし、修正に応じてきたことに敬意を表して採決時には、棄権したいとの申し出があり、採決時に特別委員会を退席する中で全会一致で条例が可決されました。
 
 今回の条例案は、内容的には、市民の「意見等の苦情」に対してオンブズパーソンが公正・中立な立場で判断し、この結論を公表、さらに行政へ改善の是正を述べることができる制度となります。
 これらの苦情全般を議員が仲立ちして取り持つにはおのずと限界があり、議員の方々には、個人情報の取り扱いなどに苦慮してきた方もおられると思います。

 したがって、この制度が議員や議会の権限にまで抵触するとは思いません。
 市民からしてもこれまで行政とのやりとりで回答が遅かったり、利害関係に関することで不服に思っていたことをオンブズマンに依頼できることになります。一層の行政の透明化が図れるのではないかと期待します。

 さらに職員にとってもこの制度はある意味救いの制度になると思います。何故なら、苦情処理で追われる時間が最近増加してきているのではないかと思われ、企業には、苦情処理担当の窓口も存在しています。
 苦情処理が直ぐに終わればよいのですが、悪質な市民にかかると何時間も時間を取られてしまいます。これは、ある意味で市民サービスの低下を招いていることになりますし、職員ばかりか行政に時間的、経済的損失があります。
 24日の本会議で可決されれば、来年度には新制度が始まりますが、市民へは、まちづくりの提案・要望などとは異なるため、制度の周知が必要となってきそうです。
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