三田市議 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

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三田市の新庁舎基礎工事進む

2013年09月30日 | 防災・減災
 27日(金)の夕方に三田市の新庁舎建設現場の説明会が開催されました。
 いつも、2階の会派の部屋からは、会派メンバーの皆さんと地下構造部分の工事で「あーでもない。こーでもない」と話しが飛び交っていました。
 今回の建設現場の説明会は、庁舎を支える重要な免震構造部分が設置されたたためで、日頃の疑問を解消すべく、説明会に参加させていただきました。

 ちなみに、工期は、平成26年12月末を予定。現在は、地下構造部分の建設で、工程では、地下工事が12月末までかかる予定です。
 庁舎は、地上6階(高さ33m余り)、建築面積は、2,485㎡、延べ床面積は、12,955㎡です。
 
 免震構造とは、ご存知のとおり、大きな地震から庁舎を守る仕組みのことをいますが、当日の資料によれば、断面は下記の画像のとおりです。地下の躯体部分の上部に32個所に免震装置を入れ込み、大地が揺れ動いても庁舎の揺れを最小限にするというものです。
 

 また、免震装置そのものは、揺れを吸収するために天然ゴム系(積層ゴム)を使用したものや鉛と積層ゴムを利用したものなど3パターンの装置が組み合わさっています。
 画像は、地下構造部分の庁舎中心部分です。
 

 下記の画像に免震装置が組み込まれています。
 

 なお、装置が働いても、庁舎外部は揺れています。当然庁舎につながる水配管や下水配管、電気関連設備は大きな変動、ひずみを受けます。
 この部分が破損してしまうと、当然、防災センターとなる本庁舎の機能は失われます。そうならないためにも、外部との接続部分は大地震に耐えられるだけの配管等の設計がなされていると聞きました。

 現庁舎は、耐震基準に合致していません。したがって、今、震度6程度の地震が発生すると現庁舎の大部分は、かなりの被害を被ると思われます。そればかりか、時間帯によっては、市民の皆様の命、職員の命を守ることが出来ないと想定されています。
 市民の中には、「50億円も経費をかけてもったいない」との意見をいただく方もおられますが、市の心臓部の本庁舎が損壊してしまうことで、市の機能がマヒしてしまい、多くの市民を助けられなくなること自体避けなければなりません。

 新庁舎のオープンが待たれます。
 
 
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