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三田市議会議員 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

幸せな出来事、その日の思いをブログにしたためます。        皆さんと一緒に幸せを追求しましょう!

まー兄よ!安らかに・・・。

2025年07月06日 | 走る
 6月末に15年以上身近でお付き合いしていた友人の大嶌正治こと「まー兄」が、他界しました。
 まー兄は、8月に60歳の誕生日を迎えることになっていましたが、胸の奥に潜む病に彼の体力は奪われ遂に力つきました。
 彼は、果敢にも抗がん剤治療よりも体の免疫力の向上にチャレンジし、最期の最期まで「痛い!」を口に出しませんでした。自分の選んだ治療方針を悔いいることなく、旅立ったと言えます。
 私の相談にも度々乗ってくれました。
 2015年の無謀と言われた三田市長選挙への出馬、そして5年ぶりのチャレンジとなる2020年の三田市議会議員選挙への出馬も私の考えをじっくり聞き、私の背中をそっと押してくれた方でした。
 週末になると互いに連絡を取り合い、それぞれの家庭で夕食会を開催するようになっていました。
 また、毎年5月の連休中の六甲山へのハイキングも知人らと良く出かけたものです。
 昨年5月の新神戸から森林公園を超えて神鉄谷上駅までのルートも皆さんと難なく走破しましたが、その1か月後に肺がんが発見されたのでした。
 亡くなるまでの1年間、彼は愛する妻と会話を交わし、自分の進むべき道をまっしぐらに進んできたと言えるでしょう。
 先日の告別式には、以前所属していた「三田エイサー喜心伝」の皆さんが駆けつけ、棺を担ぎおなじみの「イーヤ、サッサ」の掛け声と共に送り出しました。
 人の命は、何処でどのように尽きるのか、誰にも分かりません。
 ただ、言えることは、彼への感謝とこの命を大切にしていくこと・・・・。
 書ききれないくらいの思い出がありますが、ブログは、ここまでにします。
 まー兄よ!安らかに!
 
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三田市立学校施設での飲酒条文は、撤回に・・・。

2025年06月24日 | 生活・教育
 6月議会に提案されていた、「三田市立学校の目的外使用条例の改正案」で地域が祭等を開催する際に飲酒の提供を禁止する条文が撤回され、19日の本会議で改めて飲酒条文が削除された目的外使用条例案が提出されました。
 福祉教育常任委員会にこの議案が審議され、全会一致で賛成可決されました。
 明日の本会議で委員会の採決で異議がないようなら、条例案は7月1日から施行されます。
 改正内容は、校長先生が目的外使用許可できる施設の範囲の拡大とグランドの利用時間が7時から借りられるなど利便性が高まる内容となっています。

 それにしても、今回の目的外使用の禁止に飲酒や酒類販売を入れ込むことは「子どもの保護の観点、教育の観点」から必要である。との教育委員会の論理は、子ども達を無菌状態で育て、汚いものから遠ざける行為にうつります。「教育現場である」ことは言うまでもありませんが、これを目的外使用許可を与えることで、地域がお借りする「地域の交流の場」となり、ここでは、大人も子供も、地域に住んでいる隣人として、例えばほろ酔いの大人たちを見ることも、子どもたちにとっての育ちになるのではないでしょうか。

 数年後には地域社会も変わり、教育現場の学校からアルコールが完全に「無くなる日」が来るかも知れませんが、地域の学校のあり方を今回の条例案は、示してくれたのではないかと感じています。
 これがきっかけとなり、地域と学校のコミュニケーションがますます、深まることを願っています。
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三田市立の学校では、今後飲酒できなくなるのか? ~委員会の論点~

2025年06月06日 | 生活・教育
 6月議会に、三田市教育委員会から学校施設の目的外使用条例の改正議案が上程されました。これは、クラブ活動の地域移行に伴うもので、使用が可能となる施設の追加等が主な改正内容です。
 改正内容の
 1点目が、音楽教室、体育館、家庭科室などの特別教室以外の目的外使用は、これまで許可されていませんでしたが、柔道場、美術室などを校長判断で許可することで、地域クラブの活動を促進させるものです。
 2点目が、学校の使用時間を午前8時~午後10時までとしていたものが、午前7時から使えるとした改正です。
 3点目が、児童・生徒の健全育成をアルコールの害から守る為に「学校内での飲酒やその販売を禁止する」としたもの。であり、大きくはこの3点です。

 6月4日の福祉教育常任委員会では、この3点目の改正案に多くの議論が各委員から寄せられました。
 主な論点は、次のとおりです。
 ①地域の祭に目的外使用申請する際に「アルコールはNG」と言われていた経過が、この数年前から散見されている。現在2校しか認められていない。
 ②祭は、地域内の交流を図る意味で最も重要視されているが、飲酒は、コミュニケーションツールの一つである。
 ③これまで、学校長判断としていたものを地域特性も鑑みず、一律条例で規制することが、社会教育の観点からも正しい方向性なのか。
 ④教育委員会では、2年前から校長が(飲酒は可能)の判断をせずにほとんどの学校の祭で飲めなくしてきているが、「条例化のこと」などは、一切説明もなく、地域にとっては、寝耳に水状態である。また、今年の祭を学校を借りて実施する地域もあり、説明が果たせていないのではないか。

 これらの委員からの質問に対して教育委員会は、学校はあくまでも子供の教育現場であり、飲酒している姿が「安全管理上悪影響」を及ぼす。との説明であった。
 これについては、以下の委員側の反論を記しておきたい。
 ①祭で地域が学校施設を使用するのは、公園その他を借りて実施するよりも、学校グランドという物理的な状況からも管理がしやすく、学校は地域の核の施設としてこれまで利用されてきている。子どもたちの安全面では、抜群の立地である。「飲酒が安全管理上好ましくない。ので、飲酒するなら学校の外で祭をすればよい」という理屈は、防犯上隙間だらけの公園で祭りをすることになり、どちらが安全管理上好ましいのだろうか。
 ②災害時は、学校の体育館等に避難することになるが、長期の避難生活者に、体育館内の飲食禁止は当然として、校内全ての場所で飲酒できなくなる。この質問にも、「子どもらに飲酒している姿はみせたくはない。」との答弁だったが、被災者の心理状態を理解していないのではないかと感じた。
  避難者にタバコと同様、「校門を出たところで飲めばよいではないか。」とでも言うのだろうか。校内で指定された場所ではなく、敷地外で立ち飲みしている姿の方が、子ども達に悪影響を及ぼさないか。
 ③そもそも目的外使用許可とは、なんでしょうか。許可を降ろすのは、学校教育目的外で使用するからはないのでしょうか。運動会など教育目的での行事で飲酒(過去には運動会で飲んでいる大人もいましたが)することはありません。アルコールを提供するから学校教育目的外での使用許可を出さない。というのであれば、学校は地域の方々が行き交う施設ではなくなります。是非とも、地域にも寄り添う教育委員会であってほしいものです。

 この条例案については、6月4日の委員会で、即決せずに、19日に2回目の委員会を開き再審議することになりました。
 
 
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第14号のJ・repo ~ 住民自治と三田のお米特集~

2025年05月27日 | 幸せになるための政治
 3月に会派「市民とともに」を代表して質問に立たせていただきました。
 その内容から抜粋し、今回号(第14号)のJ・repoは、三田市が進める住民自治のあり方と効率小・中学校の学校給食に提供されている「三田米」について、紙面を大きく割き新聞折込で、本日5月27日の朝刊にウッディタウンとカルチャ―タウン、そして広野区域に入れさせていただきました。

 平成24年からまちづくり基本条例、その後協働のまちづくりを進めるとして、市は「まちづくり協議会」の設置を進め、住民自治を促進してきましたが、肝心の地域の課題解決に繋がっている事例はそんなに多くはありません。
 市に対し、その制度を見直す必要があるのではないか。と質問しました。
 市は、「住民自治はその創意工夫を重んじ、自主性に任せる」との答弁(市長)でしたが、自治会からの退会、PTAのあり方も変わる、民生児童委員のなり手不足、老人クラブの消滅など、住民自治のあり方を今考え直し、強化していかなければ、そのうち自治会も消滅してきます。
 自治会の代わりをまちづくり協議会が担えるのであれば、市が言う通りですが、果たして・・・・・。



 三田市では、学校給食のお米に三田産のお米を使っていますが、今年度3割の米が、三田産米から兵庫県産米に置き換わる事態を受け、市教育委員会は、市内の農業者と話をして、学校給食米を直接購入するなど、供給ルートの見直しと、併せて阪神間にないオーガニック米の推進ができないか。と質問しました。
 この答弁は、教育部長から頂きましたが、供給ルートは現状維持、オーガニック米の供給は、価格が一般のお米からすると高くなることもあり、JA等にお願いしている「環境創造米」以外のオーガニック米は、価格も含めて研究・検討対象としたい。とのお答えでした。
 田村市長は、今年度から中学校の学校給食を無料化にしました。保護者にすれば、非常に助かる「こども政策」に違いありませんが、一方で、食の安全・安心の政策(三田産米を供給していること。オーガニック米の供給)も三田市にとっては実現できる魅力ある政策ではないかと考えます。
 引き続き、会派としても市民の幸せのために市の市政を見つめてまいります。
 なお、J・repoの裏面に「千葉市木更津市」と記載しました。「正しくは、千葉県木更津市」です。このブログをお借りして訂正いたします。
 (J・repo第14号は、市内全域にお届けできていません。お読みいただける方は、 メール: junzo.higo1002@icloud.com まで ご連絡いただければ、郵送等をさせていただきます)
 
 
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米騒動落ち着くか~農業者が暮らせる支援を~

2025年05月27日 | 生活・教育
 小泉農水大臣が、就任してからというもの、備蓄米の放出を随意契約とし、市場に出回っている米価格を5キロブラムで2,000円までに誘導すると言う。
 家計にとっては、非常にありがたい話であるが、報道各社は、高値で取引されている高品質の米まで下がって来るのかを見極める必要があるとコメントしている。
 また、備蓄米を放出するとはいうものの、在庫には限りがあり、全国の米の価格が一時下がったとしてもその波及効果が見通せない。ともしている。
 政府では、米の減反政策から増産体制に転換したようであるが、そもそも、就農者が高齢化してきており、その後継者も不足、耕作放棄地がこれから増加してくる。
 この大きな課題解決なしには、「増産号令」をかけても、動き出す農家の方が不足していては、増産は長続きしないのではないかと思う。
 これまで、政府は、海外からの食料輸入にあまりにも依存し過ぎており、「食料自給率を高める」とは、お題目のようにしか聞こえてこなかった。真剣に国民が飢えることがないように国内生産を上げるための方策を議論してほしい。
 そのためには、大きな企業系の支援よりも、小さな農業者の支援、農業者が他で働かなくても農業だけで「飯」が食べられるような日本にしていく必要があるのではないだろうか。
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沖縄で・・・

2025年05月02日 | 生活・教育
 4月26日に姪の挙式と披露宴があった。
 場所は、沖縄県首里にあるダブルツリーbyヒルトン那覇首里ホテルで・・・。チャペルには、ご両家の親族や友人で満席、満席のチャペルは近年見たことがない。
 神父さんや友人らの前で愛を誓った二人。姪の両親は、3人の子どもがいるが、今回の結婚式は初めてである。胸によぎる思いはいかばかりか。父が、そっと涙をぬぐう。
 もう10年ほど前になるのだろうか、バージンロードを娘と腕を組み歩いた時の記憶がよみがえる。
 姪のオバー(私の妻の母)は、久米島の老人介護施設に数年前から入居している。最近、認知症が進み、昨日の出来事が思い出せない様子である。
 私の顔も「あんた誰ね?」と尋ねられ、「H子の夫だよ!」と答えると「そうだったね」と答えが返ってくる。妻とは、自分の娘との認識もあり、会話が続いているが、私との接触時間は余りにも短いのか、会話が弾まない。
 挙式、披露宴も無事終え、4月27日は、首里の義妹宅に宿泊することになった。義母も同じところに泊まった。
 28日の朝、義母から「あんた誰ね?」の質問。妻や義妹らのたわいもない会話が続いているが、突然義母が涙を流し始めた。
 会話の中で、知人の他界のことが告げられたものの、どれもこれも今初めて聞く内容(と母は思っている)何故、もっと早く知らせてくれないのか?
 娘二人から「以前にも話したよ」と告げられることで、どうやら頭が混乱したようである。わけのわからなくなった自分に涙が自然に流れてきたようだ。
 
 神戸新聞の5月1日朝刊に認知症になられた家族との向き合い方の特集記事があった。「大切なことは、現実を受け入れて楽しい時間をつくり出すこと」
 認知症の方は、「周囲の情報を上手く受け取れず、分析ができなくなっている。そのため不安を感じている」と・・。この不安が暴言などに繋がっていると・・。
 まさに義母の「涙」もその不安から来るものだったに違いない。本人を否定せず、寄り添う会話が必要になると思う。

 さて、28日は、あいにくの雨模様であったが、お昼ご飯は、義妹宅近くにある「首里そば」を妻と食べに行った。首里そばは。優しいカツオ出汁、蕎麦は手打ちの固麺。そして、煮つけを頼んだ。(写真)

 煮つけも出汁が染みて美味しかった。中国や韓国、ヨーロッパ系のお客さんも入店していた。

 食事後に大火災で本殿が消失した首里城へ妻と向かう。
 本殿は、現在建て替えがかなり進んでいる。来年には、完成見込とか。
 建屋で覆われた本殿建築現場に入場した。写真でご覧のとおり、首里城本殿の大屋根はかなり出来上がっている感じである。日本の技術が結集しているに違いない。

首里城の完成が待ち遠しい。完成したら妻とまた訪れたいと思う。
岐路に着く前の首里城から見た市内は、こんな感じである(雨模様で分かり難いですが・・・)

 新しい門出のお祝い、義母と過ごした時間。今回の数日間も思い出に残る旅となった。
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オオキンケイギク仁川上流部駆除活動

2025年04月22日 | 環境・都市計画
 4月21日(月)午前10時~約1時間30分。
 仁川上流部左岸の石垣や河川敷に育つオオキンケイギクの駆除を武庫川流域圏ネットワーク、兵庫県土木関係課、西宮市、一般市民の参加で実施しました。
 私は、武庫川流域圏ネットワークのメンバーとして参加しました。
 これまでの活動場所は、仁川の中流域右岸でしたが駆除活動の成果で、ほとんどオオキンケイギクの姿が見えなくなりました。
 しかし、仁川上流部では、石垣などに繁茂していて、武庫川流域圏ネットワークでの会議でも上流部の駆除が課題となっていました。
 今回は、総勢30名近くの方々と作業を開始、1時間と少しの時間で、100㌔を超す駆除ができました。
 その時の様子は、この画像のとおりです。



生垣に花が咲く前のオオキンケイギクが多く生息していました。

 すっかり、綺麗に駆除できた様子がお分かりになると思います。
 一人の力より、多くの力を立証しています。


 今年も三田市では、5月中に市民との協働で武庫川河川敷で駆除活動を展開する予定です。
 市民の皆さん。オオキンケイギクを正しく学ぶ駆除活動のイベントにご参加ください。
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恩師他界する

2025年04月02日 | 生活・教育
昨夜、高校時代の恩師であった三上裕先生が他界しました。(息子さんから連絡)
息子さんによると、今年に入り誤嚥性肺炎に罹り、入院していたとか。
認知症も患い、神戸ハッピーの家ろっけんで余生を過ごしていましたが、入院先からハッピーの家ろっけんで過ごし、家族に見守られながら息を引き取ったとのことです。
明日、3日の夜に通夜が営まれ、4日の午後に最後のお別れ会が同場所で開催されるとのことでした。
昨年、選挙1週間前に神戸ハッピーの家ろっけんでの映画上映会で先生と過ごした時が最後の時間となりました。
言葉ではなく、目を見開いた先生からは、「肥後ガンバレ!」と励まされた気がし、必ず4期目に当選する気持ちで選挙戦に突入しました。
先生には、50歳で三田市議会議員にチャレンジした無謀な生徒を全力で応援していただき、2期、3期、そして市長選挙にも熱いメッセージを有権者に投げかけてもらいました。
先生はいつも「頑張れ!」が口癖で、我が学友も随分先生には励まされたのではないかと思います。
先生の最期には立ち会えませんでしたが、「本当に出会ってくださり、ありがとうございました!」と感謝のお気持ちしかありません。
これからは、天国で私たち卒業生やその家族を見守ってくださってくれると信じています。
師の思い 応えて その意汲み取らん ~先生やすらかに~(合掌)
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99歳を地域の皆さんでお祝い!

2025年03月31日 | 幸せになるための政治
 2025(令和7)年3月31日(月)、地域で活躍中の葛下友和さんが、めでたく99歳の白寿を迎えられました。
 先日、27日は、葛下さんを囲んで、ウッディタウンイオン店でラジオ体操仲間の総勢18名が参加する食事会を開催しました。
 今朝は誕生日とあってラジオ体操終了後に記念撮影をしました。

 毎朝、本人は、自宅から15分ほどある駒ヶ谷運動公園にシルバーカーを押し(ほんの2年前までは、独歩)てラジオ体操会場に姿を見せてくれています。
 そんな葛下さんの年齢を超える方は、当然体操会場にはおりません。逆に葛下さんから皆さんが元気を頂いています。
 来年は、100歳!地域の方々は、「今年以上にお祝い会をやろう!」と既にお声が上がっています。
 葛下友和さん。本当におめでとうございます!
 
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人口減少化の住民自治を見直そう!

2025年02月16日 | 自治基本条例
このところ、人口減少化で起きうる(現に起こっている)住民自治に関係する研修に多く参加した。
人口減少、高齢化、少子化の話は今に始まったことではないが、東京一極集中を改善するために取ってきた「地方創生」がどうやら失敗に終わったことから次の手を打とうと模索し出している。
ソシオマネジメントを発刊している川北氏の「小規模多機能自治」の講義は、「重視すべきは、納得感のある住民自治を地方公共団体は進めるべき」との論点で、2040年の三田市の人口動態、人口構成に基づき、これまでの団体自治によるサービスは難しくなり、地域住民の手による住民サービスの模索を今、始めなければならない。と言う論点である。
また、大津市唐崎にあるでも同様な「人口減少化のまちづくり」について、議員研修で学ばせていただいた。

これまで三田市は、自治会の力が落ちてくることを見据えたように小学校区に「まちづくり協議会」を立ち上げてきているが、このまちづくり協議会のあり方が、どうもまちまちなのである。
そのまちの自主性に任せて立ち上げ、運営させているのは良いが、お金の使い方もばらばらで一貫性がない。
例えば、自治会の会館に事務所を構え、まちづくり協議会の事務を執行する人に対しての人件費支出は、まち協への助成金から支出が可能とし、その他イベントをするグループへの活動にも支出が可能であるとしている。市からは、お金を渡している立場もあり、お金の使途に関する疑問には対応するものの、事業内容については、実はお任せ(当たり前なのだが)であり、あまり口をは山ではいない。
しかし、私の目からみると人の交流を目的としたテーマごとの活動自体は、一生懸命実施されてはいるが、地域の課題解決のために使われているとは言い難いものもある。
また、地域によっては、自治会や他の団体との連携が全く取れていないものも散見される。

今のまちの課題は、高齢化による独居生活者の見守りをどうするのか。
PTA保護者の活動が落ちていることに対して、子どもの見守りをどうするのか。
自治会の加入率が下がり、それこそ地域の防災対策をどうするのか。など全て高齢化、人口減少に関わるものばかりである。
人口減少化のまちづくりは、自立した地域の自治、住民自治でなければもたなくなってくるのではないかと思う。
そのための施策を三田市は、早急に検討する必要が出てきている。
そのためには、
①住民自治を可能にする条例の検討 
②地域住民の構成組織のあり方の検討 
③地域活動に関する資金のあり方 etc
私的には、これまで共助をサポートしてきた自治会を中心にして組織の立て直しを行い、地域住民の幸福度や満足度を高めるために地域内で再度議論を進める必要があると感じている。

(間もなく建て替えのために閉店するフラワータウンイオン店)

昨日(2025年2月15日)に開催された「市長とはなそう。フラワータウンのまちづくり」の中でも地域の自治会役員から減りゆく自治会員、共助をどうするのかなど、悲鳴にも似た声を市長に訴えておられた。現行のまちづくり協議会では、今の自治会を救うことは出来ていないという現れである。
市長は、「今は発言できないが、共助のあり方等地域(住民自治)のあり方を検討中」とお答えになっていた。
真の住民自治を未来の三田のために市は覚悟を持って取り組んでほしいものである。
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