ハチメンドウ

面倒なこと、楽しいこと。

安心しろ、不幸は理不尽にやってくる。

2009年03月29日 | 教えて! goo
 不幸に会った被害者に自己責任を問う、これはあながち間違ったことではないが、どうにかできるものではない。

なぜ、レイプを許せないと思えない人がいるの?

つまり、リンク先の質問者が挙げたような人物像は、自己責任論を肥大化してしまった人間である。これは責任感の強い人は、自己中心的。で書いたことに通ずるように、「自己責任」の間違った認識である。

以前書いた記事と似たようなことを書くけれど、今回のケースでは被害者の自己責任なんてことは絶対にない。そもそも、これは想定外レベル、つまり不幸だからだ。もちろん、ある程度の「原因」を取り除く努力はしたほうがいい。しかし、それは自己責任とは別の話だ。リンク先のような人物像を持った人間が、自己責任だと言えるのは、不幸に対しての無力を知らないからである。つまり、あなたがレイプされないのは、たまたま運がよかったからである。別に自分がしっかりしているお陰ではない。

仮にそうじゃなかったとしても、被害者の自己責任だというのは間違っていると思う。もちろん、“一因”はあるかもしれない。ただ、言えてもその程度だ。それに、その一因は恐らくどうあがいても避けられない。つまりどうやっても責任は色々な人に付きまとうのだ。なので、被害者に責任がないと言えばそうではない。だが、不幸に出会ったときの責任は取れないのだ。だから、その責任で被害者が思い悩むことはないし、それを問う人間は愚の骨頂だと言っていい。

安心していい、不幸は理不尽にやってくる。そして、不幸の責任は取れない。つまり、どうしようもないことに他人が野次を飛ばすのは、やめたほうがいいということだ。

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