ハチメンドウ

面倒なこと、楽しいこと。

成功者達の本を読んでも成功しない理由。

2009年09月06日 | 教えて! goo
なぜなら、成功に起因する要素には確証がなく、それ以上に不確定要素が多大に起因している可能性があるからだ。

成功・失敗と人間性について

実のところ、成功者達はなぜ自分が成功したかを知らない。己が成功すると思う努力や方法を述べているに過ぎないのだ。人間性も、実力も、生まれや育ちも、成功するに到った要素なのか、確証を持つには明確な前提条件しかない。しかし、それらが前提条件である要素だとしても成功するわけではない。なぜなら、それ以上に不確定要素が多すぎるからだ。そして、それら不確定要素が欠けると成功することはないだろう。

良好な関係は努力の賜物でも、成功に起因する関係は偶然かもしれず、逆もまた然り。チャンスを得たのは実力でも、それを成功させたのは運かもしれない。どちらにしても、結局のところ「かもしれない」の域を出ない。なので努力が無駄だと言いたいわけではない。「成功に何が起因するなんて分からない」といいたいだけだ。

つまり、「成功者達の書いた本」は、「成功するための本」ではない。あくまで、「成功した一つの要因かもしれないことを挙げた本」なのだ。無論、それは失敗にもいえることだ。失敗の要因を失くすことが成功するために必要なものではないし、何が失敗に起因するかなんて正確には分からない。ただ、それら自己啓発の本は参考程度にはなると思う。