ハチメンドウ

面倒なこと、楽しいこと。

俺のゲーム人生(PS)

2010年08月14日 | Weblog

前回は数年越しにクリアできたゲームと未だクリアできていないスーファミのゲームを挙げたが、今回はプレステを挙げていこうと思う。プレステが我が家にあったのは、確か俺が小学校低学年ぐらいの頃だと記憶している。プレステは家族の中では特に父親が熱中しており、ソフトもほとんどが父の趣味で買ってきたものだ。そのせいか、自宅にあるプレステのソフトのほとんどが当時の俺にとって敷居の高いものだった。スーファミの頃よりは成長しているとはいえ、それでも当時クリアできたゲームは少ない。スーファミの頃は記憶も曖昧で、クリアできないのは自分の技量不足が原因だろうと思って遠慮気味に書いたが、今回からは少し批判点も盛り込んでいく。

まずは数年越しにクリアできたゲームから(挙げている順番は思い出した順で、他意はない)。

・サガフロンティア
サガシリーズの中では敷居が低い方らしいが、初めての俺からすれば充分高いと思う。このゲームの独特の仕様は普通にプレイしているだけでは気づかないものが多いし、自由度の高さも当時の「ゲームをクリアしたいだけ」の俺からすれば蛇足だった。結構、人気のゲームだし、なんだかんだいって面白かったから今さら批判するのもどうかと思うが、やっぱり不満点は色々とあった。俺がゲームをクリアできなかった最大の要因、それはシナリオの進め方が分からなかったから。これは俺の頭の悪さを加味しても断言できる、このゲームのシナリオ進行は不親切すぎる。自由度が高いのに、一部の主人公のシナリオを進めるのに次に何をすればいいのかがノーヒントなのは辛い。アセルス編とリュート編は攻略情報なしだと広大なマップを手探りで巡るしかない。サブイベントでのキャラクター成長は楽しいが、ある程度慣れてくるとどの主人公でもほとんど同じことをやっている感じになる。主人公が多いとはいえ、まとめてみるとRPGとしてはそこまでボリュームのある方ではないかもしれない(あくまでシナリオやイベントの数だけみると、だ)。いまでこそ攻略情報を得る手段があるからクリアできたが、今やってもやはりシナリオ進行の不親切さには不満がある。肝心のシナリオも主人公が多い分それぞれかなりあっさりしているようだが印象深くはあった。奥が深い戦闘のシステムと成長などのやりこみ部分は楽しいし、このゲームの最大の評価点はシリーズ通してそこなのだろう。

・アークザラッド1~3
1は問題なくクリアできたのだが、問題は2だった。最大の理由は後半での敵のレベルインフレ。レベル差によって攻撃が当たりづらくなるという仕様上(その仕様を知らなかったのも理由としてある)、こちらのレベルを上げる必要性があるのだが、普通に進めていれば追いつかない。戦いに出せるのは5人だけなのでメインを決めて育て上げればそこまで離されることはないかもしれないが、特定のダンジョンでは個別に分かれて探索することもあるので実際にはもっと複数鍛える必要がある。そうなると、必ずどこかでレベルを上げる必要があるのだが、システムの都合上そこまでテンポよくいかない。また、敵とのレベル差で手に入る経験値に差が出てしまう(それも知らなかったため余計に戦闘でダレる)ためそこまでテンポよくレベルを上げられないのでダレる。攻略情報を得てそのあたりの仕様に気づいたあとはヂーグベックを利用したり、アークザラッド1からやりなおしてキャラをしっかりと成長させてからコンバートしたりしてクリアすることができた。3はコンバートしてやりたかったため置いておいたのだが、2で手詰まったためこれまでやれなかったのが理由。こちらは最近クリアできた。ゲームバランスも2に比べればサブイベントをしっかりやればレベルで頭を悩ませることはなかった。アークザラッドは1のシナリオが短すぎることと、2のバランスがちょっと悪いことが気がかりだったが、やはりシナリオも含めて印象深かった(特にラストの展開)。3は個人的には前作のキャラ達をゲストでもいいので、もっと色々使えるようにして欲しかったかな。当時だと「?」だった部分もこの歳になると理解できるようになっていて成長したんだなと感慨深くなる(エルクの「うへぇ、ロリコンか」とか)。

・ゼノギアス
クリアできなかったのは、ギアで探索する特定のダンジョンが辛かったのが主な要因。バベルタワーやラストダンジョンで2度挫折。他には、このゲームの戦闘において、重要な部分を色々と見落としていたのも理由としてある。一つは、このゲームをRPGによくあるターン制だと勘違いしていたこと。実は素早さが高ければ場合によっては他のキャラを差し置いて複数回行動できるということに気づいたのは、リコが仲間になってからだった。他にもハイパーモードの仕様は一週目では存在すら知らなかった。一応、イベントでハイパーモードという言葉が出てくるのだが、詳しい仕様が分かるのは終盤の隠しダンジョンなため、それを見ていなかったら分からない。実はギア戦闘の際、よく見たら出力やハイパーモードの欄があったのだが、その項目を参考にする必要が今までなかったため全く気づかなかった(というか英語で書かれているため、当時の俺ではそれを見ていたとしても意味が分からなかっただろうが)。「システムイド」なる特殊装置でハイパーモードになれるため、このタイミングで気づいてもよかったかもしれないが、「システムイド」がハイパーモードだという説明もないため、俺は認識していなかった。結局ハイパーモードの存在すら気づかずクリアしてしまった。まあ、当時小学生の俺ではシナリオも理解できなかっただろうし、最近になってリベンジしたのは丁度よかったのかもしれない。ディスク2からのシナリオ進行のはしょり方が随分だったが、俺の人生の中でもかなり印象深いRPGの一つだ。

・せがれいじり
当時クリアできなかった主な理由は、理解できないネタが多かったこと(当時の俺は「せがれ」が何を隠喩しているか分からなかった)と、あたらしいモノを見つける条件がイマイチ分からなかったから。今となっては理解できるネタも多くなったが、理解できることと面白いことは必ずしも直結せず、いくつか面白いものはあってもほとんどは俺のツボにはまらずポカーンとするだけだった。モノを出すためには色々試してみるしかなく、結局後半以降は穴埋め作業みたいな感覚だった。ゲームとしてそこまで良好なものではないが、俺の記憶に今なお残っている色々と尖ったゲームなのは間違いない。

・R?MJ
映像に衝撃的なものが多くて覚えている。当時クリアできなかった理由は、単純に次に何をすればいいか分からなくて詰まってしまったから。リベンジした際の感想としては、ゲームオーバー後からのやり直しがとてつもなくダルい。ある程度まで進んでからの自動セーブなため、途中でゲームオーバーになってからだとそこからやり直す必要がある。基本的にムービーはスキップできないため、同じムービーを何度も見させられて辟易する。特に辛かったのは仲間二人がウイルスにやられてしまって抗生物質を投与するところ。正しい抗生物質を2連続当てなければ、なぜか主人公まで死んでしまうため難易度が高い。また、このイベントまでの過程が長い。主人公一人で研究所らしきところで抗生物質を手に入れるのだが、この時に着る必要のある宇宙服みたいもののせいで移動が通常より遅くてイライラする(しかもハアハアと息遣いが荒い)。移動中に仲間達側のイベントも挟まれるため余計に長く感じる。そして研究所の奥で情報を手に入れて、仲間のところに戻るのだ。そして、ここで選択をミスるとゲームオーバー、研究所単独潜入からやり直すことになる。一応、抗生物質が何の病気に効くかを知る術はあるのだが、必須イベントでもなく、そもそも仲間が何の病気かは初見ではまず分からないため大抵は2回以上はこれをやるハメになるだろうと思う。他にも、移動していると時おり仲間が意味もなく話しかけてきて進行を止められるのが邪魔くさい。ゲーム性ははっきり言ってダメダメだが、ムービーはかなり印象に残るものだった(特にラストで選択肢をミスった際のバッドエンドはかなり衝撃的)。

以上が数年越しにクリアできたPSのゲームだ。今のところ思い出せるのはコレぐらい。この当たりの歳から俺は、楽しむためには“前提”を要求するゲームがあることを知った。「サガフロンティア」は俺にとって不親切さが気になってそこまで評価の高いゲームではなかったのだが、攻略サイトである程度の基礎知識を手に入れてから数年越しにプレイしたらとても面白かった。ときどき、その前提が鼻につくゲームもあるが……。

さて、次は未だクリアできていないゲームを挙げていく。スーファミと違ってソフトはPS2やPS3でもできるので、時間が作れればいつかはリベンジするつもりだ。

・ファイナルファンタジー8
理由は記憶が曖昧で、はっきりとは自分でも分からないが、恐らくシステムのややこしさが最大の要因ではないかと思う。今やってもこのゲームのシステムをフル活用してプレイできるかは自信がない。やるとしたら攻略情報をフルに利用してプレイしないとやる気が起きないかも。

・ファイナルファンタジー9
ザコ戦がちょっと鬱陶しくてダレたのが原因だと思う。後は中盤あたりでなぜか詰まってしまったが、理由は思い出せない。システム自体はⅧに比べればシンプルなので、やるとしたら先にこちらをやると思う。最近クリア。

・ファイナルファンタジー タクティクス
ゲーム保管庫(といえるほど大層なものではないが)で漁っていたら出てきたゲーム。当時やっていた記憶が全くなく、両親がやっていた記憶もない、なぜ家にあるのか、いつ手に入れたのか謎。説明書が紛失していたため、システムなどをロクに理解できないままやったため、序盤で早速手詰まって断念。ジャンルや雰囲気があまり得意でも好みでもないため、やるかどうかは今のところ見送り。

・PALL
理由は……思い出せない。他のゲームで諦めた理由と大体同じだと思うが……。序盤が負けバトルばかりなのが印象的でそこだけ覚えている。内容はうろおぼえだが、拾われた犬が、謎の組織に連れ去られた主人を助けるために神に頼んで試練を受け、人間となって主人を助けるっていう感じのRPGだった気がする。いかんせん、リベンジ数や進んだ長さもこれまでの中で最下位なので記憶があやふや。これはファイナルファンタジー系統をクリアしたらやろうかと思う。

他にもあると思うが、今のところはコレぐらいしか思い出せない。この項目は近いうちにリベンジするつもりだ。次回は64あたりを挙げていく予定。気が向いたら、だけど。

追記:保管庫を漁っていたら、まだ結構な量のプレステソフトがあったので、追加記事を書く予定。現状はブログで書くほどではないのでツイッターに書いている(ブログに貼り付けたいんだけど有料のコンテンツ使わないと貼れないっぽくて癪なのでリンクで)。まとまったらブログで書く、かもしれない。