※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。
<土方七章>
とりあえず、<七章>になったので、バッドエンドではなかったようです。(o・ω・o)
しかし、龍之介、喉切られて良く無事だったな・・・。(;゜д゜)ゴクリ
上手い具合に、急所が外れていたのでしょう。
龍之介が目を覚ますと、見知らぬ小屋にいました。
芹沢のこと――。
喉を切られたこと――。
記憶を繋ぎ合せていると、山崎が戸を開けて入って来るのが見えました。
龍之介が目を覚ましたことを知ると、山崎が駆け寄ってきます。
「良かった・・・!一時は本当に、危ういところだったんだぞ」
・・・ううっ!
山崎が龍之介の看病をしてくれていたようです!(´;ω;`)ブワッ
そして、龍之介が倒れてからの事を説明してくれます。
芹沢は亡くなり、一緒にいたお梅も羅刹となった芹沢に襲われて亡くなったそうです。
・・・ええっ!
そうだったんだ!Σ(゜д゜lll)
そして、事件が起きた際に平間は逃げ出し、その後は行方不明だそうです。
・・・平間は史実通りなのですね。(´・ω・`)
龍之介にも優しくしてくれたいい人だったのに・・・。
龍之介はふと、芹沢が変若水を飲んだ理由を考えますが、芹沢亡き今は真相は永遠に闇の中なのでした。
芹沢の死は外部の人間による犯行ということで、世間に発表されたそうです。
龍之介の処遇も幹部達の間で意見が分かれたそうですが、山崎が龍之介は喉の怪我が原因で話すことは出来ず、龍之介の性格から新選組の秘密を外部に漏らすことはないと庇ったということです。
・・・や、山崎ー!(ToT)
山崎の意見が通り、龍之介が新選組から抜けることを、土方達が同意してくれたといいます。
・・・山崎は龍之介の恩人です。(/_;)
暫く龍之介は、静養することになります。
暮らしが不自由にならないようにと、山崎が色々と面倒を見てくれます。
その後、龍之介の喉を医者に診て貰いますが、二度と声が出ることはないだろうと宣告されます。
・・・まさかの展開です!Σ( ̄□ ̄)
それからも山崎は頻繁に龍之介の元を訪れては、食料や生活資金等を運んでくれます。
龍之介が、「いつも、手間をかけさせてすまないな」と感謝の意を紙に書いて表すと、
「・・・何、気にするな。大した手間じゃない」
と笑顔で答えてくれるのでした。
・・・山崎、ありがとうーっ!(ノД`;)・゜・
もう土方ルートじゃなくて、山崎ルートと呼んで良いんじゃ・・・。(ToT)
龍之介と土方なんて、仲良くなっていない気がするし。
元治元年、冬。
池田屋事件が起き、新選組の名が世に広く知られるようになっていました。
ある日、山崎が松本良順を連れて、龍之介の元にやって来ます。
龍之介の喉の傷を診て貰いますが、あっさりと「こりゃ、無理だな」と告げられてしまいます。
頼みの綱だった良順にも「治せない」と告げられ、山崎は肩を落としてしまいます。
すると、良順は龍之介に向かって問うてきます。
「・・・君は、これからどうやって生きていくのか、決めてるのかね」
龍之介が首を横に振ると、良順が告げてきます。
「じゃあ、しばらく私の仕事を手伝ってみんか。・・・武士とは正反対の、人の傷や病を治す仕事をしていれば見えてくるものもあるだろう」
龍之介は少しの間、考えると、紙に「よろしくお願いします」と書くのでした。
それから、龍之介は良順の元で医学の道を志すようになります。
・・・あの龍之介がっ!Σ(゜д゜lll)
人生って本当に何が起きるか分からないのね・・・!
良順から新選組の近況を聞く度に、龍之介は懐かしく感じながらも、彼等が既に手の届かない遠い存在になったことを思うのでした。
幕府の大政奉還後、幕軍と薩長連合軍との戦いが勃発します。
薩長軍の使う近代兵器の前に新選組は為す術もなく大阪城に撤退しますが、すぐに江戸へと向かうことになります。
龍之介と良順も彼等の治療の為に、一緒に江戸行きの船に乗り込みます。
良順が気を遣ってくれたこともあり、龍之介は土方達と会うことはありませんでした。
いつものよう龍之介が甲板で怪我人の治療をしていると、良順に呼ばれます。
「山崎君が、危ない。恐らくこれが、彼と話をする最後の機会になる」
・・・山崎ーっ!Σ(´Д`lll)
そうでした。
土方ルートの山崎は、江戸行きの船上で亡くなるのでした。(ノД`;)・゜・
「『誰か話をしたい相手はいるか?』と訊いたら・・・彼は、真っ先に君の名を挙げたんだ」
良順の言葉を聞いて、龍之介は覚悟を決めて山崎に会いに行きます。
船室に足を踏み入れると龍之介に気付いた山崎が、苦しそうに口を開きます。
「よかった・・・。来て・・・くれたんだな・・・」
山崎の傍に跪くと、龍之介は手を強く握ります。
山崎は最後迄、土方の勝利を信じていました。
「・・・頼む、井吹。同じ新選組の・・・いや、浪士組の一員だった者として・・・局長が、副長が・・・新選組が勝利するところを、見届けてくれるか・・・?この俺の、目となって・・・」
・・・だーっ!(ToT)
だ、駄目ーっ!
視界が涙で潤むよーっ!(ノД`;)・゜・
選択肢が表示されます。
「わかった」
「それはできない」
どう考えても、
「わかった」
でしょう!
龍之介が大きく頷くと、山崎は嬉しそうに目を細めます。
「君なら・・・絶対に・・・そう・・・言ってくれると、思っ・・・って・・・」
そして、言葉の途中で山崎の声が聞こえなくなります。
龍之介が握っている山崎の手からも、力が抜けます。
龍之介は声が出ない喉で、山崎の名を絶叫します。
そして、山崎の手を強く握ると、彼の目となって新選組の行く末を最後迄見届けることを誓うのでした。
その後、山崎の体は水葬されることが決まります。
更に良順から、井上も亡くなったことを聞きます。
龍之介は、かつての浪士組での生活を懐かしく思い返すのでした。
そこに、山崎の水葬を見届ける為、土方達が甲板に上がって来ます。
龍之介は急いで物陰に隠れます。
近藤が山崎に最後の挨拶をすると、山崎の体が海へ投げ込まれます。
隊士達の嗚咽の声を聞きながら、龍之介は山崎が新選組で成し遂げてきた功績を思い、誇りに思うのでした。
・・・うっうっ。(´;ω;`)
・・・って、あれ?
千鶴の姿が見えないけど?
船上で龍之介は、総司が労咳に掛かっていることを知ります。
恐らく、余命は一年程であろうと看立てるのでした。
江戸に到着すると、龍之介はその後も良順から新選組の現状を聞き続けます。
三月になり、新選組は【甲陽鎮撫隊】と名を変え甲府城へ向かいますが、手痛い敗北に終わります。
その後、左之助と新八は新選組を抜けます。
四月上旬。
近藤が新政府軍に投降し、捕縛されます。
四月二十五日。
近藤の処刑が決行されます。
龍之介は良順の好意に甘え、板橋の刑場へ向かいます。
龍之介が必死に近藤を見ていると、こちらに気付いたのか、一瞬驚いたような表情を浮かべます。
そして、龍之介に向けて、昔と変わらぬ優しい笑みを浮かべてくれます。
・・・ううっ!
新選組の皆の最後を見届ける土方ルートの龍之介が、物凄くツラいんですけどっ!?(ノД`;)・゜・
重いであろうと覚悟していた土方ルートですが、やっぱり重かった・・・!
近藤は龍之介に何かを告げます。
遠すぎて聞こえる筈のない近藤の声が、龍之介には聞こえた気がしました。
「――もう、疲れたよ」
・・・泣けるーっ!(ノД`;)・゜・゜・゜・
近藤は、龍之介があばら屋で療養していた頃に、こっそり訪ねてきてくれた事を思い出します。
その時、近藤が去り際に呟いた言葉がありました。
「結局・・・俺達が思い描いてた武士なんてものは・・・この世には存在しない、幻みたいなものだったのかも知れないな・・・」
龍之介の目の前で、近藤が最期の瞬間を迎えようとしていました。
溢れ出す涙と共に、龍之介は声にならない叫びを上げます。
やがて、介錯人の刀が大きく振り上げられると、近藤は処刑されるのでした。
その後、龍之介は良順と共に会津へ行き、怪我人の治療にあたります。
土方は宇都宮の戦で負傷して、療養中だという話を耳にします。
更に、斎藤が会津の母成峠で戦死したことを知るのでした。
・・・さ、斎藤ーーっ!(ノД`;)・゜・
九月二十二日。
会津藩が新政府軍に降伏すると、土方と旧幕府軍は新天地を求め、蝦夷へ向かいます。
しかし、良順は会津に残って怪我人の治療に専念すると龍之介に告げます。
龍之介は土方を追いたいと、一生懸命に良順に訴えます。
根負けした良順は、龍之介が蝦夷に向かうことを許してくれます。
土方を追って蝦夷に渡った龍之介は、兵に紛れて二股口の陣の片隅に在籍します。
龍之介は、ただの一兵として死ぬ覚悟を決めていました。
山崎との約束を果たす為、土方達を最後迄見届けようとしていました。
・・・何、龍之介のくせに・・・泣ける。(´;ω;`)ブワッ
土方ルートは、誰が何と言おうと、龍之介と山崎の友情ルートだと思います!
ある日、土方が兵達を労い、酒を振る舞います。
龍之介は慌てて物陰に隠れ、土方を見つめます。
・・・土方の隣に千鶴がいるっ!Σ( ̄□ ̄)
わー、わー。
何だか嬉しいな~。(*´д`*)
一人一人の兵に酒を注ぐ優しい表情の土方の姿が、龍之介には在りし日の近藤の姿と重なります。
龍之介は土方の姿を見ながら、近藤の言葉を思い出していました。
「自分達が夢見てた【武士】なんてのは、この世には存在しない幻みたいなものだったのかも知れない」
しかし、その理想が今の土方だと、龍之介は心の中で近藤に語り掛けます。
・・・いい話じゃないかーっ!(ノД`;)・゜・
すると、千鶴が龍之介の元へやって来て酒を注ぎます。
・・・おおっ!
主人公同士の邂逅ですか!(*゜∀゜)=3
龍之介は土方の意図を汲んで、飲めない酒を飲み干します。
不意に、千鶴が龍之介を呼びます。
何事かと龍之介が付いて行くと、土方が待っていました。
どうやら千鶴から龍之介のことを聞いたようで、もしやと思い声を掛けたと告げます。
緊張する龍之介に、土方はぽつりと呟きます。
「近頃、よく芹沢さんの夢を見るんだ」
そして、芹沢の命を絶った時のことを告げます。
「あの人は確かに、俺を見て笑ったような気がしたんだ。すごく満足そうな笑顔だった。あれは、まるで俺に殺されることを、望んででもいたみてえな――」
・・・ああっ!Σ( ̄□ ̄)
羅刹化した芹沢の心臓を貫いた時の土方は、芹沢が笑ったことに驚いていたのね!
そして、土方は星空を見上げながら告げます。
「・・・芹沢さんが亡くなってからも、俺は、片時もあの人のことを忘れたことはねえ」
龍之介は、確かに芹沢の存在が、今の土方を作ったのだと思うのでした。
「・・・おまえを呼んだのは他でもねえ」
不意に土方が龍之介に告げます。
「日野の佐藤家――俺の姉貴の所に、こいつを届けて欲しいんだ」
そう告げると、土方は龍之介に紙袋を渡してきます。
龍之介が紙袋を見つめていると、
「別に、大した物じゃねえよ。俺の髪と、前に撮った写真が入ってる」
それが意味する所を知り土方に突き返しますが、土方は刀を抜くと龍之介に向けて構えます。
「・・・どうしても命令に従えねえっていうんなら、今ここでてめえを斬り捨てる」
本気で龍之介を斬るつもりの土方を見て、龍之介は仕方なく紙袋を受け取ります。
そんな龍之介に、土方は微笑みを浮かべます。
「・・・心配すんなって、まだ死んだりはしねえよ。・・・死ねねえ理由ができたからな」
・・・千鶴のことですね!(*゜∀゜)=3
龍之介は土方の目に宿る力強い光を信じます。
そして、すぐにその場を離れ、走り出すのでした。
翌日、外国船に乗ることが出来た龍之介は、蝦夷を離れます。
明治二年五月十八日。
龍之介が日野を目指す道中、旧幕府軍が降伏したことを知ります。
「最後迄新選組を見届ける」
山崎との約束を果たせなかった事を、龍之介は悔いるのでした。
何とか日野の佐藤家へ土方から託された物を届け終えた龍之介は、多摩川を訪れます。
そして、近藤と土方の姿を思い浮かべながら、かつての浪士組に思いを馳せます。
龍之介は青空を見上げながら、彼等の姿を思います。
(きっと俺の道は、武士として歩むことじゃなく――最後の武士の生き様を、この目に焼き付けることだったんだろう)
龍之介は、心の内にいる土方に語り掛けるのでした。
(なあ、土方さん。俺、今なら言えるよ。これが俺の道だ、ってな――)
薄桜鬼 黎明録【PS2】 土方歳三ED MOVIE
「十六夜挿話が追加されました。」
・・・という訳で、ようやく土方ルートが終了しました!(´;ω;`)ブワッ
<土方七章>のプレイ時間は、2時間50分でした。
クリアした感想は、
・・・とにかく長かったです(笑)!
しかし、ラストが何か、『薄桜鬼』のノーマルエンド、もしくは『随想録』の「夢のおわり」を彷彿とさせる終わり方でした。(´・ω・`)
結局、山崎との約束が果たせず、
土方、本当に鬼だな・・・!щ(゜ロ゜щ)
とも思った、土方ルートでした。
ううっ・・・!
山崎との友情が・・・!(ノД`;)・゜・
しかし、土方ルートは「重いだろう」という覚悟はしていたのですが、まさかの長時間プレイの覚悟はしていなかったです!/(^o^)\
・・・で?
土方ルート、合計何時間だったの?(o・ω・o)
(・・・計算中・・・)
五周目&土方ルートのプレイ時間は、25時間50分でした。
・・・えっ!
マジっすかーっ!?
長すぎじゃないですか!?Σ(´Д`lll)
初回じゃないのに、25時間は掛かり過ぎでしょう!
・・・あれ?
そういえば、土方ルートの総司はどうなったの?
これから龍之介は知るのでしょうか。
更に言わせて貰うと、何か格好良く無理矢理終わらせられた感があるんだけど、これから龍之介はどうするの?
折角、良順の元で医学を学んでいたのに、非常に残念だと思いました。(´・ω・`)
土方ルートですっかり『黎明録』が終わった錯覚を覚えるけど、まだまだ続きます!(`・ω・´)
次回のプレイ感想からは、六周目に入ります!
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。
<土方七章>
とりあえず、<七章>になったので、バッドエンドではなかったようです。(o・ω・o)
しかし、龍之介、喉切られて良く無事だったな・・・。(;゜д゜)ゴクリ
上手い具合に、急所が外れていたのでしょう。
龍之介が目を覚ますと、見知らぬ小屋にいました。
芹沢のこと――。
喉を切られたこと――。
記憶を繋ぎ合せていると、山崎が戸を開けて入って来るのが見えました。
龍之介が目を覚ましたことを知ると、山崎が駆け寄ってきます。
「良かった・・・!一時は本当に、危ういところだったんだぞ」
・・・ううっ!
山崎が龍之介の看病をしてくれていたようです!(´;ω;`)ブワッ
そして、龍之介が倒れてからの事を説明してくれます。
芹沢は亡くなり、一緒にいたお梅も羅刹となった芹沢に襲われて亡くなったそうです。
・・・ええっ!
そうだったんだ!Σ(゜д゜lll)
そして、事件が起きた際に平間は逃げ出し、その後は行方不明だそうです。
・・・平間は史実通りなのですね。(´・ω・`)
龍之介にも優しくしてくれたいい人だったのに・・・。
龍之介はふと、芹沢が変若水を飲んだ理由を考えますが、芹沢亡き今は真相は永遠に闇の中なのでした。
芹沢の死は外部の人間による犯行ということで、世間に発表されたそうです。
龍之介の処遇も幹部達の間で意見が分かれたそうですが、山崎が龍之介は喉の怪我が原因で話すことは出来ず、龍之介の性格から新選組の秘密を外部に漏らすことはないと庇ったということです。
・・・や、山崎ー!(ToT)
山崎の意見が通り、龍之介が新選組から抜けることを、土方達が同意してくれたといいます。
・・・山崎は龍之介の恩人です。(/_;)
暫く龍之介は、静養することになります。
暮らしが不自由にならないようにと、山崎が色々と面倒を見てくれます。
その後、龍之介の喉を医者に診て貰いますが、二度と声が出ることはないだろうと宣告されます。
・・・まさかの展開です!Σ( ̄□ ̄)
それからも山崎は頻繁に龍之介の元を訪れては、食料や生活資金等を運んでくれます。
龍之介が、「いつも、手間をかけさせてすまないな」と感謝の意を紙に書いて表すと、
「・・・何、気にするな。大した手間じゃない」
と笑顔で答えてくれるのでした。
・・・山崎、ありがとうーっ!(ノД`;)・゜・
もう土方ルートじゃなくて、山崎ルートと呼んで良いんじゃ・・・。(ToT)
龍之介と土方なんて、仲良くなっていない気がするし。
元治元年、冬。
池田屋事件が起き、新選組の名が世に広く知られるようになっていました。
ある日、山崎が松本良順を連れて、龍之介の元にやって来ます。
龍之介の喉の傷を診て貰いますが、あっさりと「こりゃ、無理だな」と告げられてしまいます。
頼みの綱だった良順にも「治せない」と告げられ、山崎は肩を落としてしまいます。
すると、良順は龍之介に向かって問うてきます。
「・・・君は、これからどうやって生きていくのか、決めてるのかね」
龍之介が首を横に振ると、良順が告げてきます。
「じゃあ、しばらく私の仕事を手伝ってみんか。・・・武士とは正反対の、人の傷や病を治す仕事をしていれば見えてくるものもあるだろう」
龍之介は少しの間、考えると、紙に「よろしくお願いします」と書くのでした。
それから、龍之介は良順の元で医学の道を志すようになります。
・・・あの龍之介がっ!Σ(゜д゜lll)
人生って本当に何が起きるか分からないのね・・・!
良順から新選組の近況を聞く度に、龍之介は懐かしく感じながらも、彼等が既に手の届かない遠い存在になったことを思うのでした。
幕府の大政奉還後、幕軍と薩長連合軍との戦いが勃発します。
薩長軍の使う近代兵器の前に新選組は為す術もなく大阪城に撤退しますが、すぐに江戸へと向かうことになります。
龍之介と良順も彼等の治療の為に、一緒に江戸行きの船に乗り込みます。
良順が気を遣ってくれたこともあり、龍之介は土方達と会うことはありませんでした。
いつものよう龍之介が甲板で怪我人の治療をしていると、良順に呼ばれます。
「山崎君が、危ない。恐らくこれが、彼と話をする最後の機会になる」
・・・山崎ーっ!Σ(´Д`lll)
そうでした。
土方ルートの山崎は、江戸行きの船上で亡くなるのでした。(ノД`;)・゜・
「『誰か話をしたい相手はいるか?』と訊いたら・・・彼は、真っ先に君の名を挙げたんだ」
良順の言葉を聞いて、龍之介は覚悟を決めて山崎に会いに行きます。
船室に足を踏み入れると龍之介に気付いた山崎が、苦しそうに口を開きます。
「よかった・・・。来て・・・くれたんだな・・・」
山崎の傍に跪くと、龍之介は手を強く握ります。
山崎は最後迄、土方の勝利を信じていました。
「・・・頼む、井吹。同じ新選組の・・・いや、浪士組の一員だった者として・・・局長が、副長が・・・新選組が勝利するところを、見届けてくれるか・・・?この俺の、目となって・・・」
・・・だーっ!(ToT)
だ、駄目ーっ!
視界が涙で潤むよーっ!(ノД`;)・゜・
選択肢が表示されます。
「わかった」
「それはできない」
どう考えても、
「わかった」
でしょう!
龍之介が大きく頷くと、山崎は嬉しそうに目を細めます。
「君なら・・・絶対に・・・そう・・・言ってくれると、思っ・・・って・・・」
そして、言葉の途中で山崎の声が聞こえなくなります。
龍之介が握っている山崎の手からも、力が抜けます。
龍之介は声が出ない喉で、山崎の名を絶叫します。
そして、山崎の手を強く握ると、彼の目となって新選組の行く末を最後迄見届けることを誓うのでした。
その後、山崎の体は水葬されることが決まります。
更に良順から、井上も亡くなったことを聞きます。
龍之介は、かつての浪士組での生活を懐かしく思い返すのでした。
そこに、山崎の水葬を見届ける為、土方達が甲板に上がって来ます。
龍之介は急いで物陰に隠れます。
近藤が山崎に最後の挨拶をすると、山崎の体が海へ投げ込まれます。
隊士達の嗚咽の声を聞きながら、龍之介は山崎が新選組で成し遂げてきた功績を思い、誇りに思うのでした。
・・・うっうっ。(´;ω;`)
・・・って、あれ?
千鶴の姿が見えないけど?
船上で龍之介は、総司が労咳に掛かっていることを知ります。
恐らく、余命は一年程であろうと看立てるのでした。
江戸に到着すると、龍之介はその後も良順から新選組の現状を聞き続けます。
三月になり、新選組は【甲陽鎮撫隊】と名を変え甲府城へ向かいますが、手痛い敗北に終わります。
その後、左之助と新八は新選組を抜けます。
四月上旬。
近藤が新政府軍に投降し、捕縛されます。
四月二十五日。
近藤の処刑が決行されます。
龍之介は良順の好意に甘え、板橋の刑場へ向かいます。
龍之介が必死に近藤を見ていると、こちらに気付いたのか、一瞬驚いたような表情を浮かべます。
そして、龍之介に向けて、昔と変わらぬ優しい笑みを浮かべてくれます。
・・・ううっ!
新選組の皆の最後を見届ける土方ルートの龍之介が、物凄くツラいんですけどっ!?(ノД`;)・゜・
重いであろうと覚悟していた土方ルートですが、やっぱり重かった・・・!
近藤は龍之介に何かを告げます。
遠すぎて聞こえる筈のない近藤の声が、龍之介には聞こえた気がしました。
「――もう、疲れたよ」
・・・泣けるーっ!(ノД`;)・゜・゜・゜・
近藤は、龍之介があばら屋で療養していた頃に、こっそり訪ねてきてくれた事を思い出します。
その時、近藤が去り際に呟いた言葉がありました。
「結局・・・俺達が思い描いてた武士なんてものは・・・この世には存在しない、幻みたいなものだったのかも知れないな・・・」
龍之介の目の前で、近藤が最期の瞬間を迎えようとしていました。
溢れ出す涙と共に、龍之介は声にならない叫びを上げます。
やがて、介錯人の刀が大きく振り上げられると、近藤は処刑されるのでした。
その後、龍之介は良順と共に会津へ行き、怪我人の治療にあたります。
土方は宇都宮の戦で負傷して、療養中だという話を耳にします。
更に、斎藤が会津の母成峠で戦死したことを知るのでした。
・・・さ、斎藤ーーっ!(ノД`;)・゜・
九月二十二日。
会津藩が新政府軍に降伏すると、土方と旧幕府軍は新天地を求め、蝦夷へ向かいます。
しかし、良順は会津に残って怪我人の治療に専念すると龍之介に告げます。
龍之介は土方を追いたいと、一生懸命に良順に訴えます。
根負けした良順は、龍之介が蝦夷に向かうことを許してくれます。
土方を追って蝦夷に渡った龍之介は、兵に紛れて二股口の陣の片隅に在籍します。
龍之介は、ただの一兵として死ぬ覚悟を決めていました。
山崎との約束を果たす為、土方達を最後迄見届けようとしていました。
・・・何、龍之介のくせに・・・泣ける。(´;ω;`)ブワッ
土方ルートは、誰が何と言おうと、龍之介と山崎の友情ルートだと思います!
ある日、土方が兵達を労い、酒を振る舞います。
龍之介は慌てて物陰に隠れ、土方を見つめます。
・・・土方の隣に千鶴がいるっ!Σ( ̄□ ̄)
わー、わー。
何だか嬉しいな~。(*´д`*)
一人一人の兵に酒を注ぐ優しい表情の土方の姿が、龍之介には在りし日の近藤の姿と重なります。
龍之介は土方の姿を見ながら、近藤の言葉を思い出していました。
「自分達が夢見てた【武士】なんてのは、この世には存在しない幻みたいなものだったのかも知れない」
しかし、その理想が今の土方だと、龍之介は心の中で近藤に語り掛けます。
・・・いい話じゃないかーっ!(ノД`;)・゜・
すると、千鶴が龍之介の元へやって来て酒を注ぎます。
・・・おおっ!
主人公同士の邂逅ですか!(*゜∀゜)=3
龍之介は土方の意図を汲んで、飲めない酒を飲み干します。
不意に、千鶴が龍之介を呼びます。
何事かと龍之介が付いて行くと、土方が待っていました。
どうやら千鶴から龍之介のことを聞いたようで、もしやと思い声を掛けたと告げます。
緊張する龍之介に、土方はぽつりと呟きます。
「近頃、よく芹沢さんの夢を見るんだ」
そして、芹沢の命を絶った時のことを告げます。
「あの人は確かに、俺を見て笑ったような気がしたんだ。すごく満足そうな笑顔だった。あれは、まるで俺に殺されることを、望んででもいたみてえな――」
・・・ああっ!Σ( ̄□ ̄)
羅刹化した芹沢の心臓を貫いた時の土方は、芹沢が笑ったことに驚いていたのね!
そして、土方は星空を見上げながら告げます。
「・・・芹沢さんが亡くなってからも、俺は、片時もあの人のことを忘れたことはねえ」
龍之介は、確かに芹沢の存在が、今の土方を作ったのだと思うのでした。
「・・・おまえを呼んだのは他でもねえ」
不意に土方が龍之介に告げます。
「日野の佐藤家――俺の姉貴の所に、こいつを届けて欲しいんだ」
そう告げると、土方は龍之介に紙袋を渡してきます。
龍之介が紙袋を見つめていると、
「別に、大した物じゃねえよ。俺の髪と、前に撮った写真が入ってる」
それが意味する所を知り土方に突き返しますが、土方は刀を抜くと龍之介に向けて構えます。
「・・・どうしても命令に従えねえっていうんなら、今ここでてめえを斬り捨てる」
本気で龍之介を斬るつもりの土方を見て、龍之介は仕方なく紙袋を受け取ります。
そんな龍之介に、土方は微笑みを浮かべます。
「・・・心配すんなって、まだ死んだりはしねえよ。・・・死ねねえ理由ができたからな」
・・・千鶴のことですね!(*゜∀゜)=3
龍之介は土方の目に宿る力強い光を信じます。
そして、すぐにその場を離れ、走り出すのでした。
翌日、外国船に乗ることが出来た龍之介は、蝦夷を離れます。
明治二年五月十八日。
龍之介が日野を目指す道中、旧幕府軍が降伏したことを知ります。
「最後迄新選組を見届ける」
山崎との約束を果たせなかった事を、龍之介は悔いるのでした。
何とか日野の佐藤家へ土方から託された物を届け終えた龍之介は、多摩川を訪れます。
そして、近藤と土方の姿を思い浮かべながら、かつての浪士組に思いを馳せます。
龍之介は青空を見上げながら、彼等の姿を思います。
(きっと俺の道は、武士として歩むことじゃなく――最後の武士の生き様を、この目に焼き付けることだったんだろう)
龍之介は、心の内にいる土方に語り掛けるのでした。
(なあ、土方さん。俺、今なら言えるよ。これが俺の道だ、ってな――)
薄桜鬼 黎明録【PS2】 土方歳三ED MOVIE
「十六夜挿話が追加されました。」
・・・という訳で、ようやく土方ルートが終了しました!(´;ω;`)ブワッ
<土方七章>のプレイ時間は、2時間50分でした。
クリアした感想は、
・・・とにかく長かったです(笑)!
しかし、ラストが何か、『薄桜鬼』のノーマルエンド、もしくは『随想録』の「夢のおわり」を彷彿とさせる終わり方でした。(´・ω・`)
結局、山崎との約束が果たせず、
土方、本当に鬼だな・・・!щ(゜ロ゜щ)
とも思った、土方ルートでした。
ううっ・・・!
山崎との友情が・・・!(ノД`;)・゜・
しかし、土方ルートは「重いだろう」という覚悟はしていたのですが、まさかの長時間プレイの覚悟はしていなかったです!/(^o^)\
・・・で?
土方ルート、合計何時間だったの?(o・ω・o)
(・・・計算中・・・)
五周目&土方ルートのプレイ時間は、25時間50分でした。
・・・えっ!
マジっすかーっ!?
長すぎじゃないですか!?Σ(´Д`lll)
初回じゃないのに、25時間は掛かり過ぎでしょう!
・・・あれ?
そういえば、土方ルートの総司はどうなったの?
これから龍之介は知るのでしょうか。
更に言わせて貰うと、何か格好良く無理矢理終わらせられた感があるんだけど、これから龍之介はどうするの?
折角、良順の元で医学を学んでいたのに、非常に残念だと思いました。(´・ω・`)
土方ルートですっかり『黎明録』が終わった錯覚を覚えるけど、まだまだ続きます!(`・ω・´)
次回のプレイ感想からは、六周目に入ります!
土方ルートゎ長いけど…とても長いけどwすっごくいい話な気がします(´・ω・`)…そう思うのゎ私だけでしょうか?
近藤さん…本編でも思ったけど死に方が斬首って嫌なんですけどぉ(泣)山崎の死も悲しすぎて、もう何も言えないorzみんな死なないでッ。
土方と龍之介の再開!主人公同士の邂逅て…!!
何かいいなこういうの♪土方の頬笑みながら言うセリフも良いし。言われてみたい…(笑)
最後の背を向けている土方…かっこいいッッ!!薄く見える総司と近藤さん…くぅ!涙が出るぜ…
でも素敵…
さて少し長く書きこみたでしょうか…すみません(ホントに)でゎこのへんで~☆失礼します。
コメントありがとうございます。
>長時間プレイお疲れ様です!!
ありがとうございます!
こちらこそ、いつも長文のプレイ感想をご覧頂き、ありがとうございます!
>土方ルート・すっごくいい話
私もそう思います。
ラストの龍之介が少し可哀想ですが、『薄桜鬼 黎明録』の主軸となる物語だと思います。
>近藤
ひたすらに頑張ってきたのに、最期は
罪人扱いというのが哀しいですよね。
>山崎
水葬という弔い方が、余計に哀しく感じました。
>土方と龍之介の再開!
再会出来て良かったですよね!
千鶴の存在が土方を支え、死ねない理由になったのかと思うと、千鶴って本当に偉大だと思います。
>背を向けている土方・総司と近藤
やはり、土方を象徴する物は「背中」なのですね。
近藤と総司の透けた後姿も、儚い感じで泣けてきます。
土方ルートの中では、一番好きなスチルです!
煌めく水面と輝く地平線に向かっている土方が素敵です。
この話は、本編でも画面が見えなくなりましたが、今回は鼻も痛くなりました(笑)
龍之介は、土方が死んだと思っていますけど、実は生きてますよね!千鶴と!!
黎明録は、全体的に悲苦な感じですが…。十六夜挿話の千鶴と攻略キャラのいちゃつきぶりを期待しています(笑)
コメントありがとうございます。
返信が遅くなってしまい、大変申し訳ありませんでした!m(__)m
>ホントに長っ!
土方一人にだけ、<七章>が存在するのは驚きました(笑)。
流石、メインというか、製作者側も力を入れているんだなと痛感しました。
とにかく長く感じました・・・。
>お疲れ様でございます。
いつも、ありがとうございます。
お気を遣わせてしまい、申し訳ないです(笑)。
>山崎には泣かされた(涙)
山崎と約束するシーンには泣かされましたー!
最後の最後で約束が果たされなかったことが、哀しかったです。(/_;)
><何、龍之介のくせに>
はい、本当に。
ヘタレだった龍之介の成長に泣かされました(笑)。
コメントありがとうございます。
返信が遅くなってしまい、大変申し訳ありませんでした!m(__)m
>風邪気味
朝晩、寒いですからね・・・。
暖かくして栄養を取って下さい!
>山崎
本編の土方ルートも「これでもか!」というくらい哀しみの連続ですが、『黎明録』の山崎エピソードも哀しすぎますよね。
>土方が死んだと思っていますけど、実は生きてますよね!千鶴と!!
そう考えると、ラストシーンの龍之介が別の意味で哀しく思えてきます。(´・ω・`)
実は生きていて、千鶴といちゃいちゃしているんですよね。
>黎明録は、全体的に悲苦な感じ
確かに、重いですよね。
>十六夜挿話の千鶴と攻略キャラのいちゃつきぶりを期待
私も、ちー様と各キャラのエピローグを楽しみに、全クリ目指しました(笑)!
「十六夜挿話」はまとめて見たのですが、通常の「挿話」とは別に各キャラとのいちゃいちゃだけを集めた「十六夜挿話エピローグ編」を載せる予定です!
これから加工を頑張ります!