※ネタばれ感想になります。
途中にゲーム内画像が含まれていますので、未プレイの方はご注意下さい。
【お願い】
基本的にゲームに関しましては思ったままの感想を書き連ねていますので、十人十色、千差万別の感想の一つだと思ってご覧下さい。
<古橋旺一郎 深愛グッドED>
どうでも良い事ですが、プレイ前は「フルハシ」さんだと思ってました。
「コバシ オウイチロウ」さんです。
しかし、プレイしながらの感想メモは「フルハシ」で変換してました(笑)。
さて、公式の相関図ではヒロインの事を「生理的に嫌」と思っていた彼に、どのような心情の変化があったのかを注目していきたいと思います!

迷惑そうにしている旺一郎を巻き込んで、専属オフレンダに指名します。
旺一郎ルートに入ると、ヒロインを「生理的に嫌」と思っていた理由が「同族嫌悪」だったと明かしてくれます。
初めてヒロインを見た時、過去に囚われ周りにいる人間を誰も信用していない、自分と同じ人種である事が分かったと告げます。

…おおっ!
少しずつ旺一郎との距離が縮まっていってる!
ってか、憂い顔の旺一郎、格好良いです。(^p^)
旺一郎はかつてこの城に住み、双子の弟がいたと告白します。
…ええっー!
旺一郎も双子!?
当時は双子の弟の方が優秀で、居場所を失くしていた旺一郎は書斎で赤い匣を見付けます。
その匣からは不思議な声が聞こえ、孤独だった旺一郎はその匣に随分慰められたのだといいます。
やがて、匣の助言に従い始めると、双子の弟と並ぶ程に学問や武芸が伸び始めます。
ある日、跡継ぎを決める占いが贄捧堂で行われる事になり、関係者が集められます。
その時、旺一郎は赤い匣を開けてしまい、中に詰まっていたマリスが解放されてしまいます。
マリスによって旺一郎の家族や親族達は、凄惨な最期を迎えたのでした。
マリスの影響か、それから旺一郎は驚異的な回復能力を得る事になり、数世紀もの間、生き永らえてきたのだといいます。
旺一郎の本名は「柘榴」という意味を持つ名前だったと明かしてくれます。
…ええっー!
ヒロインと一緒の名前だなんて、これはもう運命じゃないですか!∑(*゜д゜*)
更に衝撃的な事実が発覚します。
スイートクラウンの正体は、贄捧堂で旺一郎と共に生き残った双子の弟だというのです。
…どええええーーーっ!!
このゲームの中で1番驚いた、ぶっちゃけトークだった!(○_○)
今はスイートクラウンに仕えているケイファも、かつては双子の王子の教育係でした。
…城の関係者も招待客と何らかの繋がりがあったという事実が、このゲーム、ちゃんとシナリオが考えられていて凄いなーと思いました。
ケイファが招待客達に話した<赤いドレスの女王様>の物語は、旺一郎と彼の弟が贄捧堂で生き延びた後、マリスの悪意に染まった旺一郎が実際に行った事で、話の中に登場した道化師は彼の双子の弟だったのでした。
…凄い。
まさかの本人でした。
予想してた旺一郎の正体は王の息子で、その魂の生まれ変わりかと思ってました。
4人のルート以外に真相ルートが存在するようですが、自分の中ではもう旺一郎ルートが真相ルートで良いよ…。( ´Д`)
ヒロインは旺一郎と彼の弟の過去を夢で見ます。
そこで、旺一郎の本名が「グラナダ」だと分かります。
…そうですよねー。
外人さんですよねー。
ちなみに、グラナダは柘榴で、弟の名前のロッサは薔薇という意味だそうです。
グラナダはスペイン語で、ロッサはイタリア語だと思うのですが、特に国は関係ないのでしょうか…。
クランとラズの正体も、グラナダが可愛がっていたウサギの魂でした。
…何で2体になっているんだろう?
その謎はこれから先で分かるのかしら。
ストーリーを進めて分かりました!
ウサギは兄弟でそれぞれ1羽ずつ、つまり2羽飼っていたのでした。
…ああっ!なるほど!
クランとラズは、その2羽の魂だったのね!
他キャラルートではただのマスコット的存在なのに、旺一郎ルートでは時にヒロインを励ましたりして存在が輝いてたわ~。
ケイファの提案で、旺一郎はマリスの力を使いヒロインの中に入って直接ロッサと話し合う事を選びます。
本音をぶつけ合い、兄弟は長い時を経てようやく仲直りします。
…う、うーん。
ヒロインの中で直接話すという展開は良いのですが、和解が早くね?
ヒロインがロッサを受け入れると、スイートクラウンはヒロインと1つになるのでした。
エンディング後は1年後になっていました。
招待を受けたヒロイン達は、1年ぶりに城で再会を果たします。
あれから城は現実世界に残り、ケイファやガート、クラン、ラズ、ネージュ達も消えずに存在していました。
贖罪の為に城に残る事を選んだ旺一郎とは手紙のやり取りはしていましたが、1年ぶりに顔を合わせる事になります。

古橋「君に逢えるのを、愉しみにしていた」

古橋「……どのタイミングだったら良かったんだ」
…赤くなってる旺一郎、可愛え~。
本編中はデレてくれなかったので、顔を赤くする旺一郎は貴重かも(笑)!
1年越しにようやく気持ちを伝え合い、2人は互いの弟の事を忘れずに生きていこうと誓い合います。
初々しい恋人同士のこれからの時間が始まるのでした。

…何この幸せいっぱいカップルの破壊力(笑)!
もう、旺一郎深愛グッドEDでこのゲーム終了でも良いくらい、ニヤニヤしまくりのハッピーエンドでした!_:(´///`」 ∠):_
…ん?
でも、旺一郎の驚異的な回復能力はなくなっていないのだから、これから先どうなるんだろう。
ヒロインもスイートクラウンと1つになった事で、旺一郎と同じ時間を生きる事が出来るのかしら。
<古橋旺一郎 歪愛グッドED>
玉座の間に旺一郎が駆け付けた時には既に遅く、ヒロインは完全なスイートクラウンとなっていました。
スイートクラウンは旺一郎にマリスを浴びせると、ヒロインと1つになります。
旺一郎はマリスの影響で血を求めるようになり、どうしても彼を失いたくないヒロインは彼の為に自分の血を与えるようになります。
――そうして赤いドレスの女王様は子供達をお茶会に招待し、彼等を菓子にして食べる事で力を得、その血を彼に与え続けるという終わりのない物語を綴る事になるのでした。
…歪愛グッドEDというより、バッドEDのような気もします。
まあ、歪んだ愛の形のEDですからね…。
深愛&歪愛グッドEDのプレイ時間は、約9時間でした。