夢のあと

sakuraと申します。ゲームのプレイ感想と読書感想を書いています。

「12時の鐘とシンデレラ~Halloween Wedding~」シリウスルート プレイ感想

2012年10月19日 | 12時の鐘とシンデレラ

※ネタばれ感想になります。
途中にスチルが含まれていますので、未プレイの方はご注意下さい。

【お願い】
基本的にゲームに関しましては思ったままの感想を書き連ねていますので、十人十色、千差万別の感想の一つだと思ってご覧下さい。

 

~シリウス~

フェザーに「理想の男性は?」と聞かれ、「尻に敷けるような人」を選択します(笑)。

・・・シリウスって、もしかしてドMなの?(;゜д゜)ゴクリ

オデットがいつものように家事をしていると、誰かが訪ねてきます。
お茶を飲む約束をしていたフェザーかと思い勢い良く玄関のドアを開けると、そこには見知らぬ長身の青年が立っていました。
彼はオデットを見ると、驚いたような表情をします。
暫く無言で立ち尽くしていましたが、突然オデットに抱き付いてきます。

『12時の鐘とシンデレラ』オデットに抱き付くシリウス画像



「・・・会えてよかったっ!無事だったんだな!」

固まるオデットでしたが、そこにフェザーが駆け付けて助けてくれます。
青年はシリウスと名乗り、オデットの母と友人だったと告げます。
オデットがまだオムツをしていた頃に、何度か会った事があると説明されます。
フェザーも誘って、3人で一緒にお茶を飲む事にします。
シリウスに詳細を尋ねると、母親がグラハムと結婚する前からの古い知り合いだと語ります。

・・・どうやらロイルートで少し触れられた、オデットの母親に起きた事を知っているようです。
結局、ロイルートでは明かされなかったので、シリウスルートで明らかになるのを待ちたいと思います!(`・ω・´)

オデットは若い頃の母、ルシアンナとそっくりだとシリウスは告げます。
その為、玄関でオデットを見た時に驚いた表情を見せたのでした。

・・・そうだったんだ。(´・ω・`)

グラハムが亡くなった事を聞いたシリウスは、オデットを心配して訪ねてきてくれたのでした。

それからシリウスは頻繁にオデットに会いに来てくれるようになります。
ある日、シリウスを夕飯に誘って、母と姉達と引き合わせる事になります。

『12時の鐘とシンデレラ』食卓を囲むオデット達画像



スカーレット家の豆スープの夕飯に何か思うところがあったのか、シリウスはたまにお肉を差し入れしてくれるようになります。

それから暫くして、オデットはシリウスの職業に疑問を抱き始めます。
尋ねても、何故か教えてくれません。

・・・およ?
他ルートだと結構気軽に魔法使いだと明かしていたと思うのですが、メインルートだとオデットに知られたくないのかなー。

ある日、オデットがいつものように街へ買い物に出掛けると、道中で突然の雨に降られ、ずぶ濡れになってしまいます。
店先で雨宿りをしていると、偶然シリウスと会います。

『12時の鐘とシンデレラ』雨の中で会うシリウスとオデット画像



すっかり雨で冷え切ったオデットを心配したシリウスが、自分の店に連れて行ってくれます。
そして、タオルで濡れた髪の毛や服を軽く拭いてから短く何事かを呟くと、次の瞬間、濡れた服は一瞬にして乾いていました。
オデットが追求すると、シリウスはようやく自分が魔法使いである事を打ち明けてくれます。
そして、基本的には魔法使いである事は隠しておく決まりがあると告げるのでした。

・・・え。
他ルートでは、結構軽く正体を明かしてくれた・・・よね?( ̄▽ ̄)

オデットが、何故ここ迄自分に親切にしてくれるのかと尋ねると、シリウスにとってルシアンナは特別な存在だったようで、オデットはその娘だから同じように特別だと告げてくれます。
シリウスが自分に母を重ねて見ているのではないかと思うと、オデットは胸が痛むのを感じるのでした。

・・・オデットもモノローグで語っているけど、シリウスはルシアンナの事が好きだったのかなー。
そして、オデットがルシアンナに似ているから重ねて見ているのかなー。
自分は違うと思いたい・・・!

シリウスと一緒にオデットが住んでいた屋敷へ向かいながら、思い切ってルシアンナとの関係を尋ねます。

「・・・ねえ。ちょっと、聞いてもいい?」
「ん?何をだ?」
「・・・母さんと、あなたの事」
「・・・・・・。・・・別に構わないよ。まあ、おそらく・・・、君が期待しているような話ではないと思うが」
「そうなの?泥沼とか修羅場とかそういう事ではないのね?」
「そっちか」

・・・この時の会話が面白すぎ(笑)!(≧∇≦)ノ彡☆バンバン

シリウスの昔話によると、ルシアンナがまだ子供の頃に出会ったそうです。
ルシアンナが年頃になってグラハムとの結婚が決まった時に、シリウスは彼女への特別な気持ちを自覚したのだといいます。
しかし、オデットにとって幸いな事に、ルシアンナにとってのシリウスは「魔法使いのお兄さん」でしかなかったようです。
そして、シリウスはオデットの祖先だと衝撃の告白をします。
正確にはシリウスの妹がオデットの祖先であり、彼は未婚のままのようです。
シリウスは嬉しそうに「親戚のようなもの」と告げてくれます。

・・・何代も前という事は、シリウスはかなりの歳月を生きているのね。
2~3代前の世代だったら、そう告げるだろうし。

屋敷に着くと、シリウスは庭の片隅に植えられた薔薇の木をオデットに見せてくれます。
その薔薇の木はオデットが生まれた時に、シリウスが記念として植えたものでした。
屋敷を手放した理由を聞くと、スカーレット家を気に掛けていたシリウスの耳にもグラハムの事業が大失敗したという情報は入ってこなかったと驚きながらも告げられます。

シリウスと一緒にグラハムの墓参りをします。
魔法でオデットを助けられるというシリウスの申し出を、オデットは頑なに断ります。
魔法には代償が必要となりますが、その代償をシリウスが肩代わりするというのです。
シリウスにそんな事はさせられないと、オデットは彼に願い事を告げるのを躊躇ったのでした。

それからシリウスは、オデットの前に姿を現さなくなりました。

その後、舞踏会の話が舞い込んできます。

オデットは覚悟を決めて、シリウスの店を訪ねます。
すると、空になった酒瓶と一緒に、シリウスが床に倒れていました。
オデットが慌ててシリウスを抱き起こすと、ルシアンナと間違えたシリウスは、
「君に続いて、君の娘まで好きになってしまった」
と呟くのでした。

『12時の鐘とシンデレラ』オデットに膝枕されるシリウス画像



・・・マ・ジ・で・す・か!?Σ( ̄□ ̄)

幼いオデットを見たシリウスは、将来彼女に恋をすると確信したそうです。

・・・(´∀`)ニヤニヤ。
って、それって赤ちゃんに一目惚れって事ですか!?Σ(゜Д゜≡゜Д゜)

そして、魔法使いを輩出した家系は、いずれその血筋が途絶える事が決まっているのだと告げます。
それが不可能を可能にする魔法使いに課せられた宿命だという事です。

・・・という事は、シリウスが魔法使いになるって知った家族達は必死に止めたのだろうと思います。
もしかしたら、実家から勘当された・・・とか?
それで妹だけは賛成してくれて、妹の子孫を見守ってきたとか?
それとも単に、家を出てから暫くして両親は他界し、身内が妹だけになったのでその子孫をずっと見守ってきたとか?
何にせよ、人の良さそうなシリウスからは想像出来ないけど、ずっと孤独だったって事ですよね。(´・ω・`)

目の前にいるのが現実のオデットだと気付いたシリウスは盛大に慌てます。
オデットに詰め寄られ、とうとうオデットの事が好きだと告白します。
実は、ルシアンナを忘れる為にこの街を離れたのではなく、オデットを好きにならない為に異国へ逃げたのだと辛そうに打ち明けます。
スカーレット家の復興の協力を断られた事でオデットに振られたのだと勘違いし、まともに食事もせず自暴自棄になってしまったようです。
オデットが食事を作ってくれた事で、とりあえず嫌われてはいないようだと安心したシリウスはいつもの彼に戻ってくれます。
その後、オデットは舞踏会の事を相談して、魔法使いとして協力をお願いします。
彼の事が好きだと自覚したオデットは、心の何処かで止めて欲しいと願っていた自分に気付きます。
しかし、シリウスは止める所かオデットの計画に賛同してくれます。
オデットは八つ当たり半分で、対価としてシリウスの唇にキスをします。

『12時の鐘とシンデレラシリウスにキスするオデット画像



シリウスは驚きながらも、
「・・・充分すぎる」
と答えてくれます。

・・・何やってんの、この2人。
というか、いい歳したシリウスが、何やってんの!┐(´д`)┌

舞踏会当日。
シリウスとグラスの協力で無事に準備が整ったオデットは、ロイの用意したカボチャの馬車で王城へ向かいます。
王子とダンスをしていると、突然、会場内が闇に包まれます。
驚くオデットでしたが、気が付くとシリウスの腕に抱えられていました。
レイナルドから逃げる為にシリウスはバルコニーから箒に跨がると、オデットを連れて脱出します。

『12時の鐘とシンデレラ』箒に乗ったシリウスとオデット画像



・・・メ・ル・ヘ・ン・だ!\(^o^)/
同じバルコニーからの脱出だったら、ギルバートの超人離れした脱走劇より、こちらの方が夢があって良いなー。

無事にレイナルドの攻撃から逃れた2人は、シリウスの店へと帰ってきます。
12時の鐘が鳴り響くと、オデットの姿は元に戻ってしまいます。
邪魔をしたシリウスを責めると、どうやら「王子をたぶらかす作戦」が失敗する前提で協力してくれていた事を明かします。

・・・ああ、だから特に反対はせずに協力してくれていたのね。
もしかしたら、オデットが舞踏会を楽しんでくれたら良いという気持ちの方が大きかったのかも。

シリウスが好きだとオデットも告白すると、そのままベッドに押し倒されます。

『12時の鐘とシンデレラ』ベッドに押し倒されるオデット画像



・・・大人展開、キタ━(・∀・)━!!
ほほう。
ロイルート意外は、やっぱりこの展開なのね!

翌朝、シリウスにアパートの玄関先迄送って貰います。
オデットが家の中に入ると、母と姉達が待ち受けていました。

・・・あれ。
他キャラルートと違って、家族とは会っていかないのね。

そして、シリウスの使いだというコウモリを介して、
「王族でも貴族でもないですが、お嬢さんは自分にください」
という連絡を貰ったと告げます。
シリウスは既に家族から婚約者扱いを受けていました。

・・・ヘタレな割には、いや、ヘタレだからこそ、家族から攻めたかっ!щ(゜ロ゜щ)

その後、スカーレット家の財産を横領していた弁護士が捕まり、オデット達は無事に屋敷へと戻る事になります。
城での手続きを終えたオデットは、シリウスと一緒に買い物をしようと街へ向かいます。
街中で偶然、ロイと出会います。

『12時の鐘とシンデレラ』街中で会うロイとシリウス画像



オデットと仲良く話すロイに、シリウスは油断ならない目つきで睨み続けます。
どうやら、2人は互いを見知っているようでした。
去り際にロイから、オデットが城に忘れたガラスの靴を渡されます。
オデットが驚いてロイの姿を探すと、その隣にはレイナルドがいました。

『12時の鐘とシンデレラ』ロイの隣に立つレイナルド画像



・・・おお!
ロイとレイナルドのツーショットのスチルなんて、シリウスルートで初めて見られるのでないですか!?(*゜∀゜)=3

オデット達は元の屋敷へと移り住みます。
その後もオデットはシリウスの店に通っていました。
ある日、シリウスからプロポーズされます。
魔法使いは長寿で歳もとりませんが、ただの人間であるオデットは確実に歳をとってシリウスより先に死んでしまうのが分かっているだけに、プロポーズに素直に頷けませんでした。

「これから先、ずっと。君を想って泣く人生がほしい」

・・・ちょっ!
なんて、ドMなプロポーズなのー!Σ( ̄□ ̄)

オデットはプロポーズを受ける代わりに、シリウスとの子供が欲しいと願います。
数十年後に自分がいなくなった後も彼に泣く人生だけでなく、笑える人生も与えてあげたいと思ったのでした。

『12時の鐘とシンデレラ』ベッドの上で笑うオデットとシリウス画像



シリウスは驚きますが、オデットの願いを叶えてあげたいと頷いてくれます。

・・・オデット、ええ子じゃないかー!(ToT)

シリウスは一族の血脈が絶える事を恐れていたけど、血筋なんて自分の子で絶えるかもしれないし、その先も続くかもしれない。
オデットの言う通り、そんなの誰にも分からない事だと思います。
シリウスを呪縛から解いてあげたいと思うオデットは、やっぱりいい子だと思いました。
子供がいればオデットがいなくなった後も、「2人の子孫を見守る」という生きていく使命をシリウスに与える事が出来るもんね!

・・・結局、ルシアンナの身に起こった事って、グラハム以外の男性と駆け落ちしようとして、身代金欲しさにオデットを狂言誘拐したという事なんですよね。(´・ω・`)
って、そもそも何で駆け落ちしようとしたの?
仕事ばかりのグラハムに寂しくなって、他の男と浮気したとか?
それで、その後の2人はどうなったんだろう。
オデットは無事に屋敷に帰されたんだろうけど、ルシアンナは男からオデットを守ろうとして、その時に亡くなったのかしら。
シリウスルートを最後迄プレイすれば全ての謎が解けるのかと思ったのですが、その辺りの詳細は残念ながら明かされませんでした。

シリウスルートのプレイ時間は、5時間40分でした。


<総評>

コンプ後の感想です。
※あくまで私個人の感想です。

キャラについてや萌えるシーンなどの良い部分は各キャラルートの感想であげましたが、全ルートを通してテンプレ化したシナリオが残念でした。
シンデレラの童話に基づいた共通シナリオが存在するのは全く問題ないのですが、キャラ(声優さん)が違うだけで同じような台詞が使い回されているのだけは残念としかいいようがありませんでした・・・。
主に、攻略キャラと一緒の屋敷でのシーンと、お墓参りもしくは丘の上でのシーンです。
攻略キャラが必ず「自分なら何とか出来るかもしれない」と告げるのに対して、オデットの返答でEDが分岐するパターンは流石に5周していたら飽きてきました・・・。(´д`)

各キャラと仲良くなっていく展開は、それぞれ違っていて楽しめました!
キャラの個性が強くて面白かったです。

スチルの枚数が多いのは感動しました!
恐らく、オトメイト作品なら立ち絵で済ませるであろう何気ないシーン迄も、スチルを表示してくれる仕様は嬉しかったです!
差分も含め、あまりにもスチルの枚数が多かったので、ほんの一部のスチルだけを載せました。
気になる方は、是非プレイされる事をお勧めします!
ただ、何枚か残念なスチルもあったのが気になりました。

以上で「12時の鐘とシンデレラ」のプレイは終了です。
総プレイ時間約31時間、プレイ期間は約2週間でした。



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