我家のワン達~サクムク日記

さくらとムックンの日記です

忘れられないワンコ

2007-03-09 23:48:26 | かなし・さみし
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或る千葉わんのイベントでワンコの話をしていた時、モグママさまが笑顔で仰いました。
「私は30分も一緒にいたら、例え初めて会ったワンコでも別れる時には後ろ髪を引かれる思いだわ。とても寂しい。」
これはムク父も同じ。
どのワンコが最も記憶に残っているか・・・なんて分かりませんが、一緒に暮らしたワンコを除けば、例えば、あみちゃん(マイちゃんとなりました)は想い出のワンコさんです。
今は三重県桑名市で大切に育てられ、楽しい生活を送っていると思いますが、避妊手術の当日、初めて会ったあみちゃんは術後の痛みを覚えたのかもしれませんが、とても不安な眼差しが印象的でした。
里親募集に使う画像を求められていましたから撮影は行いましたが、表情を見て、画像の提供は勝手に控えてしまいました。
こんな表情でした。


そんなあみちゃんを預かりさまのお宅に送り届けたとき、先住犬として生活していたワンコが“ こはくちゃん ” と “ ひなこちゃん ” でした(日記を公開なさっておられます。こちらです)
避妊手術後のあみちゃんに少しだけ心配な体調を懸念なされた預かりさまの申し出で、手術を担当なさった獣医師の病院で再検査を受けた時、たまたまムク父があみちゃんの送迎を担当して、この時にもこはくちゃんとひなこちゃんに少しだけ会うことが出来ました。

あみちゃんは幸せな旅立ちが叶い、預かりさまもほっとなさったと思いますが、ご一家の家族として10年近くも生活を共にしていたこはくちゃんが血管肉腫と診断され、脾臓を摘出し、肝臓にも一つ腫瘍がみられたそうです。
昨年、12月31日付の日記によりますと、緊急手術で一応の生命維持はなされましたが、余命を告げられる状況だったようです。
今日のこはくちゃんは日記に載せられています。

二度会っただけですが、こはくちゃんとひなこちゃんも忘れられないワンコさんとなりました。
元気な姿を見て楽しく思えたのに、こんなことになってしまいました。
でも、こはくちゃんはたおやかに、たのしい犬生を営むことが叶ったと思っています。
それは、こはくちゃんを想う母さまの一文字一文字を追えば分かります。

こはくちゃん、あなたは別れなど望んではいなかったのに、別れを告げなければならない運命に追いやられてしまいました。
ご家族の皆さまやひなこちゃん、こはくちゃんのファンは、あなたに残された時間を静かに追い、あなたを想うばかりです。
どうぞ、旅立つその日まで心置きなく父さまや母さまを、自分だけの父・母として独り占めして下さい。

母さまは寒桜を愛でてこはくちゃんに届けていらっしゃいます。
関東では少し冷え込む地域のお家ですから、華やかな桜が咲き誇るにはもう少しの時間が必要です。
出来るなら、その時まで、こはくちゃんがご一家と過ごすことが叶いますように。

知り得たワンコとの別れは本当に切なく、悲しいものです。
寂しく思い、こはくさんやひなこちゃんの日記を読み返していたら、旅人に贈る言葉として “ 一路平安 ” という言葉が浮かびました。

フィラリア予防薬

2007-03-09 06:50:24 | できごと・お話し
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ここ10年間は暖冬傾向が続いており、地球温暖化の影響が顕著となってきた・・・と気象の専門家の発言を聞きました。
二酸化炭素削減は待ったなしの状況ですが、おかげでワンコのフィラリア予防薬の投与開始をいつにしようかと考え始めました。

我が家は昨年まで4月中旬に投与を始め、正確に5週間サイクルで投与を続け、最終は12月上旬~中旬と決めていました。
実は、今年は5月中旬に投与を始めようかと思ったのですが、先週(3月3日)土曜日に信州のドッグランに行き、海抜800mを超える山の中にも拘わらず、蚊が飛び交っていたのに驚き、4月末頃からの投与に戻そうかと考え始めました。

HDUの積算値を参考にしているつもりですが、この数値も目安ですから、最終的には人間の判断ですね(我が家は、行動範囲を考え、静岡県の値を参考にしています。ところで、静岡県島田市の渡辺動物病院さまがこちらに参考となるデータを載せていらっしゃいます。感染可能期間が拡がっているらしいです!)。
最近10年のHDU積算値による数値を確認すると1998年はとても気温が高かったようで、例えば鹿児島は4月19日がフィラリア感染可能日で、同年の東京が5月5日、埼玉県が5月7日、長野県が5月17日でした。
昨年の東京は5月21日で埼玉県は5月23日、長野県は6月8日でした。
超暖冬の今年は、1998年の記録を更新するかもですね。

感染を正確に予測することは困難ですし、犬フィラリア感染症に感染させないことが第一の目的ですから、多少は早めの投与開始でもよいかな~と考えています。
早いと言っても、1回分の投与を行うか否かの違いだけです。
経済的には、我が家の2頭のワンコ達に年間で約1800円を追加投資するか否かだけですが、私は投資します。

我が家のさくらとムックンは正確に5週(35日)周期に投与していますが、よく「一ヶ月毎ではないのですか?」と聞かれます。
一々述べませんが獣医師に聞き、公表されている実験(観察)データを点検して決めました。
少なくとも今年6歳となったさくらはフィラリアに感染していませんし、我が家に迎えて5年目のムックンも何ともありません。
これは薬代を節約したいと云うよりも、確実に感染症の予防が可能なら、なるべく少ない薬で済ませたいからです。
結局、フィラリア予防薬は殺虫剤だと云う認識があります(ノミ・ダニ予防薬も同じですね)。
より安全な、一年間有効な注射や予防薬が早く開発されるとよいのですが。

我が家ではチュアブル(お菓子)タイプのフィラリア予防薬を用いています。


理由はムックンです。
ムックンはどんなものでも、初めて口にする物はとても警戒して、場合によっては吐き出します。
パンやチーズに包んでも口から器用に「ペッ」と吐き出します。
そこで仕方なくチュアブルタイプにしています。
これはとても美味しいらしく、食べることに慎重なムックンでさえ一咬みしたらゴックンです。
さくらなんかヨダレものです。
でも、気を付けることがあります。
いくらチュアブルタイプは安心でも確実でないことは存在します。
例えば、下痢気味の場合などには吸収率が落ちるようですから気を付けた方が良さそうです。
なので、我が家の行動パターンを考え、ワンコ達が一番落ち着いているであろう木曜日に投与しています。
今月のカイは22日・木曜日に投与します。

ところで、カイは正確に4週(28日)周期に投与しています。
理由はフィラリア感染症の抗体反応が(+)だからです。
それに、チュアブルタイプのフィラリア予防薬は適正量の連続投与により、フィラリア成虫に対する減虫効果があると、米国の学会ではレポートも発表されているようです。
ただし、100%の減虫効果は期待できず、効果は連続投与16ヶ月間で、感染症の犬で約60%の減虫の実積が確認できたようです。
もし、カイにも有効なら、来年の春から夏頃に改めて検査を行います。
考えてみると、さくらとムックンは年間に7回の投薬で済むのですが、カイは13回の投与となります。
可哀想ですが早く抗体反応が(-)となりますように。

さて、あるブログに主張があり、要するに、このチュアブルタイプは食付きを好くするためにフレーバーが用いられており、このフレーバーは有害な添加物なので利用しないように、とありました。
どの程度有害なのかも分からず、科学的な根拠も示されていません。
私は気にしていませんが、このような意見の方もいらっしゃると云うことです。
流行の言葉ではありませんが、“ 自己責任 ” でお考え下さい。