我家のワン達~サクムク日記

さくらとムックンの日記です

なかなか縮まらないカイとさくらの距離

2006-10-03 06:52:14 | 預かりワンコ
カイとさくらの距離が徐々に狭まっていたことに安心していたのですが日曜日の夜、カイがさくらの首に噛み付きました。
我が家に来て4度目です。
いつもカイが使っている平形のベッドにさくらが近付き、ベッドの端の匂いを嗅いだ瞬間でした。
牙がさくらの首筋に食い込む寸前でカイの首輪を掴み、ムク父が持ち上げたので何事もなかったのですが、分かりません。
さくらがカイのベッドの匂いを嗅ぐことが、カイの機嫌を損ねたのでしょうか。



カイの首輪を持ち、瞳を睨みながら大きな声で「ダメッ」と叱りますと、お坐りしたカイはブルブルと震え、萎縮した眼差しをムク父に向けています。
動機は分かりませんが、怖がっているカイの眼差しは分かります。
もう少し様子を見てゆくしかないのでしょうか。

ゆきえは「カイはさくらを格下とみていて、バカにしているのだと思う。さくらはカイに何もしていないのに・・・」と言います。

カイは調子に乗ってしまう傾向があるのでしょうか。
今までの生活環境が、或いは犬社会での出来事が影響しているのでしょうか。
それとも、さくらの何が気に入らないのでしょうか。

ただ、依然として、カイは何かを怖がっている気配があります。
何なのかは判りません。
異常とも思えるほどに傘を怖がり、化繊の擦れ合う音を怖がり、花火の音にも大きく反応します。
朝、一番に「おはよう」と言ってカイの頬や頭を撫でる時も、未だに少し頭を引きます。

まだまだ、心を開くには至っていないのですね。
我が家に迎えて漸く一ヶ月と10日足らずですから、4歳半を越えるカイからすればとても、全てをさらけ出す人間とはならないのかもしれません。
少しづつ、少しづつ・・・と願い、穏やかな生活を重ねて行こうと思います。

でも、明らかに、覚えてといいますか、嬉しく感じていることもあるのです。
それは散歩です。
どのような天候でも朝夕2回の散歩は欠かしませんが、散歩が楽しくて嬉しいようです。



足取り軽く、そこいら中をクンクンしながら嬉しそうに歩いてくれます。
カイの名前を覚えて頂けた近所の方もいらして、この間は複数の方に「カイ君は表情が穏やかになって、変わったね~」と言って頂けました。
不安だらけの8月26日から一月以上が過ぎて、ようやく好きなことを見付けつつあるのでしょうか。
しつこいので、時々ムックンに怒られるカイのプロレスゴッコですが、これも楽しみだと思います。
食べ物で嫌いなものは無さそうですが、数日前に日記に載せた “ 冷凍庫 ” で書きましたが、生の馬肉は大好きなようで、さくらを咬んだ当日は鶏の胸肉+手羽元を始めて与えたのですが、手羽元の骨もバリバリと噛み砕いて、あっと言う間に完食です~。
これも楽しみかなぁ~と思っています。
楽しみを増やしてゆけば怖いことや嫌なことは少なくなると思うのですが、上手くいきますように。

さてさて。
何を怖がっていて、何に戸惑っているのかが判ればなぁ~と思うのですが、難しいですね。
こんな時にはカイから直接話を聞けたらベストなのですが・・・。
そこで、アニマルコミュニケーションを思い付きました。
幸多を保護した時にお世話になって以来ですが、その時には幸多の生活感が分かって、とても助かりました。
でも、アニマルコミュニケーションは予約で一杯です。
早くとも11月以降となりますが、申し込んでみましょうか。

カイは何かに怯えているけれど、怯えている何かを取り除いてあげれば素直な、ワンコらしいワンコとなってくれると思うのです。
本当にカイを分かってあげれば、こんなに優しい瞳を持っているワンコなのですから、きっと素敵な家族として時間を共にできるに違いありません。

ねぇカイや。
君が日本語を話せたらなぁ~。