12/18「2年目の安心?」
今日、自由報道協会で広河隆一さん他の記者会見があった。
〈IWJ〉
ベラルーシの保養関係者合同の会見だったので質問の内容も濃く、多岐にわたった。
中でも興味のあった質問は保養のやり方と費用に関する事だ。
旧ソ連では事故直後子どもを数ヶ月避難させた。
その後も独、日、ベラルーシ合同で保養所が建設され今でも通年で保養活動を行っている、
しかし、
日本の場合、このような事は行われておらず、
今度やっと政府の主導で移動教室が行われるらしいと言う情報だ。
更に質問の中で広河さんが次期政権下ではいわゆるガス抜きとして移動教室が行われるが、
その目的は研究のためであろう」
という回答だった。
私達は過去にチェルノブイリ事故を体験しながら
今回の福島の事故について何も出来なかった事を改めて思い出す。
それはただ、
事故の情報が伝えられなかったと言う事だけではなく、
避難の件についても過去の体験を活かせなかったと言う反省をしなくてはならない。
そして最も大きな問題は福島県内の人々が一部の科学者の実験材料に使われていると言う事を知った時、
彼らの人権をどのように守っていくかと言う
運動をしていかなくてはならないという問題だ。
広河さんの提言に沿って考えてみると
やはり
政府の干渉を一切入れない環境で保養を進めていかなくてはならないと思う。
具体的には
保養と被曝測定、治療の
3本立てが大きな柱になると思う。
今日の福島民報では
東電の社長が
「放射性物質はもう拡散していない、だから避難区域外の精神的保障は打ち切る」
と発言している。
今
本当にフクイチから放射性物質が拡散していなければ
自分自身でそこに住んでほしい。
そして、測定器を前に大きな声で
「2年目の安心」
と叫んでほしい。
と思う。