荒野に叫ぶアイツの部屋

生き物絡みの仕事しながら空手やったり、漫画描いたり模型作ったり海の生物求めて津々浦々旅したりする男ばるぱんさーのブログ。

天国なんてあるのかな

2009-01-29 22:21:23 | 生き物
一昨日の深夜、兎の耳助の様子がおかしい事に気付いた。
食欲も無く、表情もどこか虚ろだ。明日もこんな状態が続くのであれば病院へ連れて行こう。でも兎は体調を崩した時に既に手遅れの場合が多い。
最悪の事態も覚悟しておいた方がいいかもしれない。
昨日の朝、耳助はまだ意識があった。
仕事を終えて職場から出ると霧雨が降っていた。これまで親しい人や動物が死んだ直後は必ず雨が降っていた。偶然かもしれないが。

家に着き、耳助の小屋を覗く。
覚悟はしていたが、やはり耳助は息を引き取っていた。
まだ亡骸は暖かく柔らかかった。
耳助と親しかった兎のカロリーヌ、猫の縞二郎、姫に最期の別れをさせたが、イマイチよく解ってないようだった。
いつの間にか霧雨も止んでいたので、裏庭に耳助を弔った。

なんでだろうな。昔だったら飼っていた動物が死んだら次の日、仕事や学校に行けなくなるほど悲しかったのに、悲しいという気持ちが麻痺しているかのように湧いてこない。
耳助が薄っぺらな存在だった筈はない。



温厚で謙虚でちょっぴりスケベだった耳助。
縞二郎、姫を慕い、年上の妻であるカロリーヌとも上手くやっていた耳助。
もう居ないのだな。

ったくもう、なにうっかり死んでんだよ。
ま、そのうちまた兎に生まれ変わったらウチに来いや。
次の人(兎)生はもっと面白いモノにしてやっからさ。

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