一昨日の深夜、兎の耳助の様子がおかしい事に気付いた。
食欲も無く、表情もどこか虚ろだ。明日もこんな状態が続くのであれば病院へ連れて行こう。でも兎は体調を崩した時に既に手遅れの場合が多い。
最悪の事態も覚悟しておいた方がいいかもしれない。
昨日の朝、耳助はまだ意識があった。
仕事を終えて職場から出ると霧雨が降っていた。これまで親しい人や動物が死んだ直後は必ず雨が降っていた。偶然かもしれないが。
家に着き、耳助の小屋を覗く。
覚悟はしていたが、やはり耳助は息を引き取っていた。
まだ亡骸は暖かく柔らかかった。
耳助と親しかった兎のカロリーヌ、猫の縞二郎、姫に最期の別れをさせたが、イマイチよく解ってないようだった。
いつの間にか霧雨も止んでいたので、裏庭に耳助を弔った。
なんでだろうな。昔だったら飼っていた動物が死んだら次の日、仕事や学校に行けなくなるほど悲しかったのに、悲しいという気持ちが麻痺しているかのように湧いてこない。
耳助が薄っぺらな存在だった筈はない。
温厚で謙虚でちょっぴりスケベだった耳助。
縞二郎、姫を慕い、年上の妻であるカロリーヌとも上手くやっていた耳助。
もう居ないのだな。
ったくもう、なにうっかり死んでんだよ。
ま、そのうちまた兎に生まれ変わったらウチに来いや。
次の人(兎)生はもっと面白いモノにしてやっからさ。
食欲も無く、表情もどこか虚ろだ。明日もこんな状態が続くのであれば病院へ連れて行こう。でも兎は体調を崩した時に既に手遅れの場合が多い。
最悪の事態も覚悟しておいた方がいいかもしれない。
昨日の朝、耳助はまだ意識があった。
仕事を終えて職場から出ると霧雨が降っていた。これまで親しい人や動物が死んだ直後は必ず雨が降っていた。偶然かもしれないが。
家に着き、耳助の小屋を覗く。
覚悟はしていたが、やはり耳助は息を引き取っていた。
まだ亡骸は暖かく柔らかかった。
耳助と親しかった兎のカロリーヌ、猫の縞二郎、姫に最期の別れをさせたが、イマイチよく解ってないようだった。
いつの間にか霧雨も止んでいたので、裏庭に耳助を弔った。
なんでだろうな。昔だったら飼っていた動物が死んだら次の日、仕事や学校に行けなくなるほど悲しかったのに、悲しいという気持ちが麻痺しているかのように湧いてこない。
耳助が薄っぺらな存在だった筈はない。
温厚で謙虚でちょっぴりスケベだった耳助。
縞二郎、姫を慕い、年上の妻であるカロリーヌとも上手くやっていた耳助。
もう居ないのだな。
ったくもう、なにうっかり死んでんだよ。
ま、そのうちまた兎に生まれ変わったらウチに来いや。
次の人(兎)生はもっと面白いモノにしてやっからさ。
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