昨夜、鶏舎の事務所に泥棒が入り、窓ガラスを割られ、先月買ったばかりのテレビが盗まれた。
ん・・・ぐああああああああああああああああ!!
前にも一度、何者かが窓ガラスを開けて忍び込み、所内が物色されたことがあったが幸い何も盗られなかった。
しかし、今回ばかりは警察を呼び、被害届を出した。
犯人はおそらく前回と同一犯だろうか?
なんだろうと絶対に許さねえ・・・
事務所内に罠を仕掛けてはどうか?
窓ガラスの内側の鍵のとこに包丁を取り付けてはどうか?
窓ガラスを開けると包丁が飛んでくるなんてどうか?
扉を開けて入ったら落とし穴になってて中では死亡畜獣処理機が高速回転!!
テレビかと思わせて実はダンボールで出来たハリボテで「残念でした。バーカ!!」と書いておいてはどうか?
テレビを一定の位置から動かすと毒ガスが発生。
仕事も終わり、風呂入る前に日課のサンドバッグとベンチプレス。
犯人はどんな男なのだろう?
おおかた貧相な乞食チンピラか?
だが奴だって捕まりたくないだろうし、包丁とか持ってるかも知れない。
刃物を持った相手と闘うにはどうすればいい?
まず、半身に構え攻撃を食らう面積を減らそう。
そして十分に間合いを取って・・・
いや、相手が刃物持ってんだからこっちもなんか持とう。
パイプイスなんかいいだろう。
角の所で動かなくなるまで容赦なく激しくぶん殴り続ければ確実に勝てるぞ!
過剰防衛で捕まるかも知れないが・・・
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110825-00000081-san-l30
反捕鯨団体が太地町で漁業関係者にいやがらせ行為を繰り返しているとされる問題を受け、県警は25日、「太地町臨時交番」を設置する。9月1日にクジラとイルカの追い込み漁解禁を控え、町や漁協は「住民の安心・安全につながる交番として、不安解消にもなる」と期待を寄せる。
交番は、追い込み漁が行われる畠尻湾に近い町多目的センターに開設。24時間態勢で常時10人の警察官が駐在するほか、情勢に応じて最大50人が現地入りし、反捕鯨団体を監視する。
町内では昨年、反捕鯨団体のシー・シェパード幹部らが長期滞在。ハンドカメラを向けたり、乗用車の前に立ちはだかるなど漁師らに悪質ないやがらせ行為を繰り返したという。
このため今月17日には県警と第5管区海上保安本部が連携強化を確認する連絡会を開催するなど、漁解禁を前に態勢強化を図ってきた。臨時交番設置などの取り組みについて、三軒一高町長は「国や県に要望を続け、声を聞いてもらった」と話している。
「機動戦士ガンダム EXTREME VS」が12月1日にPS3で発売!?
よっしゃあ俺は・・・
ガンイージで行く。
誠に申し訳ないことに、放映当時全く見ていなかったゲキレンジャー。
最近、ふと気になり探してみたらレンタル落ちのDVD全巻が手頃な値段で売られていたので購入。
・・・・面白い!!
そしてためになる!!
ここ最近、色々とやさぐれてたけど完全復活!!
日々のめんどくせえ出来事も修行と解釈し、日々、高みを目指して学び、変わるぞ!!
養鶏屋になって四ヶ月。
毎日、鶏達に餌をやり、糞を片付け、給餌器具の点検をし、鶏舎の周りの草刈りをし、死んだ者達を葬り、時には役目を終え食肉処理場へ送られる鶏達を見送ったり、新たに生を受けた雛鶏達に頬を綻ばせる。
これまでの人生の中でやり遂げてきた仕事の中で最も遣り甲斐があり、ヒトとして学ぶ事も多い。
・・・が、給料はこれまでの仕事の中で最も安い。
以前の仕事の給料の三分のニほどなのだ。
別のもっと儲かる仕事を探そうにもこのご時世だ。
かろうじて見つかったとしても前の仕事のように血も涙もない外道どもに心を破壊され、いくら金を貰えても喜びを感じる事さえ出来なくなるような不毛の地獄かも知れん。
また、万一今後、嫁になる恐れのある女が現れても、この給料ではすぐに逃げられるだろう。
ここは現実の世界だ。
エロゲーとは違うのだ。
何がなんでも結婚したい訳ではないが、「人並み」以下になってしまっていた自分に気付き、これまで無視していた筈の恐怖や不安がゾンビのように心の便所から一斉に這い上がり、「俺の人生って何なの?」なんて考えてはいけない事を考えてしまった。
そうこうしているうちに普段ならありえないような失敗をしてしまった。
皆、優しいので今後は気を付けろよと励ましてくれたが、こんなくだらねえ失敗をした自分を許せなくなり、しみったれた事を一日中考えていた。
しかし、こうして心を闇に囚われていると奴が現れる。
糞山下痢満(くそやまげりみつ)が。
10年程前の一時期、カビの生えた食パンのような女にフラれたり、キチガイチンピラに地獄を見せられたりし、恐怖と絶望のドン底に叩き落とされた俺は精神を病み、変質者街道を大爆進していた。
ぶくぶくと太り、ダメ親父のような格好で出歩き、人目をはばからず本屋の軒先で見てもいない萌えアニメのガチャポンに大金を注ぎ込んだり、あの時の俺は近所でも評判の変質者だっただろう。
あの一時期の己自信を俺は糞山下痢満と呼び、心底恥じ、憎み、見下している。
ある日、ふと俺って、やべえ!
と正気を取り戻し、生活どころか、思考さえ改めた。
そうだ。
しみったれたことばかり考えていると、悪魔の便所から糞山が甦り、俺の頭と体を乗っ取ろうとするに違いない。
糞山を完膚無きまでに叩き殺し、心の便所に流した筈だが、いつの頃からか糞山に瓜二つな変質者が近所を徘徊するようになった。
仕事もしていないのか、昼夜を問わず、真夏だろうと薄汚えブレザーを纏い市内を徘徊し、学校帰りの女児の背後を薄ら笑いを浮かべながら歩く姿を頻繁に見かける。
「こっちへ来いよ?
何マトモな人間ぶってんだよ?
お前も俺と同類なんだろ?」
口を半開きにしながら魂の籠らない目をした野郎が、そう語りかけて来るような気がする。
ざけんな糞が。
生きてりゃ面倒くせえ事の連続だ。
だが、それらから全部逃げて無視して生きる屍なんぞになってたまるか!
ヒトもまた、社会と言う名の弱肉強食の大地に生きる野生動物だ。
仕事と言う名の獣と殺し合い、給料と言う名の血肉を得る。
食物連鎖の上位に立つライオンやトラでさえ狩りが必ずも百発百中と言う訳ではない。
だが奴等は狩りに失敗しても
「駄目だ俺・・・死のう」
なんて落ち込むことなく明日も荒野を駆ける。
そうだとも!
俺達、ヒトも負けてられるか!!
この間、みいぼう(妹)、ぽん助(甥)と近所のデパートの映画館へ劇場版オーズ、ゴーカイジャーを見に行った。
ぽん助はこれが人生初の映画となる。
ちゃんと大人しく最後まで見るだろうか?
思えば、俺もこれ位の頃、父と一緒に人生初の映画として劇場版ガンダム哀戦士を見た。
映画館の大画面で大暴れするMSに熱狂し、特にジャブロー戦のあたりで興奮のあまり、前の席に座っていた坊主頭の中学生のアタマを握り締めてしまったっけ。
映画館は客も少なく、ぽん助も大人しく最後まで見ていた。
映画が終わり、ぽん助に面白かったか?
と訊くが、なんか腑に落ちない顔をしている。
「ゴーカイジャーとオーズが出てこなかった。」
・・・な・・・!
もしかして観てなかったのか?
と思ったが、どうやらシアターGロッソみたいなヒーローショーと勘違いしてたようだ。
「今度シアターGロッソ行こうね!」
ん・・・そのうちな・・・
その後、昼飯を食い、ゲーセンへ。
前からちょっぴり興味のあったダイスオーをぽん助がやりはじめた。
なんと歴代の戦隊からエディットして自分だけの戦隊を作れる!?
ぽん助が手持ちのカードを次々とスキャンして戦隊を作って行く。
対戦相手は・・・
「太陽戦隊!!サンバルカン!!」
うおおおおおお!!
でもサンバルカンは三人だから補充人員としてミドレンジャー、モモレンジャーが出向してる。
初代イーグルとか、無理言って嵐山長官に出てもらうとか出来なかったのか?
ぽん助の背後で
そういやこんなの居たな。
あ、来栖あつこだ。
ケインだ。
嶋大輔だ。
と異様に盛り上がる俺とみいぼう。
なんか居ても立ってもいられなくなり、一階のお宝マーケットでカードを買い漁る。
でかい図体で他所の子供に紛れてカードを買い漁ってたら、それはもう痛々しいが、子連れなら全然大丈夫だ。
俺の戦隊は・・・
ガオレッド!!
バルパンサー!!
チェンジマーメイド!!
シンケンレッド(薫)!!
ピンクレーサー!!
それとEXレンジャーとして映画見た時に貰った
ゴーカイシルバー!!
そしてロボは勿論・・・
サンバルカンロボだっ!!
更にガンバライドはとりあえず響鬼とスカイライダーを購入!
早速ゲーセンに戻り、ぽん助を席に座らせ、背後から俺が操る。
モードを普通にしたら対戦相手は・・・
「超獣戦隊!!ライブマン!!」
でもライブロボのCGが間に合わなかったのかロボは別の戦隊のモノ。
辛くも勝利を納め、ぽん助以上にテンション上げる俺とみいぼう。
そりゃあ!次はガンバライドだっ!
響鬼、スカイライダーで行く。
相手はギャレン&アギトバーニングフォーム。
なんかスペシャルカードとかメダルも使うようだが手元に無く、やばいかと思ったがなんとかボドボドに出来た。
あぁ・・・面白え~!!
気がつくと隣の筐体に俺位の歳の男が座り、懐からアルバムを取り出し、中には無数のキラカードが!!
なんという猛者だ!!
その後、玩具屋へ。
モバイレーツだのゴーカイガンだのゴーカイサーベルが欲しいだの言うので、バンダイじゃないメーカーが出してる安物で誤魔化そうとしたがすぐにバレた。
それにしてもこのバンダイじゃないメーカー。
劇中では登場する筈もないオーズのマシンガンだの変な剣だのも出してる。
更に全く同じ形でフォーゼのまで・・・
今でもあるんだな。
こういうの。
レンジャーキーがセットになってる奴買ってさっさと帰ろうと思ったが、まんまとモバイレーツを買ってやってしまった。
更に数日後はゴーカイガンとゴーカイサーベルまで・・・
なんでもかんでも子供に買い与えるのは良くないかも知れん。
なんでも手に入って当たり前とか思ってしまうかも知れない。
それに俺の財布にも良くないし。
だが、これが子供の特権なのかも知れん。
だが、ぽん助にはヒーローグッズを買い揃えて悦に入るだけの男にはならないで欲しい。
ヒーローグッズを欲しがる=ヒーローになりたい
と言うことではないか?
巨悪を倒すのは無理でも、人を思いやり、困難や理不尽と全力で闘い抜き、己と愛する者達の未来を切り開く。
そんな男になって欲しい。
~グロ注意!!でもできるだけ見て欲しい。~
こ・・・これは・・・!!
ツチクジラだ!!
で、でかい!
10メートルはあるんじゃないか!?
勿論、既に息はなく、左右の尾羽は切り落とされ、血抜きのため腹を裂かれ、腸が波に漂っている。
白い浮きかと思われたモノは胃か?
おそらく昨日の今頃は仲間達と悠然と大海原を進んでいたであろうツチクジラも、今は目を閉じ、口を半開きにしながら沖を向いている。
す・・・すげえ・・・
クジラって本当に居たんだ!
これまで何度か、ひょっとしたらクジラって実在しなかったりして?
実在するのはゴンドウとかシャチまで。
映像は全てCGで、博物館や水族館で見てきた骨格標本はじつは発泡スチロールで出来てました。
・・・なんてことはないかと思ったことがあった。
海は広いし大きい。
こんなくそでかい生き物が本当にゴロゴロしてるのだ!!
そう思うと、なんかドキドキしないか?
6時30分から準備開始。
それまで辺りをぶらつくことにした。
近所のヒトであろう爺さんに時間を聞かれた。
犬を連れたおばさんに挨拶された。
この近所の者と思われただろうか?
見知らぬ土地で近所の人々に挨拶されると嬉しくなる。
6時を告げるチャイムが聞こえ、に戻るといつの間にか見物人も増え、にも解体さん達が集まり、忙しそうにフォークが走り回っている。
やがてクジラを岸壁に繋いでいたワイヤーが外され、ウィンチが無慈悲にクジラをに引きずり込んでいく。
若い解体さんが勢いよくホースで水をかける。
全身がに収まり、ツチクジラは海と今生の別れをする。
水産庁の職員がクジラの測定をする。
10・08メートルのオス。
銚子沖で捕獲。
解体さんに付き添われ、幼い兄妹がクジラの顔を触る。
「ぷにぷにしてた。」
解体が始まった。
横になったツチクジラを五枚に下ろす。
薙刀とノコギリが合体したかのような刃物で切り込みを入れ、分厚い皮をウィンチで引っ張り、バリバリと剥がしていく。
まるで工事現場のようだ。
血と脂と小便の混ざったような臭いがたちこめる。
首に赤い銛が刺さっており、体内からも黄色い銛が取り出された。
どちらもぐんにゃりと曲がっている。
おそらく、凄まじい勢いで抵抗したのだろう・・・
右半身の肉が剥がし終わり、首が切り落とされた。
横になっていた頭がゴロリと縦になる。
その時、確かに見た。
クジラの閉じた目から水が零れ落ちた。
目の中に溜まっていた海水が零れ出ただけかも知れないが、俺には無念の涙のように見えた。
水産庁の方の話によると、年齢は不明だが、体に付いた傷(同族やイカと争った痕)の多さからこれで十分大人らしい。
このツチクジラも産まれてから最期の時まで色々あっただろう。
危険な目にも遭っただろう。
友の死を経験したこともあっただろう。
メスとヨロシクしたこともあったかもな。
そして、今日と言う日も無事に過ごせると思っていただろう。
それが昨日、おそらく俺が仕事しながらスケベな事考えていたであろう頃、このツチクジラは銚子沖で二発もの銛を受け絶命した。
コンビニに行けばいくらでも食べ物が転がっている飽食の時代。
何故わざわざクジラを殺して食うのだと言う人々も多い。
だが、考えてみてくれ。
コンビニで売っている食べ物の中にだって生き物の体だったモノは沢山含まれている。
そいつらだって生きてたんだ。
無念の涙を流してバラバラにされ死んでいったのだ。
体を切り刻まれ、頭だけになってしまったツチクジラ。
こいつの魂は何処に行くのだろう?
何を思うのだろう?
さぞかし無念だろう。
どうしようもなく可哀想といった感情が込み上げて来た。
この感情をどう整理すればいい?
食べよう。
ひたすらに感謝して食べ、こいつと、死んでいった同胞達の分まで生きよう。
そして、このクジラの分まで人間社会という名の弱肉強食の大海原を生き抜いて命を未来に繋ぐ。
千葉県和田町。
日本国内で数少ない捕鯨基地のこの町では毎年夏にツチクジラ猟が行われており、クジラの解体も一般に公開されている。
年間の捕獲枠は26頭。
7月30日に19頭目が捕れ、翌31日の朝7時から解体。
7月30日夜。
1ヶ月間、研修に来ていたインドネシア人の送別会を終え帰宅。
明朝から行われるツチクジラの解体に備え、まるで遠足の前日の子供のような気持ちで準備をし、23時に布団に入る。
解体は6時30分頃から準備が始まるという。
家から和田浦まで推定3時間。
夏の早朝、見知らぬ町を散歩するのも楽しそうだ。
そうだな。三時前に出発しようか?
そう思っているうちになかなか寝付けず、7月31日、二時過ぎに出発することに。
真っ暗な海岸沿いの道を一心不乱に進む。
一昨年の9月にも映画のロケに参加するため、真夜中にシーワールドへ向かったことがあった。
あの時もそうだったが、このまま得体の知れない世界に引きずり込まれてしまうような恐怖と寂しさに襲われた。
季節柄、海岸沿いのコンビニの軒先にはビーチボールや浮き輪がぶら下がっている。
小便をするため何度かコンビニに寄る。
小便だけして立ち去るのも悪いのでジュースやガムなんかを一品買って行く。
小一時間ほど走ると大網白里町に入った。
この町の何処かに食肉処理場があり、俺が育てた鶏達はそこで最期を迎える。
鶏舎から処理場までの一時間。
あいつらは車に揺られ、何を思っただろう・・・
幾つものトンネルを抜け、勝浦に入った辺りで夜も明け始め、シーワールドの看板も目立ち始めた。
4時過ぎにファミマで休憩。
山の中からひぐらしの鳴き声が聞こえる。
また暫く車を走らせる。
5時を過ぎた辺りで鴨川シーワールドを通過。
勿論まだ開いていない。
目的地である和田町のには5時20分に到着。
ネットで何度か見たことのあるだ。
想像していたより小規模だった。
とりあえず岸壁を歩く。
なんだ?あの水面に浮かぶ白い丸いモノ?
発泡スチロールの浮きか?
いや、なんだ?
浮きのすぐそばで巨大な塊が波に揺れている。
こ・・・これは・・・!!