7月下旬に、エクセレント東山での第20回目の活動を行いました。
5月に利用者さんに植えて頂いた夏野菜(トマト・ミニトマト・ピーマン・ナス)が、収穫の時期を迎えていました
そこで今回は、利用者さんに収穫を楽しんで頂く計画を立てました。
また、クラフトでも夏を感じて頂きたいと思い、“ミニトマト”と“夏の花”のクラフトに取り組んで頂くことにしました。
夏野菜と触れ合う ~収穫~
ミニトマトと夏の花のクラフト
今回の活動は、さいはとたえが担当しました。
夏野菜と触れ合う ~収穫~
中庭から、[ミニトマト] [ピーマン] [ナス]をプランターごと持ち込んで、それぞれのテーブルに置きました。
「わぁ~、大きくなったねぇ」と歓声が上がりました
私たちが説明する前から、席から立ち上がってナスに手を伸ばし収穫される方もおられました
ハサミを上手に使って、収穫してくださる方も多かったです
「あ、ここにもピーマンがなっているね♪」 「このトマト、もう採れるんちゃう♪」と、声を弾ませて次々と収穫しておられました。
じ〜っとナスに集中して・・・採って・・・「採ったぞー♪」とばかりに手に上げて見せてくださる方もおられました
採ったばかりの野菜を手にして、利用者さんは自然に笑顔になっておられました
ミニトマトのクラフト
クラフトは、白い画用紙に、ミニトマトの枝を描いたものを準備して、次の二つの工程を行なって頂きました。
〔1〕折紙で作った“葉っぱ”を貼る。
〔2〕赤いスタンプで、“赤い実”をポンポン押していく。
(スタンプは、丸くしたメラミンスポンジを布で包んで作ったものです)
今回、二階三階さんには、葉っぱを貼ったものをお渡しして、〔2〕の工程のみ行なって頂きました。
準備したもの
*白の画用紙(クレヨンで枝を描いておく)
*折紙の葉っぱ
*スタンプ
*クレヨン、赤のペイント、筆
*食品トレー(パレットの代わりとして使う)
*ビニール手袋
クラフト開始
二階と三階の利用者さんには、赤いスタンプをポンポン 押して頂きました。
最初は不思議そうに見ておられた方も、スタンプを押し始めると夢中になって、たくさん押しておられました
一階の利用者さんには、葉っぱをノリで貼るところから行なって頂きました。
葉っぱ一枚一枚、置く場所を考えながら、丁寧に貼っておられました。
スタンプを「トマトってどんな風についてたかなぁ」と、実際のトマトをイメージされながら、押されていく方もおられました
ミニトマト 完 成
色鮮やなクラフトが完成しました。満足そうな表情でカメラに向かってくださいました
今回、目がご不自由な方のために、担当が準備したものを紹介します。
ミニトマトの枝・葉っぱ・実を、“フェルトシール”で作っておきました。
そして利用者さんに、スタンプにされるか、フェルトシールにされるかを、選んで頂きました
フェルトシールを選ばれました
指でフェルトシールの枝を丁寧に触られながら「ここが空いているわ〜」と、貼る場所を決めておられました。
丸いトマトの実 葉っぱの形や向き を、指先で繊細に感じられながら、貼っておられました
夏の花のクラフト ~一階の利用者さんと~
一階の利用者さんにはミニトマトのクラフトの後、夏の花のクラフトも行なって頂きました
折紙で作った、六枚の“花びら”と“葉っぱ”を、白い画用紙に貼っていくというものです。
花びらは、オレンジ・黄色・赤・紫・水色・ピンクの、6色から選んで頂きました。
「色を選ぶのが楽しいわ~、迷うわ~」と、ワイワイワクワク楽しんでおられました。
画用紙の空いたスペースに、お名前を書かれたり、一言コメントを書かれる方もおられました
また今回、二階と三階、そして一階の活動の終わりに、それぞれ皆さんと一緒に「茶摘み」を唄いました
手拍子でリズムを取りながら、歌の合間には、合いの手も入れて唄ってくださいました
~ 今日の中庭 ~
先月元気がなかった中庭のお花に、元気が戻ってきました
その元気な様子を利用者さんに見て頂けたらと、花台を一台、廊下側の見えやすい場所に移動しました
朝顔がすくすくと成長し、立派なつるを巻いています。蕾も付き始めました
今月の活動の掲示です
今月の季節の掲示です。
利用者さんに作って頂いた、ミニトマトのクラフトと夏の花のクラフトを飾りました。
夏らしい鮮やかな色彩を見ていると、眩しい夏の太陽を感じることができそうです〜
編 集 後 記
今回は、活動のメインとして、夏野菜の収穫を行なって頂いた。
中庭で夏野菜を育てるのは、初めての試みであり、また今年が天候不順だったこともあり、思ったほど実が付かなかった。
でも、室内に持ち込んだ夏野菜を見ただけて、活き活きとした表情になる方も多く、行なってよかった。
また、この季節になると屋外で過ごすことが少ない利用者さんに、外の自然に触れて頂けたこともよかったと思う。
今回も、二階三階さんと、一階さんのクラフトには、差をつけて準備した。
夏野菜の収穫と合わせて、二つのフロアーとも、余裕をもって行なって頂くことができる程よい内容だったと思う
また、皆さんと歌を唄うのは、みんなが一緒になって楽しい気持ちになることができると、改めて感じた
今回、活動の終わりに唄ったが、何か良い流れで締めくくれる様にも感じた。
これからは、メンバー全員で、利用者さんが好まれる歌を何曲か、いつでも唄えるように準備していきたいと思う。
目の不自由な方へのクラフトを、とても繊細に感じながら、丁寧に仕上げてくださり、本当に嬉しかったです
いっぱいの喜びを、いつも、ありがとうございます