休日の夜遅くに放送される「情熱大陸」に、庄内で活躍するイタリア料理シェフの奥田政行さん(38)が登場しました。・・・その存在を、私も初めて知りました。(^^ゞ
鶴岡市街から南下、国道112号線沿いに欧風の佇まいを見せるレストランがあります。名前を、「アル・ケッチャーノ」といいます。
これは、庄内弁をカタカナにしたもので、「あったよね~」くらいの意味です。でも、なんだかとてもイタリア語風の響きになっていますよね。命名の由来は、「庄内にはいい食材がたくさんあったんだよね~」というシェフの発見と思い入れからきているとのこと。
番組では、地元で採れる「月山筍(がっさんだけ)」、これは霊峰月山の山腹で採れる「根曲がり筍」のことですが、月山は夏山スキーのメッカになっているくらい雪深い山で、その残雪が根曲がり筍の味をよくするために必要な湿度や、腐葉土の栄養価を高めているんだそうで、たしかに月山筍は他の根曲がり筍より美味しい気がします。この月山筍を使ったり、庄内南端の藤沢地区の特産「藤沢蕪」を使ったりして、おいしいイタリア料理を作っているのでした。蕪は、私の場合、ちょっと苦手なもので、さほど美味しそうには見えませんでしたが。(^^ゞ
ふと思い出したのですが、あの時代小説の大家、藤沢周平のペンネームは、たしか奥さんの生まれた土地から付けたと言ってたので、もしかしたらこの土地の出身なのかも。。。ま、外れたら勘弁して下さい。
他にも、地元の畜産家が育てている羊を使った肉料理の話も面白かった。この羊をもっと安定供給してもらうために、わざわざ自分が肉を持って上京し、一流レストランのシェフに直接交渉・・・というか、味見してもらって、その品質の確かさからオーダーしてもらう段取りまでつけてあげているんですね。これで、畜産家の羊は以前の数倍の規模で育てられるようになったのだそうです。そのエネルギーもたいしたもんです。
また、海のものも豊富な庄内ですから、夏場の「岩ガキ」をはじめ、地元の漁港に上がる新鮮な魚介類が、食材には欠かせません。フツーに食べても美味しいのが、名シェフの手に掛かれば、さらに洗練された料理に変身するのでしょうね。。。
「アル・ケッチャーノ」は大変繁盛しているようで、予約は数ヶ月先までいっぱいなんだそうです。番組で取材していたお客さんも、仙台やら首都圏やら、あちこちから聞きつけて食べに来ているようでした。
奥田シェフのお薦めコースというのが、7,350円(おそらく消費税込み)で、2人以上の予約が必要だそうです。鶴岡駅から車で20分。ま、私はだいたいの位置は把握していますが、マイカーならもっと早く着きますね。
< おいしいものは、みな「いのち」があるんですよネ~。>
番組を観ながらメモを取っていたのですが、翌日みたら、こんな書き置きがありました。自分で書いたのに、これが奥田シェフの言葉だったのかどうか、記憶が定かではありません。なので、彼の言葉として説明するのは気が引けますが、確かに、人間が食するものは、動物・植物のどれをとっても命があるものなんですね。食塩などの味付けは別ですが。
毎年、庄内を旅する仲間の会があるのですが、これまでは藤沢周平関連で訪ねて来ましたので、次回はこの「アル・ケッチャーノ」での食事も計画に入れようかと思っているところです。楽しみが増えました。
鶴岡市街から南下、国道112号線沿いに欧風の佇まいを見せるレストランがあります。名前を、「アル・ケッチャーノ」といいます。
これは、庄内弁をカタカナにしたもので、「あったよね~」くらいの意味です。でも、なんだかとてもイタリア語風の響きになっていますよね。命名の由来は、「庄内にはいい食材がたくさんあったんだよね~」というシェフの発見と思い入れからきているとのこと。
番組では、地元で採れる「月山筍(がっさんだけ)」、これは霊峰月山の山腹で採れる「根曲がり筍」のことですが、月山は夏山スキーのメッカになっているくらい雪深い山で、その残雪が根曲がり筍の味をよくするために必要な湿度や、腐葉土の栄養価を高めているんだそうで、たしかに月山筍は他の根曲がり筍より美味しい気がします。この月山筍を使ったり、庄内南端の藤沢地区の特産「藤沢蕪」を使ったりして、おいしいイタリア料理を作っているのでした。蕪は、私の場合、ちょっと苦手なもので、さほど美味しそうには見えませんでしたが。(^^ゞ
ふと思い出したのですが、あの時代小説の大家、藤沢周平のペンネームは、たしか奥さんの生まれた土地から付けたと言ってたので、もしかしたらこの土地の出身なのかも。。。ま、外れたら勘弁して下さい。
他にも、地元の畜産家が育てている羊を使った肉料理の話も面白かった。この羊をもっと安定供給してもらうために、わざわざ自分が肉を持って上京し、一流レストランのシェフに直接交渉・・・というか、味見してもらって、その品質の確かさからオーダーしてもらう段取りまでつけてあげているんですね。これで、畜産家の羊は以前の数倍の規模で育てられるようになったのだそうです。そのエネルギーもたいしたもんです。
また、海のものも豊富な庄内ですから、夏場の「岩ガキ」をはじめ、地元の漁港に上がる新鮮な魚介類が、食材には欠かせません。フツーに食べても美味しいのが、名シェフの手に掛かれば、さらに洗練された料理に変身するのでしょうね。。。
「アル・ケッチャーノ」は大変繁盛しているようで、予約は数ヶ月先までいっぱいなんだそうです。番組で取材していたお客さんも、仙台やら首都圏やら、あちこちから聞きつけて食べに来ているようでした。
奥田シェフのお薦めコースというのが、7,350円(おそらく消費税込み)で、2人以上の予約が必要だそうです。鶴岡駅から車で20分。ま、私はだいたいの位置は把握していますが、マイカーならもっと早く着きますね。
< おいしいものは、みな「いのち」があるんですよネ~。>
番組を観ながらメモを取っていたのですが、翌日みたら、こんな書き置きがありました。自分で書いたのに、これが奥田シェフの言葉だったのかどうか、記憶が定かではありません。なので、彼の言葉として説明するのは気が引けますが、確かに、人間が食するものは、動物・植物のどれをとっても命があるものなんですね。食塩などの味付けは別ですが。
毎年、庄内を旅する仲間の会があるのですが、これまでは藤沢周平関連で訪ねて来ましたので、次回はこの「アル・ケッチャーノ」での食事も計画に入れようかと思っているところです。楽しみが増えました。
庄内の旅も、もう3回続いて、ネタ切れになるかな~と心配していたのですが、まだまだ楽しみが残っていたようで嬉しいです。
この店も必ず行きたいと思っていますので、レポートをお楽しみに。
美味しそうですね
以前は、酒田市東急イン内の「ル・ポトフ」が、庄内のフランス料理のメッカで、その分家(?)の「フレジェール」(鶴岡市三瀬)も比較的安く美味しい料理を提供してくれていました。。。過去形で書いたとおり、今は閉店して跡地はコンビニになってしまいました。
寂しく思っていたおり、この「アル・ケッチャーノ」の存在を知りました。単に自店の繁盛だけでなく、地元庄内の発展に寄与しようとしている姿勢に、心打たれるものがありました。
来年はぜひ、レポートしたいと思っています。