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じゃがブログ ~さいとう小児科~

じゃが院長のつれづれ日誌をメインに、趣味(合唱・囲碁・絵)や道楽(温泉・ラーメン・酒)にまつわるエッセーを掲載。

「トムトム」と「タムタム」

2007年12月10日 | ◎じゃが日誌
先月、「りゅーとぴあ」(新潟市民芸術文化会館)で開催された「新潟ユース合唱団演奏会2007」に、共演団体として出演したのですが、そこで歌った「今日は死ぬのにもってこいの日だ」というアメリカ先住民の古老の詩をもとに作られた合唱曲は、太鼓とピアノの伴奏付きの曲です。

この太鼓というのが、「トムトム」という独特の楽器なのです。大型のタンバリンから縁のカシャカシャを取り去ったような形状で、革面の張り方で音色の高低が変わります。けっこういい鳴り音がして、ピアノに負けません。合唱は少人数のせいもあり、負けそうになりますから、こちらも一所懸命歌うことを強いられます。

「トムトム」という呼び名が独特ですが、これによく似た「タムタム」という楽器もあるのです。これは、中国の皇帝がお出ましになるときに打ち鳴らされる銅鑼(ドラ)のこと。ゴングみたいなやつですね。

面白いな~と思ったのは、「タムタム」と「トムトム」はあっても、「ティムティム」や「トゥムトゥム」、「テムテム」はないんですね。やはり、発音は「A」と「O」が基本で、「I」・「U」・「E」は応用なんですね。「おかAさん」や「おとOさん」は、「おにIさん」や「おねEさん」よりも優先されるのです(根拠レス)。

以上のことを調べて、「な~るほど」と思ったので、そのことで記事を書こうとしたのですが、調べていてさらに面白いことが分かりました。

楽器の分類のことです。

オーケストラなどを見ていて分かるのは、楽器には、「打楽器」・「弦楽器」・「管楽器」があり、「管楽器」はさらに「木管楽器」と「金管楽器」」に分けられます。。。じゃあ、これで全ての楽器を仕分けできるのかというと、そう簡単じゃないんですね。

1914年にドイツで「ザックス=ホルンボステル分類」というものが提案されました。これは、発音原理を上位分類要素として、「体鳴楽器」・「膜鳴楽器」・「弦鳴楽器」・「気鳴楽器」・「電気楽器」の5つに分け、さらに楽器の形状を下位分類要素として体系化したものです。実にこと細かに分類してあって、たいしたもんだと感心いたしました。

今年の合唱団の定期演奏会で、「カズー」という楽器を使った演奏がありました。口にくわえて、自分の声を共鳴させて音を出す楽器です。カタチは・・・ちょうど新潟のお祭り縁日ではお馴染みの「ポッポ焼き」みたい。分かりますかね~?

この「カズー」は、「ザックス=ホルンボステル分類」によると、「膜鳴楽器/管型歌奏太鼓」になるんだそうです。う~ん、よく分かりませんね。


ここで問題です。

次の楽器はなんでしょう?

問:「膜鳴楽器/打奏太鼓/複式鍋型胴太鼓」

答:「ティンパニ」

これはやさしかったかな?

問:「体鳴楽器/打奏体鳴楽器/直接打奏体鳴楽器/単打奏体鳴楽器/単式単打奏棒」

答:「トライアングル」

問:「気鳴楽器/自由気鳴楽器/中断層気鳴楽器/両面開閉型簧/複式両面開閉型簧」

答:「ハーモニカ」


なんだか、漢字ばっかり並んで、楽器の話から逸れてきてしまいましたので、これくらいでやめときます。

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