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じゃがブログ ~さいとう小児科~

じゃが院長のつれづれ日誌をメインに、趣味(合唱・囲碁・絵)や道楽(温泉・ラーメン・酒)にまつわるエッセーを掲載。

花札から出た「やくざ」

2006年10月16日 | ◎じゃが日誌
漠然とその出所について知っていたつもりでしたが、とある文章に詳しく記載してあったもので、なるほど~と思いメモをとりました。

「花札」といえば、「丁半ばくち」と並んでヤクザの賭け事の双璧にあげられますが、絵柄の美しさに味もあり、「こいこい」などはゲームとしても駆け引きに奥深いものがあって、私は好きです。今の時代、花札はもとよりトランプだってほとんど日の目を見ず、もっぱら携帯ゲーム機に遊びの主役を奪われていますが、「古典(?)ゲーム」ファンの私には残念でなりません。

その花札に、「月見に一杯」や「花見に一杯」という役があるのをご存知のことと思います。これは、「赤い空に昇る月を描いた八月の札(芒:すすき)」に「菊と盃を描いた九月の札(菊)」の組み合わせが「月見に一杯」、「桜に幔幕(まんまく)を描いた三月の札(桜)」に同じく「菊」の組み合わせが「花見に一杯」ということですが、これらの三枚の札が全部揃うと、「八月」+「九月」+「三月」=「二十」となり、華やいだ役が全部帳消しとなり「ブタ」(価値のない札)になってしまいます。ここから「八九三」(やくざ)という言葉が生まれたとのこと。なんだか、がまの油売りの口上のように説得力があるでしょう。

ちなみに、「シカト」のいわれも書いてありました。「鹿」の札は10点なんだそうで、そこから「鹿十」→「シカト」になったというのですが、鹿の札は「十月:紅葉」なので、「10点」よりは「十月」のほうが「ト」の意味としては正しいような気がするのですが、真偽のほどは分かりません。この「鹿」の絵は確かにプイと横を向いているので、顔をそむける様子から「シカト」が生まれたとされています。

・・・気になったのが、なんで10点や20点が「ブタ」と呼ばれるのか、です。検索が甘かったのか、正しそうな答えは見つかりませんでした。で、勝手に推理するんですが、「札(ふだ)」の濁点を上下逆につけて「ぶた」にしたことで、札の価値ナシを意味したんじゃないかと。。。石ちゃんの「まいう~」的な発想ですね。。。違うかな??

 台風は上陸せず、小春日和です。。。昨日、車の中で、さだまさしの「秋桜」を久しぶりに聴きました。じんわりと泣けました。
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木々の葉も少しづつ色づき始め、秋の深まりを感じる季節になりましたね。 (ほり)
2006-10-17 07:52:38
言葉は聞いた事がありましたが、由来まで分かりませんでしたね。お恥ずかしいですが…。さいとう先生のブログを拝見させていただき、学生や社会に出て学べない事を学ばさせていただいてます。感謝ですm(__)m            またまた私事ですが、お尋ねしたい事があります。長女が今月初め頃に『とびひ』になり、飲み薬+塗り薬で綺麗に治りました。しかし、また違う場所に『とびひ』らしき症状が出てきました。再び受診をして、飲んでしっかり治させないといけませんよね?                余談ですが、次女が本日ポリオを団体で受けます。さいとう先生が呼ばれてますか?                                  朝晩は肌寒い折から、お風邪など召しされませんよう、どうぞご自愛くださいませ。
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#ほりさん (さいとう小児科)
2006-10-17 11:14:46
「とびひ」は、正式名を「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」といいます。皮膚の表面の傷口から、黄色ブドウ球菌や溶血連鎖球菌などが侵入して増殖し、びらん面を形成しつつ広がっていく病気です。



「とびひ」らしきものを心配して受診される方の大半はまだ「とびひ」以前のことが多いですが、ご自身で判断するのが難しいと思いますので、やはり受診されることをお勧めします。なお、実際に診ていないものについては、治療の内容に言及できませんのでご勘弁ください。



私は、今日と明日のポリオ接種の予診には出務いたしません。
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