9/22

宇多田ヒカルのSONGSみた
やっと才能に年齢が追いついて落ち着きが出てきた感じ
椎名林檎もそうだった
コラボするのわかる気がする
芸風はまったく違うけどその意味では私の中で同じカテゴリ

何気に昔から交流あるよね
ヒッキーが林檎ちゃんのモノマネしたり
i w'ont last a day without youはiPodに入っとります
声質とか発音とか言う人もいるけど
このふたりが仲良しという事実が私は好き

ふたりとも間違いなく天才少女で
でも若い頃はどうしても才能だけが先走って年齢が追いつかなくて
不安や強がりが態度や作品に表れるもので
そういうのが好きな人にはガッチリはまるんだろうけど
私はむしろ痛々しく感じてしまう方なので
世間的には衝撃的に売れた無罪モラトリアムやFirst Loveは持ってないけど
数字的には落ち着いてきたカルキやHEART STATIONを持ってるのは
そのへんの理由によると今にして思う

あとは年をとってほっとしたというか
30過ぎて楽になってきた感じはわかるというか
テレビの中の人だけど
なんとなく大人になってからの方が共感する
同年代女子として

強がる必要がなくなってくるからね
はたち過ぎればただの人というのは悪いことばかりでもなくて
あるいは他人以上に自分で自分を縛っていたものが
時とともにゆるやかにほどけていく
それは自由になるということ
尖った魅力がなくなる寂しさにがっかりする向きもあろうが
自分自身も年をとるとその解放感に安堵する
聴いてて楽な方が好きになる

母の死というごくプライベートな出来事を
真正面から受け止め咀嚼することで
より本質的な心情が人の心をストレートに打つ
その勇気がすごいなと思う
水道代払ったり切符買って電車乗ったりできるようになりたいって
ちゃんと危機感抱いて決断できたのがそもそもえらい

しゃべる時に全然口動かさないのは変わってないな
歌う時はあんなに大きく深いところから声出してるのに
挙動はだいぶ落ち着いたけど
だからこの人は歌ってる時がほんとの言葉なんだなって感じる
歌ってる時の方が開放されてる感じがする
いや本人がそのつもりかどうかは全然知らんけどね