恥を知れ

サディスティック・サディーの生かさず殺さず日記

10/4

2009-10-05 04:18:18 | litera
この部屋はまるで
時の裂罅に落ちたよう
外の世界では
どんどん時が流れてゆくのに
取り残されたまま
そうなることを半ば望んだ
みずから落ちて
牢に入り鍵をかけた
それでも
昇る太陽を止めることはできず
咲く花に心を乱し
枯れる葉に心を痛め
伸びる髪を倦み
積もる埃に怯えても
生きてしまっている
どうしようもなく
完全に閉じられないなら
なお悪くするだけ
なのにあきらめきれない

夢をあきらめるなというけれど
夢がまちがっているときはどうするの


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