いつもココロに栄養を~ココロと身体が癒されたい☆~

美容や趣味について書いてます。ブログのお越しをしました↓
シャンタル・デュモ http://tigrato.pink/

児童英語~子どもが英語を好きになるとき、嫌になるとき~

2014-03-13 | 仕事

          

           

幼児から英語を習い始めて間もないとき、殆どの幼児さんは

『(英語のレッスンが)楽しくてしょうがない!』

『宿題をもっとやりたい!』

『ええ~もう終わり?もっとレッスンしたい!』

など、嬉しい雄叫びをあげてくれます。

好きで始めた習い事なので、それも当り前の話。

 

幼児英語はとにかく『楽しみながら身につける。』が基本なので、歌・エクササイズ・単語ゲーム・絵本・ワークブックなど、短時間にパパッと切り替えながらテンポ良く、レッスンする。

宿題も音声教材を聞きながらのクイズ形式だったり、ぬり絵やアルファベットのなぞり書きなど、負担なく学習できるので、幼児さんで英語嫌いを見つける方が難しい。

 

 

しかし低学年(1-2年生)になると、少しずつ様相が変わる。

game中心のレッスンから、座学の割合が学年の上がるごとに増えていく。まだ低学年は勉強している意識が低く、『遊びの延長に英語がある』感覚

低学年の英語好き=英語のgameが好き このような感覚に近いように感じる。

でも、初めは『gameとか楽しいから英語も何か好き』、こういう感覚で良いと思う。どんな理由であれ、好きになってくれれば、宿題や努力も苦にならないから。

でも、こんな気持ちを阻むのが劣等感

いまの子ども達は、『負ける』こと『失敗すること』『人より出来ないと感じること』についての耐性が非常に弱く感じる。小学校教育でも一昔前から、『競争を避ける』方針があったりして、『勝負ごと』に慣れていないのかもしれない。

低学年での劣等感で多いのは、アルファベットの定着

文字の定着が早い子は、逆に優越感を感じる様子。講師の課題は、同じクラスに習熟度の差がある子達が在籍している際、いかにそれぞれが自信を持てるか、ということ。

『○○ちゃんのここが良く出来てるね!』と、毎回1人1人に声掛けしていければ理想なのに、そう上手くはいかないもの。『今日は注意しかしてなかった!!!』という、残念な日もあったり。

 

 

中学年(3-4年生)になると、『gameで楽しく英語を学ぶ』から『英語のお勉強』へ移行する時期。

低学年で『何となく楽しい』だけで学習してきた子どもたちが、3年生になった時スムーズに『英語のお勉強』スタイルへ移行できれば、しばらく英語好きは続くはず。

中学年は、英語のスピーチなどの自己発信三人称や過去形も学習、既習文の読み書きやフォニックス学習も始まる。英語が難しい!と感じるのも、この時期から。

苦手意識が強くなると、ここでギブアップして習い事を辞めてしまう子どもも出てくる。

『好き』から『嫌い』になるのは、わりと簡単。分からないまま授業が進んでいき、宿題も自力では解けなくなってしまったとき

この時期 『授業がつまらない』=『英語が難しくなって、分からなくなった』のはず。

 

講師は

単語や文を読めるように(個人差があり、苦労する子もいる)

文法はイメージで理解

覚えにくい単語は、連想方式で暗記

など、できるだけ複雑にしないよう気をつける。

 

 

そして、高学年(5-6年生)へ進むと、本格的に『中学準備英語』が始まる。

混乱を避けるために今まで使わなかった『文法用語』(主語・動詞・形容詞)などの言葉を使いながらの文法説明が始まる。ここで『文法用語』に慣らしておけば、中学で余裕を持って説明が聞ける。

高学年は、英会話+並べ替え英作文や単語の書きとり、長文読解などお勉強要素がてんこ盛り。法は中学校でつまづきやすい『3人称単数現在』や『不規則動詞の過去形』などを中心に学習していく。

高学年になってやっと、保護者から『子どもの英語が身についてきたことを実感』と言ってくれるようになる。ここまでくると、自ら宿題をこなしコツコツ勉強する習慣がついてくる。単語のスペルもなんとなく覚えているので、書くのも早い。(英語を書きなれてない子は、1文字ずつ見るので相当時間がかかるはず。)

英語が読める!会話を聞きとれる!幼児から積み上げて覚えた単語数も相当ある!文法のイメージもつかめているこの時期に、長く英語を続けていて『あ、こういうことか!』というブレイクスルーを経験できたらこっちのもの

中学でも英語好きになり、さらにコツコツ学習するので、得意科目であり続けることでしょう。

 

 

講師ができることは、

わかりやすい授業楽しめる授業。英語にもっと興味をもってもらえるように初めは、遊んで楽しい英語で親しみやすく。みんな楽しいことには努力をいとわないから。

少し難しくなってきたときに、なんとかこらえて学習を続けてもらうこと。講師はこのとき応援団長!

そして、『英語が出来るようになった!』と自信が持てるようになったとき、本当の英語好きが生まれる。あとは、自力で努力するチカラが身についているので、順調に学習を進めていけるはず。

 

ワタシの目指すのはそんな、本当の英語好きの子どもを沢山育てる事です。道のりは長いですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る