今朝放送された 『NHKあさイチ・スゴ技Q』 をまとめてみました
題して『やる気ONの極意』です。以下の記事は、子どもが家庭学習(主に宿題)などを、やる気を出して行える方法を項目別に教えてくれました。
子どもがやる気の出る言葉がけは?
やる気の出る環境作り
やる気を持続させるには?
苦手意識の壁を乗り越える方法
子どもがやる気の出る言葉がけは?
まず中学生200人から集めたアンケートで見てみます。
親からの言動・行動でやる気がでること
第1位:ご褒美をもらえる(手作りのお菓子や可愛いもの、また『受験お疲れ!』などのねぎらいの言葉もご褒美の1つ)
第2位:頑張ったのを認めてもらえたこと
第3位:ほめられたこと
親からの言動・行動でやる気がなくなったこと(NGワード
)
第1位: ~しなさい!
第2位:誰かと比較される
その他:認めてくれない、~しちゃダメ!
第1位の『~しなさい』は、子どもに反発心を芽生えさせる言葉。言われた子どもは、命令されているようでイライラしながら勉強しているようです。
脳科学の観点から『~しなさい』の代わりに使う言葉は。。。。
子どもに選択肢を与える表現にすると良いそうです。
(例) 『勉強(宿題)は、お風呂の前にやる?それとも後にやる?』 と、子どもに選ばせてあげる。
選択肢を与える利点は
・自分で選んで決めることは子どもにプライドを持たせ、認められた感がでるから。
・自分で選んだこと、口に出したことを人は行動に移しやすいから。
・人は選択肢があると嬉しく思うし、実際に成績があがるという数字が出ている。さらに、自分で選んだことに関して、例え失敗しても、やる気がそがれない。
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やる気の出る環境作り
いつも一定の場所で勉強する
勉強机の周りに好きなものを置かない
人間はご褒美(好きなもの)が目の前にあると気持ちが緩むので、関係ない遊び道具等は見えない所へしまっておく。
集中しやすい姿勢をとる
少し前かがみ(猫背にはならないで)の姿勢は、視界が狭まり集中しやすい。頭は重いので、前かがみ気味の方が楽な姿勢をとれる。
頭を切り替えるのに簡単な方法は、一回目を閉じること。
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やる気を持続させるには?
見守る親子の関係が重要
『~しなさい!』 『雑に書いてるじゃない!』 という命令口調で、子どもに指示を出すのは、『縦の関係(命令する/される)』になり、子どものやる気がそがれる原因。
それよりも、斜め上から見守ってあげる 『斜めの関係(兄弟・姉妹のような関係)』が理想。
斜めの関係では、命令ではなく提案調の声掛けをしていく。
『~するのが良いんじゃないかな。』 『もう少し丁寧に書けると良いんじゃないかな。』 のような柔かい声掛けが子どものやる気を持続させる。
子どもが間違ったとき、間違いを正すタイミングは?
例えば漢字の練習などでは、1文字書き終わった後に指摘すると良い。間違いを正す時は、一通りの動作を完結した後に行うと良い。
例えば『良く出来たね!』と褒めた後、『ちょっと待って!ここは~だったっけ?』と子どもに、考える時間を与えてあげる。褒められた後なら、素直に言うことを聞きやすい。
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苦手意識の壁を乗り越える方法
子どもは苦手科目の宿題に取りかかるまで、時間がかかります。そういった時の、対処方は?
親が得意科目のウオーミングアップ用の問題を5問ぐらい作る。
この問題は、子どもが全問正解できる程度の簡単な問題です。
採点しながら『すごいじゃない。良く出来たね!』と褒める。
子どものやる気スイッチがONになり、すんなり苦手科目の宿題にも取りかかれる。
この時、親がスタートの合図に背中のみぞおち辺りを軽くたたくと良い。
小さな成功体験を積み重ねることがやる気につながるため。
成功体験はご褒美と似ていて、『あの時上手くいったな~。』という気持ちが脳に残ってやる気につながるそうです。
児童英語講師という職業柄、家庭学習の悩みを良く聞きます。そんな時、以上のアドバイスが出来れば良いなあと思い、まとめてみました。