ブリットの休日

大好きな映画や小説の感想や日々の他愛ない話と、
聴神経腫瘍と診断された私の治療記録。

聴神経腫瘍でガンマナイフ治療を受ける

2022年02月13日 | 聴神経腫瘍

 とうとうガンマナイフで手術する当日を迎えます。

朝食もなく、前日に予定は8:50頃に頭を固定するフレームを付けにいきますと聞いていたので、7時くらいに目を覚ましたあとは、しばらくボーっとしてました。

ちょっと細かい時間を既に憶えてないんですが、8:30頃看護師さんが病室に来て、点滴を打つことになりました。
この時フレームを固定するために頭の前後二つずつ刺すピンの痛み止めの麻酔も一緒に入れます。

そして予定通り9時前に、自分で点滴をぶら下げたスタンドを持って移動します。

なぜか記憶がないくらい、あっという間に頭にフレームを着けられてました。

当然麻酔を打っているので痛みはありませんでした。


 そしてフレーム付きのMRI検査を行いました。

その後のことも聞いていたんですが、いったん自分の病室に戻り、昼食をとって手術に入る予定になっていました。

なぜそのまま続けて手術する流れではないのかは分かりません。

さすがにフレームを着けた後は、ストレッチャー(担架みたいなやつ)に寝かされて、病室まで運んでもらいました。

病室に戻ると、手術まで待機となります。

フレームがどんな風についてるのか、ここでやっと鏡を見て確認できました。
フレームだけだったので、思ってたよりコンパクトでした。

看護師さんに記念写真も撮ってもらい、結構余裕(^^)

今ガンマナイフは別の患者が入っているので、その方の後になるためたぶん12時過ぎくらいかなと聞かされます。
なので早めに食事をとってください、ということで11頃に、フレームを着けたまま食事です。

改めてなぜそのまま続けて手術する流れではないのかと思いました。

この時の食事のメニューも憶えてないんですが、食べやすいようにどれも細かく裁断されてたことだけ記憶にあります。
余裕があったつもりだったんだけど、写真を撮るのは忘れてました。

そしてこっそりのど飴を舐めました。

先にやったMRI検査でも、朝に一粒のど飴を舐めていたので、全く喉のイガイガもなく最高に余裕でした。
のど飴恐るべし。

12:10頃看護師さんがやって来ました。

病室の前でストレッチャーに自分で乗り、さあいくぞ!って時に看護師さんの一人が、私がマスクをしてないことに気がついたのか、どこに置きましたかって聞いてきました。
んん~って考えてるときに、マスクが私の顎下にずらされてるのを発見。
小さな笑いが起きます。

どうでもいいですけど(笑)

 

 手術室に入ると、まずそこまでいなかったかも分かりませんが、10人ぐらいの人が群がっているのが見えました。

ストレッチャーから6人ぐらいで別の台へ私をシートごとヨイショっと持ち上げて移します。

この時からずっと目をつぶってたので、なにやらわあわあ言いながら、大勢が頭のフレームにガチャガチャ何かを付けていっている感覚がありました。

大きなヘルメットを付けた写真を事前に見ていたので、多分そのヘルメットを付けてたんだと思います。

そしてまた何人かにヨイショって別の治療台に移されます。

さあ、いよいよ放射開始です。

放射の間も意識はありましたが、なぜか無性にだるかったというか眠かったです。
どこかで麻酔を打たれていたんでしょうけど、これもよく憶えていません。

放射中は痛みも全くなく、のど飴の効果もあり咳をしてしてしまう恐怖もなく、最後までリラックスした状態でいられました。

放射時間大体30~40分ぐらいだったと思います。
ガンマナイフ治療終了です。

終わるとまた大勢がフレームの解体に群がります。
まあここでも目はつぶってたのでどれぐらいの人が群がっていたのかは分かりませんが。

フレームのピンを外すと、つーっと何か液体が流れる感覚があったので、多分血が流れてたんだと思います。
いそいでそこへガーゼを貼り付けていきます。

すべて外し終わったらしく、またまたヨイショって何人かが持ち上げて、ストレッチャーへ移します。

病室へ移動しているときに、自分で右耳の横で指を擦ってみました。

カサッカサッ

と音が聞こえます。

大丈夫、聞こえなくなってはないとちょっと安心しました。

 病室に着き、看護師さんに自分で降りれますかと聞かれたので、降りてみます。
なんともありません。

成功したのか、失敗したのか結果は知らされませんでした。
私もなぜか全部終わってホッとしてたからなのか、看護師さんにも聞きませんでした。

とにかくやっと終わりました。