21世紀の森の帰りに、旭川兵村記念館に寄ってきました。
こういう郷土資料館って、なかなか行く機会がないのでね。
旭川村に入植した屯田兵の歴史資料館です。
屯田兵とは、明治時代に北海道の警備と開拓にあたった兵士とその家族
である。
明治7年にその制度が設けられ、翌年から実施、明治37年に廃止され
ました。
写真撮影OKで、資料がたくさん展示されていたので、とりあえず
載せます。
たいへん見ごたえがあり、当時の生活の様子がとてもよくわかるので、
旭山動物園の帰りにでも寄られるといいと思います。
猫用いずこ
猫の寝床用に編まれた藁製の「いずこ」である。
開拓当時、ネズミによる貯蔵穀物の被害は甚大で、その対策のために
屯田の家では猫を家族の一員のように大事にした
たこ足
腰をかがめて一町歩(1ヘクタール)に籾を手播きしてく作業はあまりにも
過酷であった。一人で播くと約1週間もかかった。しかも終わる頃には稲の
生育に差ができた。
屯田の親・末武安次郎は家族の苦労する姿を見て、なんとかいい方法はないか
と考えに考えた末、考案したのが「たこ足」と称する種籾直播器であった。
これを用いると立ったままの操作で、同時に16株を播くことができた。
腕用ポンプ
明治44年購入(ポンプ関係一式500円)
放水量10人で約400リットル/分
大日本東京市 市原喞筒諸機械製作所
はたおり機
明治31,32年に福島県から東旭川村上ペーパンに入植した人が郷里から
取り寄せたものである。
この団体の入植規約には「入植して養蚕を行う」とあり、昭和の初期まで
稲作のかたわら養蚕を行う人もいた。
天井まで届く巨大な木彫刻がありました。
汗
東川町の農民彫刻家 松田与一
旭川市近隣には、松田与一さんの作品が至るところに展示されており、
めぐり合うと「おお!」と思います。
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