カメブログ

聖蹟桜ヶ丘に住むおじさん(通称カメちゃん)のブログ

【映画】ライフ オブ デビット ゲイル

2004年11月23日 | 映画
監督 アラン・パーカー
脚本 チャールズ・ランドルフ
出演者 ケビン・スペイシー ケイト・ウィンスレット ローラー・リニー カブリエル・マン
ジャンル サスペンス
公開年 2002 アメリカ

素晴らしい佳作。検索してみると推理小説マニアの人が途中で落ちが分かったと感想を書いていたが、鈍い私にはさっぱりわからなかった。そして特典映像の中で脚本家があれこれ推理してもらうのが一番の喜びと語っていたから私は推理小説マニアよりもいい観客だったはず。悔しさ半分ですけど。

さて、物語は大学教授がある過ちから社会的地位を失い転落する姿を描いているのですが、このあたりがどうもリアリティに欠けるように思われました。画一的で面白くない。電器チェーンの販売員ではなく、ホテルのドアマンとか結婚式場の職員とかが良かったのでは。

結末の後味が悪いと感じられる方もいらっしゃるようです。監督は中立的な立場を捨てて、主義主張を貫いた姿をもっと肯定的に捉えるカットを加えれば観客が救われ、カタルシスが得られたのではないかと。
ともあれ、中盤以降の緊迫した場面は出色の出来。永く記憶に残る作品となりました。

インターネットの投票ランキングを見て慎重に映画を選ぶようになって名作のヒット率が格段に上がってきた。これまでレンタル屋のつけるランキング上位なら外れは少なくなるだろうと思っていたがとんでもない誤りだったことがハッキリしてきた。

このウォーク・トゥ・リメンバーもライフ・オブ・デビット・ゲイルもレンタル屋に1本しかなかった。こうした名作、佳作のパッケージが誰の手にも取られず、棚に眠っているのは如何にも惜しい。

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1 コメント

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はじめまして (know_the_base)
2005-12-12 22:21:44
僕もこの映画は評価高いです。でも世間一般であまり知られてないですよね。こういう映画って他にもいっぱいあるんでしょうねぇ。
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