庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

消えた年金問題

2007-06-01 06:27:45 | Weblog
与党の賛成多数で成立した年金関連法案・・厚生労働省によると、消えた年金件数は5000万件。年金の受給年齢記録が分からないもの2880万件。今回の法案成立で時効成立後の差額を受け取れる人250000人。追加の年金支給総額950億円。
そのほかに、我々の貴重な税金からも数十億円必要とされている。
年金掛け金の引き上げ、年金支給額の引き下げ、年金支給開始年齢の引き上げ等々・・・小泉内閣時代この法案を「100、年安心」といったのは「公明党」である。現行の年金制度は「100年、安心」ではなく「1億2000万人、総不安」である。公明党の皆さん、説明をお願いします。100年、安心の年金制度が、成立した翌日から不安年金になった理由を、そして、今回の年金関連法案では、公明党の「姿」が見えませんね!!神崎さん、冬柴さん、表舞台で説明を・・・でも無理かな?自民党の「下駄の雪」では・・・・

年金関連法案可決

2007-06-01 05:47:00 | Weblog
今日の未明にようやく社会保険庁改革法案と年金時効撤廃法案が与党・自民党、公明党の賛成多数で可決・成立した。
しかし、5000万件にも及ぶ消えた年金問題の根本的は解決していない。また、政府は救済と言っているが、はたして救済という言葉が適切なのか?
救済とは、政府が「助けてあげる」と理解するが、この年金問題は政府・社会保険庁に問題があるのであって救済ではなく国民に対して「陳謝」しなければならない問題である。
収めた年金を支給されない・・・まさに政府による「振り込め詐欺」である。また、社会保険庁を解体して新組織を作ると言っているが、これらの問題が解決するのだろうか?政府の詳しい説明が無いのは残念である。野党もあらゆる手段で法案成立を阻止しようとしたが、消えた年金問題についての「対案」が国民に対してなかったのは残念である・・・・・

松岡利勝衆議院議員の自殺について

2007-06-01 04:15:41 | Weblog
昨夜、海外マスコミの方と取材のあと、居酒屋(日本語ペラペラの日本通)酒(もちろん吟醸酒)を酌み交わしながら雑談・・・
その中で、松岡利勝農林水産大臣の自殺が話題の中心であった。彼曰く「何故、自ら命を絶つのか理解できない。しかも、自らの責任を取っての自殺なら一定程度理解できるが、自らの「罪」を隠す(回避)するための自殺は理解できない」とのこと・・・
私は、ある程度、松岡氏の自殺については「日本人」として理解できるものがある。これ以上「恥」をさらしたくない・・・これ以上「家族に迷惑をかけたくない」と思うのが日本人的美意識なのでは・・・
彼は私に向かって「貴方はどんなときに自殺を考えますか?」とのこと・・私は「特に、悪いことはしていないし、自殺するとしたら不治の病かな・・」と答えておいた。外国人には日本人的自殺の意味が理解できないらしい・・・今回の松岡氏の自殺は彼らにとって「侍の切腹」と同じように見えるのではないだろうか・・・・