庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

出生率と格差問題

2007-02-26 10:59:09 | Weblog
柳沢伯夫厚生労働大臣の「女性は子供を産む機械」発言により、少子化問題について国民の関心が高まったことは大臣を評価したい。
現在の日本の合計特殊出生率は1.26倍であり、このまま少子化が進めば日本は経済的にも文科的にも衰退することは間違いのない事実である。
出生率の低下の原因として、若年層の未婚化と既婚者(カップル)の出生率の低下が挙げられる。
未婚化の原因は何か?考えられるのは収入ではないだろうか。一家を支えるだけの収入を得られないだから結婚をあきらめる。
また、既婚者(カップル)の場合、昔は3人4人と子供を産んだが、今のカップルの場合1人か2人の子供を育て、子供にかける養育費用を「集中」させようとしているのではないだろうか?俗に言う「貧乏人の子沢山」の時代ではないのだから・・・
少子化対策として①若年者の賃金の引上げを実施すること。少なくとも「世帯形成」のできる賃金が必要である。②安心して「子育て」ができる環境(教育等含めて)を作り出すことなどが必要である。いま、政府のやろうとしている少子化対策は少子化に歯止めをかけることはできないであろう。