庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

政府・財界と庶民感覚のズレ

2007-02-01 09:23:59 | Weblog
柳沢厚生労働大臣の「女性は子供を産む機械」との問題発言に関して、庶民、特に女性から猛烈な批判を浴びている。
この問題に関して、経団連の御手洗富士夫会長は「陳謝したのだし、反省しているのだから辞任の必要はない」とコメントしている。庶民感覚の分からない経団連の体質を表しているのではないだろうか。もっとも、経団連は、自民党を飼い犬としか思っていないだろうし、エサ(政治献金)も充分与えている。また、厚生労働大臣は、経団連のメッセンジャーであり、経団連の推し進める「ホワイトカラー・エグゼンプション」の重要な要の柳沢氏の退任を認めたくは無いだろう。
経団連の御手洗会長は、以前にも自身が会長を務めるキヤノンでの偽装請負問題で行政から指導が入った際「法律が悪い」といってのける神経の持ち主である。これは、飲酒運転をして警察に検挙された人が「いまの道路交通法」が悪い!と言っているようなものである。
御手洗会長の略歴を拝見すると「なるほど」と理解する。
御手洗富士夫 1935年大分生まれ、1961年中央大学法学部卒業、司法試験を目指したが断念、叔父のキヤノンに入社とある。
日本にとって良かったのは、御手洗氏が「司法試験」に合格しなかったことである。彼が弁護士や検事、裁判官になっていたら、庶民感覚の無い、法律を平気で破る法律家になっていただろう。御手洗会長の発言や行動を考えると庶民との「感覚のズレ」あるいは「ピントのズレ」を感じ得ない。キヤノンのデジカメのピントはOKだと思うが・・・・

政治とカネ

2007-02-01 05:54:14 | Weblog
今国会では、自民党・柳沢大臣の問題発言のほか、政治のカネの問題も重要な課題であろう。昨年の末から今年1月にかけての政治資金の問題、そして、政治とカネにまつわるスキャンダルはまだまだ出そうである。
私の知人に2人の国会議員がいる。一人は民主党のA議員、一人は自民党のB議員である。お二人とも私は大ファンである。
民主党・A議員はいつも「お金がない、お金がない」と言っている。彼は、議員歳費で私設秘書や事務員を雇い、二ヶ月に1度程度「後援会だより」を発行し郵送している。その郵送代金だけでもばかにならないらしい。
一方、自民党・B議員は、親父さんの後を継ぎの二世議員である。お金の苦労はないらしい。親父さんの代からの有力な後援会がつき、一定程度の政治献金があるという。同じ議員であり、同じ歳費で活動しているのに・・・
自民党にも民主党にも二世議員がたくさんいる。民主党の小沢氏、鳩山氏、自民党では代表的な小泉前総理も安部総理も二世、三世議員である。議員とは、よほど「おいしい」職業らしい。
そこで、提案である。政治家への企業献金、団体献金はもちろんのこと、個人献金も禁止し、議員歳費を現行の倍以上を支給し、議員数を半分以下にすべきではないだろうか?個人献金を認めると、企業献金の裏道として利用されるからだ。
企業・団体献金が「政策の実現」のためという純粋な考え方なら良いのだが、今の経団連の動きを見ていると純粋な献金とは思えない。
追伸・・・いま、テレビを見ていると、国会での柳沢問題を取り上げ、柳沢大臣と松岡大臣の2ショットが見られた。良かったね!!!松岡さん、柳沢さんが取り上げられて・・・柳沢問題がなかったら、貴方がターゲットでしたから・・・・

新内閣の設立を

2007-02-01 04:18:08 | Weblog
柳沢伯夫厚生労働大臣の「女性は子供を生む機械」発言で国会で野党は辞任要求をしている。また、民主党・管直人代表代行も柳沢発言に安部総理の「美しい国、日本」になぞらえて「恥ずかしい国、日本」と表現している。
安部総理は、この問題でそろそろ決着をつけるべきであろう。つまり、柳沢大臣に辞任していただくのが最良の選択ではないだろうか?
この問題が長引けば、長引くほど「支持率の低下」は止まらないと思える。そして、内閣改造も同時に実施し、次年度予算の通過を目指すべきであろう。新体制のもと新内閣がスタートを切らなければゴタゴタが尾を引き、夏の参院選での自民党・公明党の与党の勝利はムリであろう・・・・別に自民党を応援しているのではないが・・・
組閣に関しては以前にも投稿したが、「仲良し内閣」「お友達内閣」ではなく、若い?安部氏を支える重みのある閣僚の選出が重要である。いまの内閣を見ていると「軽量内閣」と思えるからだ。間違っても、日本のために小泉前総理のようなパフォーマンス内閣は作ってほしくはない。
また、官邸や自民党三役の交代も実施すべきである。見るからに能力のない「塩崎官房長官」や中川幹事長は安部体制から放出すべきであると考える。