庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

ご老公との会話①

2007-02-16 04:25:14 | Weblog
昨日の午前11時ごろ、経済評論家の大先輩(私は、親愛の意味をこめて「ご老公」と呼んでいる)から、3時(15時)からに、寒いから鍋を食べよう、昼飯は食べるな!との電話。ご老公の夕食は3時から4時ごろ、7時には就寝の生活・・・
ご老公は私のブログの内容に不満があるらしい、ご老公曰く「お前はバカだから、誤字・脱字は許せるが、お前のブログには、政治家(政党)、政府、財界、労働界の批判はするが、若者、老人、マスコミ、バカ学生、バカ学生を教える大学教授を含めた先生と呼ばれる人たち、バカ学生の親達、バカ学生の近くに住む地域住人等々に対する批判が書かれていない」とのこと。
ご老公は今の日本がダメなのは政治家からご近所の人たち総てであるとのこと。4時間にわたる先輩からのお説教を数回に分けて紹介したい。まずは「大学教授」から・・・

わたし:大学教授のどこに問題があるのですか?
ご老公:今時の大学教授(経済学)は、3パターンに分かれる。一つは、21世紀にはいってもマルクスの経済学を教える化石のような教授、二つ目は、実体経済を知らない「バカ」教授、最後は、元税調の石、前税調の本間、そして竹中平蔵だ!みな共通しているのは、政府に祭り上げられて、学者の本分(ご老公に言わせれば批判精神)を忘れたエセ学者だ!特に竹中など日本をダメにした張本人!とのこと・・・・
(竹中氏の詳しい批判については、表に出せない事ばかり・・・ブログでは書けない)

経団連・自民党の懇談会

2007-02-15 17:25:31 | Weblog
夏の参議院選挙に向けて、経団連と自民党執行部の懇談会が行なわれた。丹羽総務会長から「大企業は収益をあげているが、一般庶民の感覚では実感できていない。景気回復が家計部門にも波及し実感できるようにしてほしい」青木参院会長は「7月には参院選がある。厳しい状況だ」また、中川政調会長は、ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)の法案見送りと残業代割増に対しての方針を示したのこと・・・
これに対し、経団連・御手洗冨士夫会長は会見で「残業代割増だけの先行は人件費が膨らみ中小企業にとって大きな負担になる。慎重に検討してほしい」と要請したとのこと。
立派な人格者(?)の経団連・御手洗会長を批判するつもりはないが、発言の「残業代割増だけの先行は人件費が膨らみ・・・」とあるが、グローバル・スタンダードを標榜する経団連は諸外国の割増率を知らないのでしょうか?また、WEを先送りしたことに対して不満のようであるが、WE導入の目的は人件費削減だったのですか?多用な働き方に対応するためにWEを取り入れたいとの考え方ではなかったのですか?
また、「中小企業にとって大きな負担になる」との発言。そもそも中小企業が苦しいのは、人件費ではなく、御手洗会長のキヤノンをはじめ取引先大企業のコストダウンが厳しいからではないのですか?こんな発言を繰り返す御手洗会長は中小企業の「オヤジ」さんが聞いたら激怒しますよ!
中小企業のオヤジさんは「御手洗!あんたが一番悪い」と・・・
それにしても、自民党は庶民の事が心配で経団連に要請したのではなく、あくまで夏の参議院選挙だなんて悲しいネ!

思い出して!政治家の失言

2007-02-15 07:06:13 | Weblog
政治家の女性に対する失言を思いつく限り集めてみた。ただの失言(確信犯?)なら、小泉前総理の年金問題に関して「人生いろいろ、会社もいろいろ」「公約を守らないことはたいしたことではない」等々あるが・・・
政治家の女性と出産をめぐる主な失言として・・・
6年前に石原慎太郎東京都知事は「文明がもたらした最もあしき有害なものはババアなんだそうだ。女性が生殖機能を失っても生きてるってのは無駄で罪ですって」との発言。(表現をそのまま・・・)
4年前の森喜朗元総理は「子供を一人もつくらない女性が自由を謳歌し、楽しんで、年取って、税金で面倒をみなさいというのはおかしい」との発言。
そして、最近、話題の柳沢伯夫厚生労働大臣は「産む機械といっちゃなんだけど、装置の数が決ったとなると、あとは産む役目の人が一人頭で頑張ってもらうしかない」「若い人たちは、結婚したい、子供を2人以上持ちたいという極めて健全な状況にある」との発言。
よく読むと、柳沢厚生労働大臣発言以上に問題発言がある。
これらの方々は、いまでも「政治家」である。あらためて政治家の「質」の問題を我々は考える必要がある。

政府の少子化対策戦略

2007-02-15 05:24:00 | Weblog
政府の少子化対策戦略が面白い。本気で少子化対策に取り組む気持ちがないらしい。政府の「子どもと家族を応援する日本重点戦略検討会議」がスタートし、会議では「働き方の見直し」論議を柱に据え検討するという。
育児休業についても、取得率は女性72.3%に対し、男性はわずか0.50%と説明しているが、数字で見る限り、女性に問題がないが、男性に問題ありと間違った捉え方となってしまう。女性の72.3%とは数字のマジックである。働く女性の20%が妊娠を理由に退職しているのである。残った女性の80%のなかで72.3%の女性が育児休業を取得するのである。つまり、1000人の女性のうち、妊娠により200人が退職し、会社に残った800人のうち約580人が育児休業を取得したことになる。現実には、女性の育児休業は58%程度であることだ。ただし、この数字は正社員の女性の数字であり、派遣やパートの方を含めると育児休業の取得率はまだまだ低いのである。
また、政府の考え方では、長時間労働の抑制のため「残業代の割増率の引き上げとホワイトカラー・エグゼンプション(WE)」を取り入れるという政府・自民党は何が何でも経団連の方針に従ってWEを導入したいらしい、WEは長時間労働にはなっても労働時間抑制にはならない。また、残業代の割増率の現状と変わらないし、逆にサービス残業の増加の可能性が大きい・・・

与野党の論戦

2007-02-14 16:41:33 | Weblog
衆議院予算委員会で民主党の菅直人代表代行、岡田克也元代表、前原誠司前代表の3人が質問に立った。「代表経験者トリオ」だそうだが、民主党には他に議員はいないの?
しかし、取り上げた内容は良かったのでは・・・
夏の参院選に向けての「格差問題」である。菅代表代行は、生活保護世帯や3万人の自殺者の問題についての質問、岡田元代表は、経済成長と格差の問題について、前原前代表は、地方格差の問題について質問したが、安部総理は、「格差は拡大していない」と選挙を意識してか、格差を認めようとしなかった。総理は「汗を流した人とそうでない人にある程度差がつくことは、ある意味では当然のこととみんな思っている」との発言。
安部総理は何も分かっていませんネ!汗を流した人とそうでない人との差かあるのは当然です。問題は、汗を流して一生懸命働いても格差があることです。総理には下々の生活はおわかりいただけないのですネ

国会での最低賃金引上げ議論

2007-02-14 11:10:12 | Weblog
今日の共産党機関紙「赤旗」の記事を引用させていただく。今日の「赤旗」の2面には、安部総理と志位和夫委員長との審議の様子が記事となっている。
賃金格差の根本問題である「最低賃金」について、民主党も共産党を見習うべきであると思うが・・・民主党しっかりして下さい・・・
志位委員長は、日本の最低賃金が世界の最低賃金水準に比べ低い、この問題を解消するには最低賃金で働いても貧困にならない社会にするためには、最低賃金を労働者の平均賃金の5割を目標にすべき・・
これに対し、安部総理は、現実面を見ると中小企業を中心に労働コスト増により事業経営が圧迫し、かえって雇用が失われる可能性が高い・・・との答弁
しかし、中小企業の経営が苦しいのは労務コストではない。大企業の中小企業に対するコストダウン要請が中小企業の経営を圧迫している事実を安部総理が知らないはずはない・・・
ちなみに、平均所得に対する最低賃金の国際比較では
オーストラリア⇒58%
フランス⇒54%
オランダ⇒51%
ニュージーランド⇒47%
イギリス⇒44%
カナダ⇒41%
日本⇒32% ・・・となっている。

日銀総裁は誰?

2007-02-14 04:26:31 | Weblog
日銀総裁は誰?いろいろ問題のある日銀総裁・福井俊彦氏の日銀総裁任期があと1年あまりとなった。後任の総裁として、あの「竹中平蔵」氏の名前があがっているという。安部総理のすすめる上げ潮路線(成長重視の経済路線)を実現するには竹中平蔵氏の起用が得策との意見だろう。
しかし、竹中平蔵イコール小泉純一郎という考え方が自民党の中にはたくさんある。本当に大丈夫?竹中氏はトップになれる人材なの?参議院議員になって、小泉氏が退陣すると有権者に選ばれた参議院議員でありながら議員辞職してしまうような人物で・・・喜ぶのは竹中路線と同じ財界だろう・・・我々一般庶民の格差拡大の路線を作ったのは、誰あろう、竹中氏である。竹中氏は金融財政のプロ?確かに、ご自信の財テクは上手だか(いろいろな噂話だが)、日本の財政をエセ学者・御用学者 竹中氏にまかせていいのだろうか?しかし、福井総裁の任期は来年の3月、いま名前が挙がっていることは逆に「竹中総裁」の可能性が少ない?と思うが・・・
竹中さん、日本のために慶応義塾大学で何も知らない学生に「いい加減な」経済学を教えてあげてください。間違っても再び日本の表舞台には出ないでください・・・・・・

6カ国協議

2007-02-13 12:39:47 | Weblog
最近、北朝鮮の金総書記の長男・金正男氏の動向が新聞やテレビ等のマスコミで紹介されることが多い。12日もマカオから北京入りした金正男氏をマスコミが追いかけていたが、朝鮮語、英語、日本語を交えての受け答えには感心する。
ただし、お父上同様のスタイル(人の事は言えないが・・)を見ると、北朝鮮の国民が食料不足の時、「美味しい」物を食べているんだな・・と思うのは私だけかな?
ところで、今日にも6カ国の協議がまとまり「合意文書」が作成され共同声明が発表されるらしい。北朝鮮の「ゴネ得」である。北朝鮮に対する支援は「均等分担」でエネルギー支援をするとのこと、拉致家族被害者の会では「拉致問題」が前進しない限り「北朝鮮支援はしないでほしい」との切実な訴えを安部内閣は無視するらしい。
この問題で日本だけが「拉致」問題を全面に出すと孤立化しかねない・・との北朝鮮寄りの報道もあるが、北朝鮮に支援できる国は韓国と日本以外ないのである。北朝鮮支援に関しては、アメリカも中国もロシアも全面支援する気は無いのであり、日本と韓国だけが支援せざるを得ないのである。日本は毅然たる態度で北朝鮮問題に取り組んでもらいたかった・・・ただただ日本の弱腰外交には残念である。

格差是正と国会審議

2007-02-13 09:16:22 | Weblog
通常国会で安部総理は「能力の違いに目をつぶって、結果、平等をめざす社会を作ろうとは思わない」と話している。当然である。誰も平等にして下さいとお願いしているわけではない。ワーキングプア(働く貧困層)など問題があり、生活できる賃金などを求めているのである。
政府は格差是正の対策を①人材能力の開発②公的扶助を受けている人のうち、就労を希望する人の就労支援③中小企業の生産性向上の3項目を挙げているが、参議院選挙目当ての対策のため、具体的な政策は何も無い。最近、格差問題が選挙の争点になりそうと判断したための苦肉の策であり、小泉前総理の時代には、野党からの格差問題の追及に対して小泉前総理は「言われるほどの格差は無い」と、格差問題を認識していなかったのである。
以前、ブログにも投稿したが、民主党の小沢氏の「世界で最も格差のある国」発言に、安部総理のお友達、お情で官房長官になった塩崎氏は小沢発言を否定し、根拠を示せとの発言。いまは、世界一か、世界二かが問題ではない。格差是正をどうするか?が問題である。現実にある格差問題を認識していない政府は有効な政策を打ち出すことはできないであろう。できるだけ早い政権交代をお願いしたい。

アメリカ大統領選挙

2007-02-13 04:27:24 | Weblog
アメリカ民主党・バラク・オバマ上院議員が大統領選挙に正式に出馬を表明した、45歳という若さである。しかも、黒人の候補者である。オバマ上院議員は聴衆をぐいぐい引き付ける演説をし、カリスマ性さえ感じられるという(英語が分からないから私には演説内容が理解できないが、雰囲気はあるネ)。
同じ民主党を名乗ってもアメリカと日本の違い!アメリカが羨ましい・・・日本では45歳の国会議員では「ヒヨコ」と呼ばれる・・・日本の若い国会議員に頑張っていただきたい。
オバマ上院議員は今までの黒人候補者と違い、黒人の権利をするのではなく「黒人のアメリカも、白人のアメリカも、ヒスパニックのアメリカも、アジア人のアメリカもない。あるのはアメリカ合衆国だ」との演説。なんとなくJFケネディの再来のような気がする。
アメリカではいまだに人種差別がある・・・オバマ上院議員には「アメリカはキリスト教と白人の国」と勘違いしている人たちがいる。注意して選挙戦を闘ってほしい・・・対戦相手はヒラリー・クリントン上院議員、頑張って!!お二人とも!
愚痴は言いませんが・・・それにしても日本は・・・・パフォーマンスだけで政策能力のまったく無い、小泉氏の後は「お坊ちゃま」総理の安部氏とは情けない・・・