「アサギマダラ」の季節が来たと知って、伊那谷の宮田村に出かけました。ここにはボランティアさんがたくさんの「フジバカマ」を植えた場所があって、そこに「アサギマダラ」が飛来します。午前中は実家の山仕事をして、出かけたのは午後…雲行きが怪しくなって果たしてアサギマダラに出会えるか心配でしたが、たくさんのアサギマダラに出会えました!まずはその美しい姿…
「アサギマダラ」は初夏に南から北上し(6月に富士見高原で出会いました)、北の地で世代を重ねて秋に南下します。旅するチョウと言われています。そして名前の通り、その翅の浅葱色(うすい藍色)がきれいです。
そして群れで移動することもあるようです。この日(9/7)この場所では、午前中のカウント130頭で、午後になって増えて300頭までカウントして終了したそうで、もっと来たのではとのことでした。ここのホームページを作っておられる方に伺いました。ホームページはこちらです。Diary2021 (fc2.com)
「フジバカマ」の花がちょうどよい加減に咲いていて、その花に「鈴生り?!」状態の「アサギマダラ」たちでした。花に隠れているものも見つけてみて下さい…
「アサギマダラ」は何頭も一緒に舞っていたのですが、私の腕では捉えきれませんでした。見事な乱舞の様子もあったのですが…
花盛りの「フジバカマ」とそこに群がる「アサギマダラ」…たくさん吸蜜して長旅に備えてほしいと思いながら眺めました。
こには♀の「アサギマダラ」もいました。圧倒的に♂が多かったですが…♂は翅を閉じると後翅に黒っぽい性票があって、♀にはそれがありません。♀の写真と次の写真が♂です。
マーキングの個体も見つけましたが、これはこの日ここでマーキングされたもののようです。このマーキングによって遠くまで飛んでいくのが確認されています。
もう一度「アサギマダラ」の姿を…
ここで見かけた他のチョウたち…「クジャクチョウ」です。目玉模様が特徴的なこのチョウ、アサギマダラの集団の中でも目立っていました。
翅を閉じているとほぼ真っ黒で目立たないのに、翅を広げた時とのギャップが大きいチョウです。
「カラスアゲハ」もいました。
ヒョウモンもたくさんいました。これは「ウラギンヒョウモン」でしょうか…
「ジャノメチョウ」もいました。
このアサギマダラの里へ行く途中…伊那谷の風景は秋そのものでした。黄金色の田んぼの向こうに南アルプスの仙丈ケ岳が望めます。
すっかり空も秋模様です。蕎麦畑の白いソバの花と黄金色の田んぼの風景がきれいでした。
この日は時期も良かったようで、たくさんのアサギマダラに出会えて嬉しかったです。午前中に山仕事を頑張ったご褒美のような時間でした…