ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

自然観察会~立石公園~

2018-05-25 | 自然観察

昨日(5/24)の信濃毎日新聞の記事です。諏訪市の立石公園が注目されていることが載っています!

 

先週(この記事が出る前)、この立石公園での自然観察会に参加しました。

この観察会の主催者のインタープリターの方々とは20年ほど前に生協の環境活動でご一緒させていただきました…今回、声をかけていただいて本当に久しぶりの懐かしい方々との再会でした!手作りの観察会を計画され、今回の舞台は諏訪湖を望む「立石公園」でした。

ここは新聞記事にあるように、長野県出身の新海誠さん作の「君の名は。」に出てくる風景と似ている!とのことで話題になった場所です。そして今もその注目が続いているようです。(この日は成田からの海外の観光客のバス、金沢からのスケッチ旅行の団体さんのバスが来ていました!)

ここは標高934m、この日の諏訪湖(湖面は標高759m)はやや霞がかっていましたが、その形がはっきりわかりました。

 

ここは貴重な自然も残されている所…オオムラサキの自然発生地でもあり、原生植物群の地でもあるとの表示がありました。

 

駐車場から新緑の中を上の展望場所まで登って行きました。

 

カエデもきれいに芽吹いていて、こんなプロペラ型の実が付いたり落ちたりしていました。

 

 

これも落ちていたもの、「オトシブミ」です。これはオトシブミ科の昆虫が作った物で、葉っぱを巻いて作ったこのオトシブミの中には卵が入っているそうです…それにしても綺麗に巻いて作っていること!

 

公園には「ツツジ」が花盛り、林には「サワフタギ」が咲いていました。サワフタギの白い花が綺麗でした!

 

 

ここからは諏訪市街も眺められます。大手のケヤキ並木とその先の高島城の杜、その右端にお城が見えます。江戸時代には諏訪湖もこのお城近くまであって、ここは浮城だったそうです。(富嶽三十六景にも出てきます)

 

山道には可愛らしい「ササバギンラン」があちこちに咲いていました。

 

「ミズキ」の花もあちこちに咲いていました。白い清楚な花が多い林の中でした…

 

駐車場から大分登りました。諏訪湖の上諏訪方面です。

 

こちらは守屋山方面です。諏訪大社上社があります。

 

諏訪湖の全体像を眺めつつここでお弁当タイム! 信大の元教授、渡辺先生も参加してくださったので、たくさんのお話を聞くことができて楽しく有意義な時間でした。桜の木についている「ウメノキゴケ」から地衣類の生態、生命の発生にまで話が及びました…

ちょっと関係ないですが、先生からの宿題「上諏訪と下諏訪の地名の上下…通常は京都を中心に近い方が上、遠い方が下だけど、諏訪は逆なのはなぜ?」です。諏訪の場合は江戸(東京)を中心に命名したのかしらとも思うのですが…

 

ランチタイムに私たちの所に訪問してくれたのは「アサギマダラ」! 写真が撮れませんでしたが、この「ウスバシロチョウ」は写真が撮れました!

 

 

大空には「トンビ」が悠々と飛んでいました…

 

終了後も話は尽きず…先生や企画された方々と、レストランでのティータイムにまで同行させてもらいました! この観察会、「君の名は。」から始まって、諏訪湖の生い立ちや歴史、この地の動植物の生態を知るいい機会になりました。

 

コメント (4)
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