復活!やまがたの四季と暮らし

東北地方を転勤し現在は仙台勤務の週末山形県人。
前タイトル名「山形弁で青森暮らし」から継続のブログです。

お疲れモードのさくらんぼ作業

2010年07月09日 20時25分50秒 | くらし
紅さやかに始まり、佐藤錦ももう終盤
応援部隊も増えてますが、実家の両親もそろそろ色んな意味でお疲れの様子が
出てきた感じ。(最後の山形新聞転載記事みたいに)
詰めても詰めても横には収穫したさくらんぼが積みあがってきます。

今年のさくらんぼは、豊作で数が多い+天候不順で品質低下=価格が安い!
家のさくらんぼは色付きはまあまあですが、確かに糖度と歯ごたえが例年より落ちている。



枝についている佐藤錦はだいぶ減ってきてあと僅か。
このあとは紅秀峰からナポレオンと待っている。



バラの箱詰めでも味は同じで価格も安くなりますが、
贈答用は見た目重視で一粒一粒丁寧に箱詰め。
これがメロンやスイカなら一個二個で箱詰めが終わりますが、
粒の小さいさくらんぼは人手が掛る。

その割には詰めた並びが歪んでました↓


こんな感じでとにかく人の頭数での短期勝負
赤い色が脳裏に焼きついて、夢でうなされるんじゃないかと思うくらい。



外で雨が降っていてもテントのあるさくらんぼ園地は支障なく作業が続きます。
慌ただしさもあと僅か。
因みに、うちもゆうパック利用ですけど特別支障なし。
山形はさくらんぼシーズンに合わせ毎年ゆうパックの集配作業を強化している為でしょうか。



7月8日付山形新聞より**********************************************************************
県産サクランボの主力品種「佐藤錦」の価格が低迷している。4年ぶりの豊作との予測通り数は豊富だが、例年は6月の収穫最盛期を7月上旬へと遅れさせた天候不良が生育に影響し、全体的に品質が良くないためだ。一部の高品質のものは例年並みの価格で、品質も回復傾向というが、例年の半値からそれ以下の市場もある。

 サクランボの取扱量が全国トップクラスの卸売市場・天童青果市場。着色がいい順に秀、優、良に等級分けしているが、例年6割強を占める秀が今年は1~2割で、優が6割、良が2~3割となっている。高品質の秀は例年並みの価格だが、6月は全体的に例年より2割安で推移。7月に入って一気に価格が下落した。最も流通量の多い価格帯が例年、1パック(200グラム)200円前後なのに対し、今年は150~50円(今月7日現在)だ。値段が付かなかったケースもある。「37年この仕事をしているが『佐藤錦』が引き取られるなんて初めて」と同市場の沼沢正社長。山形市公設地方卸売市場も同様の状況にある。

 今年は、春の低温で生育が遅れ、6月は雨が多くて昼夜の寒暖差が少なく、最近は気温が高いため、数量は多いものの、色付きが悪くて糖度が低く、果肉が軟らかいものが多いという。「まだ早いのに出荷を急いだ品が6月下旬に出回ったことも品質低下、価格下落につながった」との指摘もある。天童青果市場には消費者から連日、「今年はおいしくない」「色づきが悪い」との苦情が寄せられている。

 市場関係者からは「品質の良くない商品を食べて『山形のサクランボはこの程度か』と思われたら、来年以降の消費に影響しかねない」と懸念する声も聞かれる。

 また、出回り期の遅れに危機感を抱く関係者も多い。露地物のサクランボは6月の果物として全国的に定着し、需要も6月がピーク。例年、7月にはモモなどの果物に移行するからだ。JA全農山形は「遅れは早くから量販店も把握しているし、ほかの果物も遅れている」とする一方、「佐藤錦」の出荷は今月15日ごろまで続く見込みで、6月末から土日に展開している全国300カ所での店頭宣伝活動を10、11日も追加実施する。農協代表者らの県外でのトップセールスも展開されている。市場関係者は「少しずつ色づきもよくなっている」と今後の価格回復も期待し、売り場確保に奮闘。続く「紅秀峰」を頼りにしている。
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