KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★讃岐うどん三昧の幸せ

2007年06月13日 | KAORUの好きなものギャラリー
               【冷やしおろし天うどん】

スケジュールには載せていなかったが、
1泊2日で四国の高松まで仕事で出かけてきた。

「四国に出張で行くの」と周囲に言うと、
みんな口を揃えて「えっうどん
とうらやましがられた。
私の英会話のイギリス人の先生でさえ、四国に行ったと
一言言っただけなのに間髪入れずに「UDON」と
青い目をキラキラと輝かせ、いつか行ってみたいと思っていた。
どうやって行くのが一番近いのか?とかどんな味だった?と
質問攻めなのである。

私も、実は何よりの楽しみが“うどん三昧”だった。

とにかく、仕事であろうとプライベートであろうと
知らない土地に行く醍醐味のひとつは「地のもの」を食し、
その「地の香り」を胸いっぱい吸い込んで、そして
見たことのない景色や風景に心躍らせる。

どんよりとしたグレーの雲と小雨模様の中で
飛行機に乗り、どんどんと小さくなる眼下の
「TOKYO」の街並みに自分自身の
悩みや不安の小ささを感じてしまうのだ。

やがて雲を突き抜けると、そこには真っ青でどこまでも
透明で果てしない空が広がっていた。
輝く太陽がまぶしくて、心もすっきりと晴れ渡る。

そして同じ夕陽でも、背景や空気が違うだけで
さまざまな表情を見せてくれる。
あらためて地球の大きさを知り、感動してしまう。


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羽田から1時間という近さで高松空港に着き、
最初は「道の駅」に向かった。
「うどんアイスクリーム」があるのだという。

私は「さっぱり味」を選んだが、すっきりとした
甘みのアイスに、なにやらお餅のような歯ごたえが…。
じっと目を凝らしたら細かく切ったうどんだった。
適度に塩味が利いて意外においしい

「こってり味」には“かつおぶし”やらなんだか
数種の薬味や隠し味がブレンドされているのだそうだが、
それはいくらチャレンジャーKAORUでも勇気がでなかった。

そして、そのまますぐにうどん屋さん「山越」へ移動。

普段は平日でも100人は並ぶそうだが、
本当にラッキーなことにほんの少し待っただけで、
すぐに順番がまわってきた。

ここのおススメは「かまたまうどん」
釜ゆでのうどんに溶いた生卵がかかっているだけの
シンプルなスタイル。1杯150円なり。

汁の入っていない熱々のうどんにからめると、
半熟のように色が白と黄色に変化する。
そして、好きなだけ細ねぎをトッピング。
生醤油をほんの少したらすだけなのに、
しっかりとうどんの味を引き立てている。


続けてのあこがれの“はしご”は
神社にあるうどん屋さん「うぶしな」へ。

ここの売りは、お神社のお供えの鏡餅が
天ぷらになって、うどんの上にありがたく乗っている。
いかにもご利益がありそうな嬉しいうどんなのである。
そしてその名も「宮(みや)うどん」。

当然、鏡餅がなくなればもうオーダーストップ。

神主さんのご子息が、うどん好きが高じて始めた
お店なのだそうだ。もちろんお宮参りや日々のお勤めには
神主姿で現れるが、汗だくで首にタオルを巻いて
一心にうどんをゆでている姿と、神々しいそのお姿と一致せずに
気がつかないままの人も多いのだとか。


仕事を終えて、2日目は写真にある
「冷やしおろし天うどん」に舌鼓を打った。

麺にコシがあってホントにおいしい~
だって、打ったそばから釜ゆでしてるんだもん。

お店の名前は「おか泉」。

香川産のぷりぷりの生エビの天ぷらと、
大根おろし、ゴマ、細ねぎ、レモン。
そして生姜おろしが絶妙なハーモニーなのである。

わ~ん、また食べたい

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小奇麗な、おしゃれなお店。
民家をそのままお店にしてしまったようなお店。

本当に個性豊かでおもしろい。

どのお店も早朝5時、6時からスタートし
昼過ぎには店じまい。
夜空いているお店はほどんどないという。

朝と昼の食べ物なのだそうだ。

そして近頃は「四国八十八箇所」めぐりだけでなく
「讃岐うどん八十八箇所」めぐりツアーなるものも
あるのだそうだ。

平日の昼間なのに、本当にどこも大賑わいなのである。
観光客?と思ったら平日は地元の人なのだとか。

「最近の映画の影響でこんなに盛り上がっているのですか?」
と聞いたら、「ずっと昔からよ。だって弘法大師さまが
持ち込んだ食べ物なのよ。」と教えて下さった。
その歴史の古さが、文化となりこの土地を支え潤しているのだ。

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帰りのおみやげには、うどんの麺とつけだし醤油やら、
細ねぎやすだちなどをめいっぱい買い込んだ。

こんな時、荷物の重さなんかに負けてはいられない。

うちの家族にも幸せのおすそわけをしなきゃ
なんて思うからである。

(今、クェート?トルコ?に滞在中のJITSUTANIさん!
いつも遠いところからブログ読んでくれてありがとうございます

明日JUNさんと一緒にランチして、うどんもお渡しします。
賞味期限の6月18日までに日本に戻れたら食べて下さいね

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そして、また再び羽田空港に着陸する寸前、
東京湾と無数の高層ビルの立つ「TOKYO」に
暖かい夕陽がキラキラと照らし始めた。
出発の朝に見たグレーの低い空から一転、
オレンジ色の空気に包まれている気分である。

いつもの見慣れた街を上空からみると、ビルだらけでも
自然に囲まれていなくても、でも私の大切な故郷なのだ。
外から帰ってくるとやっぱりほっとしてするのは、
「住めば都」だからなのだろう。

いいところもそうじゃないところも
全部ひっくるめて大切な場所。
それが私の帰る場所なのだと旅から戻るといつも実感する。

また行きたい。でもまた帰ってきたい。

行きつ戻りつしながら、たくさんの宝物がふえていくようである。






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