KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★世界の死生観

2005年11月07日 | スピリチュアル セッション
           【青紫色のトベラの実】

友人と話していて「三途の川」の話題になった。

日本人は宗教が違っても「三途の川」は
なんとなく信じている。
「わからないけど、きっとあるんだろうな」
というスタンスなのだろうと思う。
「そんなのはゼッタイあるはずないよね!」と
頑なに疑っている人や拒否反応を示している人を
見たことがない。または単なる作り話だよ!と
笑い飛ばすような豪傑な人もいない。
おばあちゃんやおじいちゃんの言い伝えのような
話だったり、ドラマ仕立てのワイドショーや
コワイ話の影響なのだろうか?

シンボルは『川』や『橋』。
身内がお迎えに来て、こっちにおいで、
と言ってくれたり、まだダメよ!帰りなさい!
と無理やり帰されちゃったりする。

これって、日本だけ?単なる伝説?
でも生還者の中で目撃者もいるよね?

世界の事情はどうなんだろう?
ワクワクと好奇心が広がった。


******************

そうなるとすぐに誰かに聞いてみたくなる。

まずはタイ人のJUNEさん。
彼女は敬虔な仏教徒だが、
「タイでも親戚の人が迎えにくるよ。
そして同じように渡るための手助けだったり、
ストップをかけたりするの。でも『川』はない。」
という。


そして続いて中国人の知り合いに聞いてみた。

親戚など身内は迎えに来ないという。
シンボル的なものは『門』。いかにも中国らしい。
そして、その門をくぐると“あの世”、
くぐらなければ“この世”に生還となる。
門の向こうには「判官」と呼ばれる人がいて、
天国行きかどうかをジャッジする人がいるのだという。

でも彼女は堪能な日本語で
「そんな話を誰ともしたことがない~!
中国ではそのことに触れないんですよ。
あ~、怖い怖い!」と言っていて、なんだか
悪いことを聞いてしまったようだ。

妹、NAOKOのアメリカ人の友人は
クリスチャン(カトリックかプロテスタントか不明)
で、彼は光の向こうに門があり、その前に
ペーター(?)という門番が立っているそうだ。
「モーゼの十戒」を破ると天国行きの切符は
残念ながらもらえないのだそうな。



そして、NAOKOはイギリス人の英語の先生にも
聞いてくれた。無宗教なのだそうだ。
そして、先生曰く、この世とあの世の境目となる
場所がないらしい。
生還する、とかしないとか、という概念はなく、
生きるか死ぬか、YESかNOかのどちらかだという。
もし、『川』や『門』、『親戚』なんかを見たら
夢でも見たんだろう。さもなくば頭がおかしくなった
のではないか、と心配されるか失笑を買うかが
関の山らしい。

よく、向こう側に光を見た、という話も聞くが、
それは病院の手術室のライトに違いない!と
私の英会話の先生、ニュージーランド人も言っていた。

そして、ジャッジする人などはギリシャ神話にでてくる
創造上の人物が登場しているのだという。

最近の映画『マイ ボディガード』では
主人公がカトリックで、最後に命を落とすことを
覚悟した時「ブルーリバーに行く」と言い残したそうだ。

“ブルーリバー”はもしや“三途の川”???
これはついさっき、私の生徒さんの大ちゃんが
メールで教えてくれた、ほかほか情報。

さっそく、色々なアメリカ人にも確認してみよう。


******************

チャンスがあれば、ぜひ色々な人種のさまざまな
宗派の人に聞いてみたい。


これだ!という共通点は意外に少ないもの
なのだろうか?まだまだあるのか?
国や時代背景にも影響されて、普遍的な
考え方?時代とともに変わるの?

そして日本の「三途の川」説はいつ頃から
定着していったのだろう?

歴史や文化としての視点で見るのも
また興味深い何かが発見できそうである。


でも、たくさんの説があるとしても
私たちの肉体は消耗品のように
いつか期限切れの日が間違いなくやってくる。

魂は永遠でも、肉体はいつか廃車のように
動かなくなる日がやってくる。
その大前提があるからこそ、動かなくなる
その日が来るまで、最後までひたすら運転を続けよう!

“清水薫”の日本でのドライブはなかなか快適で、
充実している。まあ、奇想天外なことが起きて
びっくりすることもあるけれど。
まだしばしの間、この“平成の世の日本”を
思いっきり、そして悔いなく楽しみたいと思う。




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