昨夜はMaria が主催しているイベント
Jazz Sessions へ♪
学校が終わってからだと Metro North
メトロノースで直接来た方が早いよ。
電車に乗ってひとりで来られる?
というので、もちろん!
1人旅気分は大好きだもん。
知らないところに行くのって
ドキドキワクワクしちゃう♪
家を出る前に時刻表を教えられ
いいね、これかこれかこれに乗るんだよ!
途中連絡するから確認してよ。
チャージャーは忘れずに持った?と
何度も念を押すリオ“おとーさん”
学校に行っている最中には
一足先に会場入りするマリアから
ここでチケット買って
この駅の次で降りるのよ。と
丁寧にいくつもの写真が送られてくる。
写真の映像見て、ハッとした。
そこはグランドセントラル駅の風景。
あぶない、あぶない。
ペンステ(ペンステーション)に
行くつもりをしていた。
そして、今まさにチケットを買おうとした
絶妙なタイミングで
リオからはDaijyobu ダイジョブ?と
メッセージが。
乗り場を電光掲示板で確認し
発車直前に車掌さんにチケットを見せて
目的地に止まるか確認して電車に飛び乗った。
グラセン(グランドセントラル駅)から
1時間ほどのちょっとした旅行気分。
走り出すとすぐに車内にチケットを切る
さっきの車掌さんがやってきた。
カチカチ、と
懐かしい音でチケットにパチンと穴を開けて
シートのチケットホルダーに差し込んだあと、
ここだとドアが開かないから2両前に移動してね。
すぐに席を立とうとすると
今じゃなくていいよ。近くなったらでいいから。
という。乗り過ごしたら大変。
グーグルマップでだんだんと近づいてくるのを
確認しながら2駅前くらいに移動する。
車両と車両のドアを開けようと、
えいっ!と力を入れてみるけれど、
重っ。固っ。両手でも開かない。
そして車両どうしの間に
アコーディオンみたいなカバーがなくて
細いハシゴだけ。
走っている最中はさすがに怖くて移動できない。
ニューヨークのサブウェイは
基本的に車両間の扉は緊急時以外には
使ってはいけないことになっているけれど
中距離列車なのでトイレもあるし、
前しか扉が開かない駅があったりするために
ここは移動自由。
にしても、1人では扉が開かず
周りの人たちが助けてくれた。
そしてPleasentville station
(プレゼントヴィル 駅)に到着すると
ホームに心配そうなリオが待っていた。
マリアがKaoru に言い忘れた!
前に乗らないと扉が開かないんだって。
もし後ろに乗ってたら降りられないの。
どうしよう。
ちゃんと聞き取れただろうか?
車内放送を理解できていたらいいんだけど…って。
大丈夫、車掌さんが教えてくれたよ!
それをちゃんと理解できたんだね!
すごいよ!あぁ、良かった!
ホームの階段を昇るとそこには
マリアも立っていた。
良かったわ、無事着いて!
とまるで“初めてのおつかい”から戻って来た
子どもを出迎えるお父さんとお母さんのように
2人は私をハグしてくれた。
そして、このイベントに行ってみて驚いた。
スタッフの1人でお手伝いしているのかと
勝手に思い込んでいたら
なんとマリアが主催者で始まる前に
舞台で堂々と挨拶のスピーチ。
会場のJACOB BURNS FILM CENTER
ジェイコブ バーンズ フィルム センターには
満員の人で埋め尽くされ
ジャズのドキュメンタリームービーと
そのあとジャズライブ。
5回にわたるこのイベントをすべて取り仕切り
各回の映画と演奏メンバーを
彼女が選んでいるのだという。
いつも私のことをお世話してくれる私の
ニューヨークの“おかーさん”であり
“お姉ちゃん”から仕事人のパリっとした
カッコいい姿に。
それでいて何百人を前にしても
肩に力が入らない自然体な
普段と変わらないマリア。
今回は米ソ冷戦時代に
アメリカを代表する形で
ジャズを世界に広めたストーリー。
そこには白人と黒人の構図を払拭して
自由の国をアピールしようとする
当時の時代背景や政治的な思惑と
音楽との関係が見え隠れしていて興味深い。
日本にいたら知り得ない映像や
歴史的な話は本当におもしろくて大好き♪
イベントが終わったらパーティ。
毎度のことながら会話に入れずだけど
ふらりと歩いたり雰囲気を楽しみながら
ひとりで爆食べ(笑)するのも
すっかり板についてきた感じ。