久々にマムの病院へ。
ちょうどリハビリを終えたところで、
辛くてポロポロと涙をこぼしていた。
私とわかると、急に笑顔になって
Kaoru!と叫び、
ナースの持って来たティッシュで
頬を伝っている涙をふいた。
そのまま、車いすを押して部屋まで一緒に。
What a surprise! 来てくれたのね、驚いたわ!と
喜んでくれるマム。
昨日焼いたバナナケーキもデリシオーソ!と
イタリア語で大喜び。
ほどなくしてリオが到着。
天気もいいので3人で目の前にある大きな教会
「セント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂」にお散歩。
100年前から建築中で、今もなお工事が続き
あと50年はかかるのだそう。
もし完成したら世界最大の
ゴシック建築の教会になるのだとか。
教会内は1万人は収容できるという巨大な広さと
見たこともないほど大きなパイプオルガン。
光の差し込むステンドグラス。
そして、隣にある教会のガーデンへ。
庭にクジャクが放し飼いでいるんだよ。
探しに行こう、暑いからどこかで涼んでいるかな?と
キョロキョロ見渡すと、
いた!あんな高いところに。
青いお顔のよく動物園で見るタイプ。
あとブラウンとホワイトがいるんだよ。
今日は会えないかな?と諦めかけていたら、
お庭を散策中のファミリーが、
ホワイトピーコック向こうにいるわよ。
見た?こっちよ!と教えてくれた。
ホントだ!いた。
真っ白いクジャク。
美しく長い尾。
塀の上に涼やかにひと休みの姿は高貴で神々しくもあり。
しばらくすると立ち上がり、
塀からピョンと飛び降りてトコトコと歩き始める白クジャクさん。
オリもなく、本当に放し飼いで
のんびり自由なここのクジャクたち。
逃げないの?誰も盗らないの?
そんなこと(誰も)しないよ。
………言葉が出ない。
やっぱり奇想天外なニューヨーク。
この教会にはいたる所に
たくさんの動物の彫刻があり、
輪になって動物さんたちと手を繋いで一緒にパチリ。
夏の日差しもそれほど暑くもなくて、
緑も爽やか。
まるでショートトリップに来たような、
穏やかで温かな午後のひと時。