イーハトーブ国王の巡回

国王自ら王国内の野草や動物などの健全性を調べた記録である。度々記録に出てくるテニスは王国の国技であることを申し添える。

垂れ下がりシッポのキツリフネ

2014-01-20 08:29:10 | 日記
田んぼ脇の土手でツリフネソウを見つけた後で更にそのあたりを探すと、ツリフネソウとよく似た黄色い花が目に付いた。しかし、良く見ると色が違うだけではなく花の感じもどこか違う。ツリフネソウと混じって咲いている場所もあった。色々と調べた結果、この花はキツリフネだと分かった。花のシッポはくるくる巻かずに垂れ下がる。花柄は葉脇から出るが、葉の上までは立ち上がらずに、葉の下で花をつけることが特徴である。ツリフネソウと一緒でカナムグラと一緒に競い合うようにして咲いていた。やはり、全体に毒があるそうだ。

カナムグラと競い合うようにして咲いていた。(花巻市笹間、2013年9月9日)


ツリフネソウと一緒に仲良く咲いている場所もあった。(同上)


花のシッポは垂れ下がり、花柄はツリフネソウのように葉っぱの上まで伸びずに、葉の下で花が咲く。まだ未熟だが、細長い実も着いている。(同上)


花を正面からクローズアップ。花の構造はツリフネソウと同じ。(同上)

くるくるシッポのツリフネソウの花は葉っぱの上で咲く

2014-01-19 07:44:42 | 日記
   9月始め花巻市笹間の田んぼ脇の土手を観察していたら、変わった形の花がたくさん咲いているのを見つけた。この花にも昨年初めて出合った。昨年は植物観察を始めて、身近に珍しい花がたくさんあるのに驚いた一年だった。さて、ツリフネソウの花は紫色で3つの萼と3つの花弁から構成されている。細い花柄の先にぶら下がって咲くことからこの姿を生け花で使う花器ににたとえたものという(注1)。花のシッポはくるくる巻くのが特徴だがこの部分は萼である。このくるくるの中に甘い蜜がたまっていて、「主にマルハナバチなど大型のハナバチや、ツリアブ類などが好んで集まり、花粉を媒介する」(注2)。また、花柄は葉脇から立ち上がり、葉の上で咲くのも特徴。全草に毒がある。果実は果で熟すとちょっとした刺激で果皮が5片にはじけて種子をはじき飛ばすとのことだが(注1)、今回はその様子は観察できなかった。


田んぼ脇の土手にツリフネソウを見つけた。葉の下から花柄が立ち上がり、葉の上で花が咲く。(花巻市笹間、2013年9月9日)


カナムグラと混じってたくさん咲いていた。(同上)


花の正面と側面。(同上)


花が花柄にぶら下がっている様子。(同上)


注1:山渓ハンディ図鑑1、野に咲く花
注2:ウイキペディア


キイトトンボの雄は元気に飛び回る

2014-01-18 05:56:35 | 日記
どぜう庵には様々な種類のトンボがいる。今回はキイトトンボを紹介する。最初に見つけたときは用水路の上を活発に飛び回っていた。それほど素早くはないので飛んでいるところも割合近くから撮影できた。後でじっくり写真を見てみると、胸部が薄緑色、腹部がはっきりした黄色で、尻尾の先が黒くなっている。次に見つけたのは弱々しい感じのトンボで、胸部が薄茶色、腹部が薄い黄色で尻尾の先にはっきりした黒色部が無い。この特徴をネットの画像(注1)と較べてみて、前者は雄で、後者は雌だと思われた。このトンボはかなりどう猛でハエや他の種類のイトトンボ等も捕食するとのことだ。


キイトトンボの雄。(花巻市高松どぜう庵、2013年6月9日)


同上、活発に飛び回っているところを捉えた。(同上)


キイトトンボの雌。(同上、2013年6月23日)


同上。(同上)


注1: とんぼ観察図鑑(http://tombozukan.net/)



カナムグラリキュールは黄金色

2014-01-17 07:59:47 | 日記
     カナムグラの雌花を摘んで一昼夜野外で乾燥した後、25度の宝焼酎に入れて仕込んだ。それが11月始めの頃なので、ほぼ2ヶ月を経過した。勇気を出してそのお味を試してみた結果を報告する。配合はテキトウである。ただ、写真に見るように、つけ込んだ後は上澄みは殆ど見えず、全体がアルコールに浸った状態であった。この液をコーヒーのフィルターで濾過したらきれいな琥珀色になった。色合いはなかなかのものである。誇張して黄金色といっても良い。しかし、時間が経つとやや濁りが生じたのがちょっと気になる。香りは枯れ草の様な臭いがする。そんなにいやな臭いではない。飲んでみると、特に強烈ないやな味もなく、やや苦みが感じられる程度である。これはこれでいけるのではないだろうか。気のせいかちょっと飲んだだけなのに体がポカポカ暖かくなるような感じがした。ネットで調べてみるとカナムグラは薬用にも使用されていて、「全草を煎じて服用すれば、健胃、利尿、解熱、強壮、強精剤となり、また淋病、膀胱炎、腎臓病に良い。実をせんじて服用すれば胃腸を丈夫にする。生根汁に1/10量のお酢を加えて飲めば血尿に良い」というように記載されているサイトがあった(注1)。こちらの場合には花だけではなく全草を使用するとあるので、後でまた試してみたいと思う。食用にもされているようなので、いずれにしろリキュールを飲んでも害はないと考えられる。


つけ込んだ状態。2ヶ月経過後。種が所々に見える。


コーヒーフィルターで濾過するとこんなにきれいになる。



注1: 村上光太郎(むらかみ こうたろう)の地球は健康の薬箱/崇城大学 薬学部 薬学科 教授 (http://www.kusuribako.biz/info-yakuso/index.cgi?p_act=detail&p_key=98&p_page=1)


エノコログサは食べられる?

2014-01-16 07:48:46 | 日記
エノコログサについて述べるのは3回目だ。エノコログサは雑穀の粟の原種ということで、エノコログサの実も食べられるとのことだ。エノコログサの種子が食べられるという情報は最近知ったので、今回はエノコログサの種子を取って比較し食べてみるまでは行かなかったが、次回は是非食べてみたいと思う。どんな味がするのかな。しかし、同じエノコログサでも粒の大きさが大分違う。最初に触れたようにキンエノコロの粒が他の種類に較べてかなり大きいようだ。食べるならキンエノコロだろうか?次回までのお楽しみとする。

エノコログサ。(北上市スーパーおせんの近く、2013年7月1日)


同上、一部を拡大。(同上)


アキノエノコログサ。(花巻市金矢、2013年8月8日)


同上、一部を拡大。(同上)


紫色の穂のアキノエノコログサ。(同上、2013年8月19日)


同上、一部を拡大。(同上)


キンエノコロ。(大船渡、2013年9月13年)


同上、一部を拡大。(同上)