ブナ目(Fagales); ブナ科(Fagaceae); クリ属(Castanea);クリ(C. crenata)
学名: Castanea crenata Siebold et Zucc.
英名: Japanese Chestnut
栗の葉っぱは細長く、脇にぎざぎざで尖った鋸歯があり先端が尖っているので、見分けが付きやすい。
クリの花は他のブナ科の植物が風媒花が多いのに対して、虫媒花なのだという。そのためか花が咲くと独特の臭いがするのも特徴である。臭いの成分は人間の精液と共通のものが含まれるらしい。花は雌雄異花であり、雄花は白くて長い穂状になり、多数木から垂れ下がり、花の時期には遠くからでもよく目立つ。雌花は雄花の穂の基部に着く。
栽培種だけではなく山の中には山栗が生えていて、子供の頃は山の中で拾って生のまま皮を剥いてよく食べた記憶がある。渋皮を剥けばクリは生でも結構おいしいのだ。
栗林はたくさんあるのに、最近は生栗をそのまま茹でて食べる人が少なくなり、生栗はあまり売れなくなっているらしい。天津甘栗の様に加工してしまえば良い様なものだが、日本のクリは渋皮が剥けにくく加工に向かない。天津甘栗の原料となるクリは日本のクリとは異なりシナグリ(C. mollissima)という種類であり、渋皮が剥けやすい特性を持っている。現在渋皮まで向いて直ぐ食べられる様にして出回っている栗の原料もまた、中国産の様だ。生栗は意外に保存性が低いので、そのまま長期間保存することも出来ない。なんとか日本産の栗を上手く利用する方法があればいいのにな。
クリの花が咲いた。白い花穂がたくさん着いてよく目立つ。(花巻市不動、2013人7月1日)

クリの雄花と雌花。雄花の基部の雌花は既に受粉して果実がふくらみ始めている。(花巻市桜台、2013年7月2日)

クリの実が成った。(同上、2013年8月16日)

実をたくさん着けた栗の木。(同上、2013年8月30日)
学名: Castanea crenata Siebold et Zucc.
英名: Japanese Chestnut
栗の葉っぱは細長く、脇にぎざぎざで尖った鋸歯があり先端が尖っているので、見分けが付きやすい。
クリの花は他のブナ科の植物が風媒花が多いのに対して、虫媒花なのだという。そのためか花が咲くと独特の臭いがするのも特徴である。臭いの成分は人間の精液と共通のものが含まれるらしい。花は雌雄異花であり、雄花は白くて長い穂状になり、多数木から垂れ下がり、花の時期には遠くからでもよく目立つ。雌花は雄花の穂の基部に着く。
栽培種だけではなく山の中には山栗が生えていて、子供の頃は山の中で拾って生のまま皮を剥いてよく食べた記憶がある。渋皮を剥けばクリは生でも結構おいしいのだ。
栗林はたくさんあるのに、最近は生栗をそのまま茹でて食べる人が少なくなり、生栗はあまり売れなくなっているらしい。天津甘栗の様に加工してしまえば良い様なものだが、日本のクリは渋皮が剥けにくく加工に向かない。天津甘栗の原料となるクリは日本のクリとは異なりシナグリ(C. mollissima)という種類であり、渋皮が剥けやすい特性を持っている。現在渋皮まで向いて直ぐ食べられる様にして出回っている栗の原料もまた、中国産の様だ。生栗は意外に保存性が低いので、そのまま長期間保存することも出来ない。なんとか日本産の栗を上手く利用する方法があればいいのにな。
クリの花が咲いた。白い花穂がたくさん着いてよく目立つ。(花巻市不動、2013人7月1日)

クリの雄花と雌花。雄花の基部の雌花は既に受粉して果実がふくらみ始めている。(花巻市桜台、2013年7月2日)

クリの実が成った。(同上、2013年8月16日)

実をたくさん着けた栗の木。(同上、2013年8月30日)
