良平通信 <GOOD FLAT COMMUNICATION>

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帽子54。古本売ったり、買ったり、立ち読みしたり。

2006-02-14 01:20:46 | CAPS(ぼうし)
 いがらしみきお「Sink」2巻。面白い。1巻は去年立ち読みして続きが気になっていた。
本人は不本意かもしれないが、あの「ぼのぼの」のいがらしみきおのホラー漫画。
そして、ちゃんと恐い。いいね。メインキャラのおっさんの顔が夏目房之介に見えるよ。
似てるよ。全2巻。薦めます。
 松本大洋「ナンバー吾」3巻。二十歳前後の頃から松本大洋が俺の中で熱くなった。
「GO! GO!モンスター」でひと区切りついた。「GO! GO!モンスター」は、お見事なのだが、ちょっと重すぎ。サイズも内容も。疲れる。興味深いのだが、楽しく読めない。通して一回しか読んでない。純文学のような漫画で、直木賞か芥川賞かで云ったら後者。「ピンポン」は前者。
でもあれを描きあげたのは凄いし、偉い。ほんとよくやったと思う。(何様ですか、私は。)
で、その後、醒めた。サブカル系の本屋や媒体などでメジャーになってきていて(矛盾しているようですが)「松本大洋好き」というのがステイタスのように見える傾向があったので、ちょっと恥ずかしくなった。「ピンポン」も映画になってヒットしたしね。個人的にはどうでもいい映画。(でも「青い春」の映画は素晴らしいぞ。)そんな感じで1巻は買った、2巻も読んだけど続きはいつでもいいや状態になっていた「ナンバー吾」3巻がナント100円で売ってたので買った。読んだ。すげー面白かった。やっぱ上手いわ、この人。故・手塚治虫センセイに読ませたいよ。喜ぶぜ。「火の鳥」めいたシーンもあるし。うーむ、たいしたものだ。しかし第4巻読むのもいつでもいいや。すぐでなくていい。その時が来たらでいい。そしてまた楽しませて欲しい。
 三浦健太郎「ベルセルク」29巻。あいかわらずしっかり面白い訳ですよ。この分野では紛れもなく日本一だね、いや世界中のコミックスでもこのクオリティは希有だろ。ピーター・ジャクソンに読ませたい。王女ファルネーゼの婚約者役でマイミクのシナ-ル(全開)が登場してきて笑った。
ああ、もう寝なければ。
いやー、マンガってほんとーにいいものですね。それではマンガのような夢を。