goo blog サービス終了のお知らせ 

MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

2016「いびがわマラソン」を走りました~その2

2016-12-21 | 参加マラソン大会
いよいよスタート。

■ いびがわマラソン(2016)コース図~公式HP

 今まで記憶がないが、スタート直後前が詰まって止まることになった。まあでも気にしない。先を急ぐほど練習も積めてなければ足も痛い。背割堤ランニング大会に引き続きスタート前にロキソニンを飲んだ。前が詰まって最初の1kmは7分台だったが想定内だ。序盤のハイタッチは反対側だったので無理はしない。
 5年ぶりに快晴のいびがわマラソン。気持ちが良くて走る喜びを感じた。足の痛みも中盤からさほど気にならないで走っていたように思う。

 いつも9km付近の赤い揖斐峡大橋の先でお猿の格好で熱い応援をしてくれる「しょくにんさん」だが、今回は橋の手前で発見。上下黒い出で立ちの見かけぬマスクマンが一緒に応援してくれてた。離れたところを走っていたので声を掛けそびれたが元気をもらう。

 あわよくばサブ4という思いもあったけど、とにかく最低限の目標はいつも「歩かず止まらず完走」なので、前半、いや32km過ぎの最後の登り(そのあとも小さな登りが実はあるんだけど)を越えるまでは抑えめのペースで行こうと思っていた。この日の序盤のペース感覚から5'40~5'50/kmに落ち着いていた。

 この橋を越えるといよいよいびがわマラソンらしい上り坂となる。アップダウンを繰り返しながら折り返しの中間点までは基本登り。明るい日差しが降り注ぐ揖斐峡の紅葉、深緑の川面との対比が一段と美しい。この大会は雨でも変わらない応援をしてくれていたけど、晴れてるとさらにパワーアップしてる感じがする。余計な(雨)心配や気遣いがいらないから笑顔もさらにはじける。今回日本一すばらしいマラソン大会だなあ、きっとなんて思う機会が何度もあった。

 先週の背割堤ランニング大会のハーフがいい刺激になったとはいえ、9月中旬からの右足痛の影響で9月が101km、10月はわずか55kmしか走っておらず、きつい上り坂では特に周りのランナーに抜かれることが多かった。練習は裏切らない。これは確か野口みずきがよく言ってた言葉でもあるけど、フルマラソンくらいこの言葉が当てはまる競技もない。

 このところ毎回私設エイドでいただくオレンジが、北海道マラソンでの氷並に元気を与えてくれていたのだが、今回は20km手前、道の駅の裏の直線コースでいただいた凍ったブルーベリーが最高にうまかった。紙コップに入れてくれるんだけど、もう一杯おかわりしたいくらいだった。

 中間点を2時間5分5秒で通過。後半の頑張り次第ではまだサブ4が狙えるペースだ。だがまだまだ35kmまではガマンガマンと言い聞かせる。といっても余力もさほどあるわけでもない。足も万全、今回よりは走り込んでいた過去のレースだって25kmあたりから急に失速することが多かったのだ、ましてや今回の練習量では・・・。
 後半失速しないで止まらないで走れるギリギリのスピードで「攻める」というのが自分のポリシーではあるが、今回は余りにも走れてないのでそのラインがよくつかめなかったのもあるし、もうかれこれいつ以来フルを「歩かず完走」していないのかわからないくらいだったので、少し遅い気がしないでもなかったがこのペースを維持するのが重要だと考えていた。
 ※このブログの左サイドに過去の全レースの記録を載せているが、☆のあるのが歩かず止まらず完走したレース。歩かず止まらず完走した最後のフルは2014年4月の長野マラソンが最後だった。

 中間点に至るまでも、おそらくは急な上り坂ではすでに6分台のラップを何度か刻んでいたものの、下りでは盛り返していた。しかし、22km以降はほぼ6分台のラップに終始している。きつさは感じていたが必死にこらえた。30km手前からの1つめの登り、32km過ぎの2つめの登り、わかっていてもいつも跳ね返される2段坂をなんとか乗り切る。余力がないととんでもない壁くらいに感じることもあったこの坂だが、今年はそこまで感じなかった。だが31-32kmのラップは6'51まで落ちている。

 32kmの坂をなんとかクリアして、「この先にもうひとつ小さいのがあったよな」と考えながら走る余裕が今回はあった。結局、本当に登りが終わるのは34kmの揖斐峡大橋からなのであって、フルマラソンの鉄則通り、ここまでに実力以上のペースで走り余力のないランナーは25kmとか30kmあたりで歩くことになる。山を抜けて視界が開けたらスパートのタイミングをはかりながら走る。

 朝鳥公園の手前、36~37kmあたりで応援してくれているしょくにんさんに今度はハイタッチして元気をチャージ。彼の応援は本当にすごい。この大会でもQちゃんに負けないくらいみんなの力となっているのは誰でも知っていることだ。

※YOUTUBEより。ダイジェストで全行程を撮影してくれている。15分50秒あたりにしょくにんさんとショッカー(だったんだな)の応援の様子あり。
いびがわマラソン2016 フルマラソンの部を走る(アクションカム撮影 ランナー視点)


 37~38kmあたりにコーラやサイダーが飲める炭酸エイドがある。コーラをいただきリフレッシュ。ちょっとウエアにこぼしてしまい気にしながら走る。39kmにはスイーツエイド(地元のお菓子屋さんのさまざまなスイーツがいただける)があったが、コースを外れないといけないのでパスする。ここまで来たら、私にはやらなくてはならないことがある!(止まらず完走、のことだけど)

 私は調子が良いときには残り4kmスパートを常としていてすべての力を出し切って走り抜くことにしているのだが、今回は最後の坂を攻略するのに力を使い尽くしてしまって余力はもうあまりなかった。それでも、山を抜けて再びあふれるばかりの沿道の声援とどこまでも何度も続くいびがわ名物のハイタッチに自らをも鼓舞して、あの長い土手の直線、ラスト2kmから残った力を全部出し切るつもりでスパート(というにはいささかスピードが足りないけど)を仕掛けた。足は大して動いてなかったが気持ちは大いに攻めているつもりだった

 そして、なんとか止まらず、歩かずゴールすることができた。いびがわマラソンでは2011年以来5年ぶり。フルとしては2014年4月の長野マラソン以来2年7か月ぶり。長かったなあ。
 先週ハーフを走っていろんな事が確認できた成果は大きかったが、フルでは練習量がものを言う。ごまかしはきかないのだ

YOUTUBEより。2016 いびがわマラソン ゴール直前 4時間17分~4時間50分


その3に続く>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2016「いびがわマラソン」を走りました~その1

2016-12-20 | 参加マラソン大会


これまでの参加歴

 2009年2010年2011年と3回連続参加したのち、エントリー競争に敗れ2012年、2013年と走れず。2014年から再びエントリー競争を勝ち抜き、2015年、そして2016年の今回と3開催連続6回目のいびがわマラソンとなった。
 すべてフル。すべて時間内ゴール。過去5回の内「歩かず完走」したのは2010、2011の2度だけ。直近2回はいずれも例の32kmの坂を走っての乗り越えることはできなかった。
 ベストタイムは2011年の3時間32分27秒。サブ4で走ったのもこのたった1回のみ。さて、今年は・・・

初めて電車で会場入り。



 レースの話の前に、今回初めて電車で会場入りしたので、来年以降、車じゃなくて電車で会場入りを検討するランナーの参考になるといいかなと思ってどんな様子だったか記しておく。
 結論から言うと、少なくとも行きはとても快適だった。かなりの混雑に辟易したというレポートが多く目にしたので、大分心配していたが杞憂に終わった。


※電車の入線を待っているときのホームの様子。このあと多少人は増えたけど、さほどのことはなし。


※子供達が書いたメッセージボードが取り付けられていた。


※車内の様子。ほとんど全部ランナー。

 ただし、大垣発7:26以降の電車ではかなり混雑するという話をNET上で目にした。私たちが乗ったのは6:42大垣発揖斐行き。だから、6時台の電車なら混雑はほとんど気にしなくて良いと思う。その時間に間に合う範囲内から当日会場入り可能なら、電車の方が速いし、渋滞はないし、安いし(大垣から片道410円)、座れるし、風情もある。車よりおすすめだ。ただし、後で書くけど帰りの移動には注意が必要だ。

 揖斐駅からは無料のシャトルバスが用意されていて、スタッフが気持ちの良い笑顔で迎えてくれる。走る前から気分が良い。脛永橋までは渋滞になるが、その先は通行禁止になっているからバスはスムーズに会場まで走ることができる。


※バス車内の様子。満員で立つ羽目になったけど大した距離じゃないし、街中に一般車は入れないので渋滞にかかるのは最初だけで、それほど時間はかからない。

 車だと駐車場に入るまで場合によっては(というか余程早く出てこないと間違いなく)渋滞を覚悟しないといけないし、駐車場から会場まではシャトルバス(または歩き)となり、車を部屋代わりに使うようなことはできない。

 これまでは車で来て、時間的余裕があまりないことが多く、バスが混んでるからと数キロ歩いたこともあった。自前の簡易テントを用意したりしてたので、逆に会場内の更衣スペースなどは使う気もなく、どうなってるのかよく知らなかった。
 今回、初めて、受付前の更衣テントをのぞいてみたら、この時間だと全然がらがらで(徐々に混んできて最後はいっぱいになったけど)、レジャーシートでも持ってくればまずまずゆったりレース前の時間を過ごせることがわかった。私たちの利用したテントは男女共用だったので、女性が着替えるのはちょっと難しいが、わざわざ会場で着替える人も多くないのではないかと推察する(レース後は女性専用更衣室かトイレを利用する必要があるけれど)。


※更衣テント内。このテントは男女共用。「男性だけ」「女性だけ」ってテントもあるんだと思う(3張あったから)。偶然隣り合わせたおじいさん(失礼)ランナーとしばらく話をした。彼は完全なランナー体型で、1人で参加だった。細かな話は忘れてしまったがホノルルも何度も走っているという老練なランナーだった。なかなかかっこよかった。貴重品をどうすべきか相談されたのだが、最終的にウエストバッグに入れて持って走ることにされた。名前も伺っていないが、また、どこかでお会いできたらうれしい。

 受付もすいててあっという間に完了。
 トイレも全然混んでなくて、例年よりは早めに荷物を預け、ストレッチもしっかりやって、9時半には余裕でスタートブロックに並んだ。
 こうした快適さは、もちろん雨が降っていない事も大きい。いや、それが一番大きい。雨が降ってなければ、寒くて凍えるほどの時期でもないし外でもどこでもどうにでもなるからだ。

その2に続く>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見直し。2016いびがわマラソン、目標と戦略?

2016-11-12 | 参加マラソン大会
 今日のジョグを踏まえて昨日の戦略見直し。
 背割堤の時より痛みは落ち着いてる気がしてるが、それでもキロ7ジョグでも痛みがはっきりしっかりあって1kmで早々に切り上げる。明日に備えて、大股を意識したエクササイズウォーク6km。この何日かロキソニンも飲んでいない(走ってないからほぼ痛くないのと飲み続けてると頓服の効果が薄れることが頭にあった)。

 しかも、頭に入ってなかったが、背割堤はほぼフラッとなコースなのに対して、いびがわは言わずと知れた激しいアップダウン。今時点での痛み--特に気になるのが階段を上がるとき痛みが強くなったこと--も考慮すれば、 昨日の戦略は楽観的すぎた。


・05km通過タイム:10:36:15(00:31:15 6'15/km) ※ペースを0'15/km遅くする。
・10km通過タイム:11:05:00(01:00:00 5'45/km)
・15km通過タイム:11:32:30(01:27:30 5'30/km)
・20km通過タイム:12:00:00(01:55:00 5'30/km) ※ペースを0'15/km遅くする。

中間点 12:06:00

・25km通過タイム:12:27:30(02:22:30 5'30/km) ※ペースを0'15/km遅くする。
・30km通過タイム:12:55:00(02:50:00 5'30/km) ※ペースを0'15/km遅くする。
・35km通過タイム:13:22:30(03:17:30 5'30/km) ※ペースを0'15/km遅くする。
・38km通過タイム:13:39:00(03:34:00 5'30/km) ※ペースを0'15/km遅くする。
・40km通過タイム:13:54:00(03:49:00 5'00/km)

FINISH: 14:04:50(03:59:50)

 なんと絵に描いたようなネットタイムのサブ4達成! こんなうまくいくかな。痛みが激しくなりませんように。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2016いびがわマラソン、目標と戦略?

2016-11-12 | 参加マラソン大会
 いよいよ今週末に迫ってきたいびがわマラソン。恒例の目標と戦略。

目標

 (左足の痛みのせいで)ここまで走れていないまま出るフルマラソンも初めてなのでもうまったくもうどこまでできるのかさっぱりわからない。ただ、1週間前にハーフマラソンを走れたことは少しだけ自信となっている。

 とはいえ、ハーフとフルは全く別物なので「はい、フルもなんとかなるでしょう」とは行かない。
 具体的な目標を上げよう。
 まず、時間内にゴール。これが第一目標。実はコレも確固たる自信はない。というのも、左足の痛みがひどくなったら走ることはできないからだ。
 ただまあ、それだけが目標だと出る意味がほとんどないので、レース参加者らしい目標を次のように掲げたい。
 ああ、いったいいつからサブ4で走れてないのか? 最後のサブ4は2015年8月31日の北海道マラソンだった。1年と2月余り。しかしながら、先週のハーフが1時間48分。サブ4は止まることなく歩くことなく走れたとしてギリギリだと思う。ということは、おそらく今回サブ4は難しいだろう。ハーフ1時間48分というタイムだが、足は痛かったが、痛いせいで走りに影響があったかと言えばそんなことはほとんどなかった。だから、今の脚(筋力と体重)で目一杯のタイムなのだ。この1週間で太ももの筋肉痛は治まったが、左足痛が残っていたので全く走っていない。
 
 だから、目標はサブ4ではなくて、歩かず完走にしようと思う。先週のハーフを参考に歩かず完走できそうなタイム設定を考えてみたい。

「歩かず完走」するための戦略。

 何より重要なのは序盤のペースを抑制することだ。最初の数キロはどちらにしてもまともに走れないので、5kmを6分ペースで30分にしよう。ここから5kmごとに15秒ずつラップを上げていく。スタートは午前10時だ。スタートまで5分かかると仮定する。

・05km通過タイム:10:35:00(00:30:00 6'00/km)
・10km通過タイム:11:03:45(00:58:45 5'45/km)
・15km通過タイム:11:31:15(01:26:15 5'30/km)
・20km通過タイム:11:57:30(01:52:30 5'15/km)


 20km以降はしばらく5'15/kmペースをキープしたい。中間点を12:03:15に通過。そう、スタートのロスタイムにも寄るけど中間点をざっとお昼過ぎに通過したいものだ。

・25km通過タイム:12:23:45(02:18:45 5'15/km)
・30km通過タイム:12:50:00(02:45:00 5'15/km)


 次の5kmもペースをキープすることに注力しよう。一番苦しいところなのだから。

・35km通過タイム:13:16:15(03:11:15 5'15/km)

 そして、さらに3kmなんとかペースをキープしたい。

・38km通過タイム:13:32:00(03:27:00 5'15/km)

 ここまで来たら、あとはスパートするのみ。ペースを5'00/kmに上げよう。
 余力が、万が一残っていたらさらにスピードアップしてゴールを駆け抜ける。

・40km通過タイム:13:42:00(03:37:00 5'00/km)

 ゴール予想タイムは・・・13:53:00(03:48:00 5'00/km)。4時間切り! 1年2か月ぶりのサブ4だ。そんなにうまくいくはずがないな。もう少しタイムを抑えて走ることにしよう。このペースで12分の余時間があることがわかったのだから。

天候

 今のところ、5年ぶりに雨が降らない大会になるかもしれない予報。なんとかいい天気になってもらいたいものだ。雨になってしまうと、マメなど足の状態も心配だし、レース前のウォームアップも余りできない事が予想され、タイム的にも10分、20分は遅くなっても不思議ではない。そればかりか、故障によるDNFの可能性だって大きくなる。

 日曜いびがわマラソンを走るランナーの皆さんの健闘を祈っています。楽しいレースになりますように。

※最後に、いびがわマラソンHPから金さんからのレース前最後のメッセージを載せておきます。中村優ちゃんも登場(声だけ)します。

2016いびがわマラソン教えて金コーチ11月
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第5回背割堤ランニング大会(2016)走ってきました。

2016-11-10 | 参加マラソン大会


 2013年以来3年ぶりに木曽川・長良川背割堤ランニング大会を走りました。第1回第2回と参加してますが、2014年(第3回)、2015年(第4回)となぜかわかりませんがいびがわマラソンと同日開催。そのため参加できなくなっていましたが、今年はいびがわマラソンの1週間前と言うことでトレーニングにもうってつけのタイミング。有り難くエントリーさせていただきました。

 ところが・・・9月半ばから左足の裏・外横・甲、さらには足首周りの痛みに悩まされ、特にこの半月ばかりは歩くのにも痛みを感じる状態になってしまいました。
 また機会があれば詳しく書こうと思ってますが、いよいよ、どうにもならないと思いかかりつけの整形外科を受診したのがこの大会の2日前。そこからロキソニンを飲み、少し痛みが治まったので、迷った末にスタートラインに立ったのでした。

 本当に迷いました。この大会はエントリーと言っても、最終的には当日受付で参加料1000円を払ってエントリーが確定するスタイル。やったことがないのでわかりませんが、おそらく参加しないならお金を払う必要もないものと思われます。とっても良心的。まあ、その分、普通のマラソン大会とは違って、必要最低限のことしかしてくれません。それでもバイクの先導もあるし、5kmと15kmに給水もあるし、途中トイレも1カ所(折り返しコースなのでコース上では2カ所)、さらに貴重品も預かってくれるし、もちろん保険にも入ってくれてます。以前のように数々の参加賞はなくなり、1つだけお土産をいただきました。
 実にさっぱりしてて、この運営方法は気に入ってます。



 そして、この大会最大の魅力はこのすばらしい景色とロケーションなんですね。しかも私の参加した3回は全部快晴の下での開催(不参加の2回はいびがわ同様大雨)。気候も割と中庸な時期で、気持ちよく走れています。
 ただ、今回は気温が20度を超えていたんじゃないでしょうか。コースは日陰などはなく、ずっと直射日光を浴びて走ります。堤防上と言うことで遮るものがなく風も強い事があります。が、その風も楽しく感じたりする。そんな大会です。

序盤はとんでもない強風。向かい風。



 おそるおそる最後尾からスタートのつもりでしたが、そもそも参加者が少なく50~60、いえ40~50人くらいだったかもしれません。なんだかスカスカで、なんとなく前の方に。
 そのせいか事前に考えていたより速めのスピードでスタート。
 北風が激しく吹いており、どちらにしても大して速くは走れないので同じ事だと、やや頭を下げて近くのランナーについて行きました。

5kmで痛みが増す

 5km走ったあたりで少し足の痛みが増したのを感じ「これ以上痛みが強くなると厳しいな」と思いました。暑さも意識していたので5kmと折り返し後の15km(同じ場所)の給水はしっかり取りました。スポーツドリンク。この時点ではまだ走りきれるか自信はありませんでした。

中間地点の順位が11位

 折り返しコースなので、先頭が戻ってくるとすれ違うことになるので、自分のスピード(5'10/km前後)との差から8kmくらいで先頭とすれ違うと想定してたのですが、実際には9kmあたりで、以外と先頭と差がないなと思いつつ、やってくるランナーの数を数えていたら自分が10位争いをしていることがわかり、俄然モチベーションがアップ。だって10位のランナーにすぐそこまで近づいていたのです。
 折り返した途端にスピードアップして抜き去り10位に上がりました。その後もう一人を抜いて9位に。一桁順位なんてランニングで初めての出来事でけっこうワクワクしました。本当言うと、この時点ではまだ痛みがひどくなって走れなくなるのではないかと疑心暗鬼の状態。普通に考えれば1週間後に、いわば本命レースの「いびがわマラソン」を控えており、この大会は痛みがひどいようならむしろDNFやDNSすべきだと頭ではわかってましたが、負けず嫌いなのか馬鹿なのか、走り出したらそういうわけにはいかなくなってしまいました。

走るのに飽きる

 後ろは一度も振り返らないで最後まで走りました。それでも、足音でわかるんですね。7~8kmあたりで唯一抜かれたときにそう気づきました。いつもなら大勢のランナーの中で走っているので抜かれるも何も余り関係ないんですがこのレースは違います。レベルはともかく、そういうレースの醍醐味が味わえるのもこの大会の魅力かもしれません。
 で、そういう気配もなかったし、前を行くランナーは遙か向こうでちょっとやそっとでは追いつけそうもありません。戻りは追い風で、苦しいながらも背中を押される感覚はあったのですが、応援もなく1人キリで走っていたら、ふとなんだか「退屈だなあ」というきもちが猛烈に強くなって、13kmあたりで走る気が休足に失せていきました。足の痛みはそう変わっていません。ただ、この半月、ほとんど走れず、歩いてばかりだったので、5'00/km前後のスピードで20kmも走るのは体重増も含めて、正直どうなるか想像もできない状態でした。だから、その「退屈な気分」は「歩けば楽になるぞ」という悪魔のささやきだったのかもしれないと今は思います。

ラストはやっぱりスパートしてしまう。

 15kmからの2,3kmは一番きつかったです。反対側を走るランナーはいるものの1人ぼっちの状況はずっと続いていて、しかも本当に脚がきつくなってきて、相変わらず100%太陽が照りつけてもいます。汗もいつもほどかいてなかったし、暑さもさほど気にならなかったけれど15kmの給水は取り、係の方の「頑張って」と拍手に、少し力をもらいました。
 いつもゴール前4kmあたりからスパートするんですが、今回はさすがに迷いました。ここで無理することに何の意味があるのか? でも意味とか最後は関係なかったですね。やっぱり、スピードアップしたくなった。来週いびがわがあるからセーブしようとかいう考えより、今スピードを上げたい気持ちが上回ったということでしょうか。
 前のランナーの影がわずかながらも大きくなってきたせいもあったかもしれません。

想定以上のタイム、順位。

 最後の2~3kmは、気持ちだけでなく実際肉体的にもきつかったです。ただ、左足の痛みは急激に強くなってきた感じはなく、なんとか走り抜けそうだという気持ちにはなっていました。もうこの時はしれる全力でゴールを目指しました。近づいてるはずなのに、いつものように、なかなかやってこないゴール。1kmごとの表示も自分の感覚より遠く感じます。
 結局9位のままゴール。タイムは、今年4月の恵那峡ハーフを上回る1:48'03(タイム計測は自分の時計で確認します)。2時間は切りたい。1時間50分切れたら言うことはないと思ってたので上々の出来です。ちなみに中間点では54'58秒だったので1時間50分切りはギリギリだと思ってました。結果的には後半を前半より2分弱速い53'05(5'02/km)で走ったことになります。最後まで走り切れたことに満足感は大いにありました。

ゴールした途端痛みが・・・

 ただ、ゴールした途端普通には歩けないような状態になりました。左足の痛みは激しく、座って靴を脱ぎ脚を解放しましたがなかなか歩き出す気になりません。圧すとかなり痛い。最後の5~6kmは常に感じていましたが、以前の自分とは違って息づかいが荒すぎる。ゴール後もしばらく激しく息をしてた気がします。

走れるか、いびがわマラソン



 なんとか車に戻って着替えてストレッチ。用意していたウィダーのプロテインゼリーを飲み(何度も飲んでるけど初めてまずいと思ったのは何でだろう?)状態確認の意味もあってホンダS600軍団の写真を撮ったり(前回参加時にはデトマソ・パンテーラ軍団がいた)、隣の芝生でおこなわれているドッグフリスビーを見たり(強風のため飼い主の投げるフリスビーがさっぱり飛ばなくて犬が困っていた)しました。





 写真を撮るために頑張って堤防を上がりコースへもどったのですが、やってくるランナーはまったく見えず、タイム掲示板の前にいる係員に「制限時間は何時間ですか?」と聞いたら「4時まではやってます」とのこと。あと2時間弱、彼はこの恐怖の中じっと待ち続けなくてはならない。「ごくろうさまです」と声を掛けて私の大会は終わりを告げました。
 関係者の皆さんどうもありがとうございました。また来年も是非開催してください。
 唯一の気がかりは、この足がいびがわマラソンを走れるまでに回復するかどうかです。もし走れなかったら、背割堤を走ったことを後悔するだろうなあ、とやっぱり思うのでした。

※タイムはGARMIN計測による。ゴールまで21.01kmだった。ひょっとしたら数十メートル短い可能性もあり得る。



※前後半のタイムは
(前半)54'58(5'13/km)
(後半)53'05(5'02/km)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする