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MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

2013モスクワ世界陸上マラソン代表決定

2013-04-26 | レース観戦・応援
 発表されましたね。
 男子は誰もが予想したとおりでしょう。
 女子はなんと3人だけでした。

男子マラソン

川内優輝(埼玉県庁)
中本健太郎(安川電機)
堀端宏行(旭化成)
前田和浩(九電工)
藤原正和(Honda)

女子マラソン

木崎良子(ダイハツ)
野口みずき(シスメックス)
福士加代子(ワコール)


■選考方法にギモン

 那須川はたった3つしかない国内選考レースで日本人1位、全体の2位でも選ばれなかった。確かに、日本人トップ狙いとも思える消極的なレースで不満に思ったけれど、誰もが「日本人トップ」をまずは目指していたはずで、そこは選考基準の示し方に問題がありはしないだろうか?

 「入賞の可能性がある」選手に絞り厳しい基準を示したことが3人しか派遣しない理由だそうだが、オリンピックや世界陸上では必ずしもタイムは参考にならない。夏に走るのでなんといっても暑さに強いこと、さらに能力の高さだけでなく勝負強さが求められる。26分台では必ずしもダメと言うことにはならないはずだ。
 しかも那須川が走った横浜国際はまさにその暑さの中でのマラソンだったのだから。

 那須川のタイムはたしかに余り速くはなかった(2:26:42)けど、過去の優勝タイムを見ると

2011テグ エドナ・キプラガト 2:28:43
2009ベルリン 白雪 2:25:15(2位尾崎好美 2:25:25)
2007大阪 キャサリン・ヌデレバ 2:30:37(3位土佐礼子 2:30:55)
2005ヘルシンキ ポーラ・ラドクリフ 2:20:57
2003パリ キャサリン・ヌデレバ 2:33:55(2位野口みずき 2:24:14、3位千葉真子 2:25:09)
2001エドモントン  リディア・シモン 2:26:01(2位土佐礼子 2:26:06)

 というわけで、2005年、さすがのラドクリフを除けば驚くような優勝タイムではない。
 那須川にとても期待しているかといえばそういうわけでもないけれど、マラソンはやっぱり経験が重要で、若い渡邊裕子とかせっかくの5枠を使わない手はないと思うのだが。
 だいたい、3人の可能性もあるなら、「タイムはどんな気候条件でも2時間25分以内」とか事前に明確にしておくべきだった。

 このところ結果が出ていないという点で選手の方にもさらなる努力が求められるのは仕方のないところであはる。
 今回代表に選ばれた選手たちには代表という気概を前面に出して少なくとも入賞、できればなんとか表彰台にあがるような活躍を期待したい。
 みなさん、がんばってください。
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UTMF、いよいよ今年もスタートです。

2013-04-25 | レース観戦・応援
 UTMF(ULTRA-TRAIL Mt.FUJI)、第2回となる今年2013年のスタートが迫っています。
 161kmのUTMFの部が明日26日の15:00、84kmのSTYが13:00。昨年のように天候に恵まれることを願っています。
 今年の展開がどうなるのか、ほとんど情報を持っていないのでわからないんですが、エントリーリストをざっと見ると、昨年の優勝者ジュリアン・ショリエがゼッケンNo.1で登録されてますね。2連覇なるんでしょうか。

 日本人では、おなじみの山本健一、望月将悟、横山峰弘、奥宮俊祐、武藤尚一郎といった面々が今年もエントリーしています。昨年無念のリタイヤとなった石川弘樹の名前が見当たらないのは残念(見落としているかもしれません)ですが、ぜひ日本人の健闘を祈りたいですね。

 女子のほうは昨年2位、日本人1位の鈴木博子選手がNo.2でトップエントリー。No.1は昨年のチャンピオン Nerea Martinez Urruzola選手が予定されていたのかもしれませんがエントリーされていません。鈴木選手、優勝のチャンスかもしれません。シンガポール、香港からの参加者が目立ちます。

 今年もジョグノートでリンクさせていただいているMさんが出走します。昨年は興奮しながらリザルトを追いかけ存分に楽しませていただきました。
 入念なイメージトレーニングも積まれて臨む今年は、昨年以上に期待できそうです。ぜひがんばってください!

 ※UTMF公式WEBサイトはこちら
 ※LIVE STREAMINGはこちらからどうぞ。
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モスクワ世界陸上 マラソン女子代表の行方。佳境。

2013-04-23 | レース観戦・応援
祝!赤羽さんがロンドンマラソン3位

 4月21日、ロンドン・マラソンが無事に終了。
 なんと、赤羽さんが日本人初の3位表彰台! しかしタイムは2時間24分台。夫でコーチの周平さんがブログで詳細にレースについて書かれている。今回のロンドンはオリンピックのメダリストが多数参加しワールドマラソンメジャーズらしいそうそうたる顔ぶれだった。

 優勝タイムが20分台なので、赤羽さんのタイムは、世界のトップと比べると物足りないともいえるが、この大舞台で何人かは五輪メダリストクラスをかわしての入賞なので、現在の日本マラソン界を見渡すなら、(体調さえよければ)いまだに日本代表最有力の実力である事は誰も疑いようがない。渋井は残念だったが、悔いはないだろう。

4月25日、運命の代表選手発表。その行方。

 さて、いよいよ4月25日、代表選手が発表される。
 選考規定から言うと、まず国内対象3レースで2時間23分59秒以内で日本人1位の一発内定を得たのは木崎のみだった。
 次に、ワールドマラソンメジャーズ5大会(ベルリン・シカゴ・ニューヨークシティ・ボストン・ロンドン)をくわえた8レースで2時間24分を切ると「選考対象になる」とあるが、これも満たした選手はいなかった。
 ちなみに、タイムのいい順に(丸数字はその大会での日本人順位)
 
 野口みずき(2時間24分05秒)②
 福士加代子(2時間24分21秒)①
 赤羽有紀子(2時間24分43秒)※①
 渡邊裕子 (2時間25分56秒)②
 早川英里 (2時間26分17秒)③
 小崎まり (2時間26分41秒)③
 那須川瑞穂(2時間26分42秒)①

 問題はここからで、上記6人のうち、赤羽さんだけはロンドンでの記録のため、第3の選考基準「国内大正3レースおよび準対象レース(2012北海道)で日本人3位以内」を満たしておらず、この規定を厳守するなら、選考対象とならないことになる。

国内レース優先の事情がもたらす選考の綾

 上記9レースの中でもっともレベルの高い大会での表彰台が選考対象から外れるわけで、あきらかにこの規定自体がおかしい。
 が、規定を理解したうえで出場レースを決めているのも選手自身なので、厳密に適用されて選考対象にならなくても文句は言えない。赤羽さんの場合、那須川が優勝した横浜国際に強行出場して4位だったために「再試」だった事情もあり、選考規定が厳密に運用される可能性が高いと思われる。
 赤羽さん自身は納得するにしても、日本のマラソン界としては歯がゆい気もする。彼女は前回の世界陸上でも入賞しており、世界レベルの大会でも常に上位に入れる実力があるのは明らかだ。
 周平さんのブログにロンドンの表彰式の写真も載っているが、男女6人のうち赤羽さんを除く5人はアフリカの選手。アフリカ人以外では現在世界でもトップの数人に入る選手なのは間違いない。
 
 さて、陸連はどういう判断を下すのだろうか? なるべく国内の大会に出てもらって、「一緒に走って」順位を決めたい。それから、大会を盛り上げる--なんといっても国内大会開催は放映権だのさまざまな収入源なのだから--と言う意味でも、世間の耳目を集める魅力あるレースにしたいわけで、そんな理由から、国内大会での成績重視となっていると推察する。

男女代表選手、最終予想

 これまで何度かに渡って代表選考について書いてきた。ロンドンの結果までを踏まえて、私の予想は以下の通りだ。

 ①木崎良子(決定済み)
 ②福士加代子
 ③野口みずき
 ④那須川瑞穂
 ⑤渡邊裕子

 赤羽さんは、これまでの数々の実績、ハイレベルなロンドンでの表彰台、24分台の記録でも代表から漏れることになりそうだ。残念です。

 男子のほうは藤原新がロンドンに出場しなかった以上、すでに実施されたレースで8分台を出した5選手(前田、堀端、川内、中本、藤原正和)で順当に決定するだろう。
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渋井がロンドンを走る ~モスクワ世界陸上マラソン 女子代表の行方 

2013-03-16 | レース観戦・応援
 大阪で燃え尽き?「旅に出る」とのコメントを残した渋井陽子が、世界陸上モスクワ大会代表選考対象レースであるロンドン・マラソンでの再チャレンジを表明したようだ。

 ロンドンは4月21日。1月27日の大阪国際女子マラソンから3ヵ月弱しかない。しかも、言葉通りどこかに旅に出ていたなら、準備期間は実質さらに短いはず。ギリギリ。

 正直に言えば、しっかり準備してきたはずの大阪での2時間32分台というタイムを考えると、23分台という結果を出せる可能性はかなり低いと言わざるを得ない。
 だけど、渋井くらいふてぶてしく、言動のみならず、走りっぷりを見ても、常識にとらわれない自由奔放なランナーはそうはいない。

 可能性は小さくても、鍵穴にピッタリとハマったら、何か驚くようなことを涼しい顔でやってしまいかねないところがある。
 それに、出るというだけで、レースを観る楽しみが増える。TV中継はあるんだろうか? ぜひともLIVE中継をお願いしたい。赤羽、中里、伊藤、それに渋井。日本の有力選手が4人も出るんだから。
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モスクワ世界陸上マラソン 女子代表の行方 その後。

2013-03-12 | レース観戦・応援
■木崎はサプライズ。

 「名古屋ウイメンズマラソン」での木崎の走りはちょっとしたサプライズだった。このところの駅伝などでもあまりいい結果が出てなかったし、展開的にも自分から仕掛けるタイプではないと思っていたので、ほとんど期待していなかった。

 ところが、だ。選考する野口みずきとディババを相手に終盤まで追走。離さない。力を温存し、最後の給水で勝負どころと見るや一気にスパートしてディババを引き離した。タイムも2時間23分34秒と自己ベストを約3分更新。陸連の定めた世界陸上派遣内定基準の23分台をクリア。男女を通じて一発内定を獲得した唯一の選手となった。
 非常に苦しそうな表情だったけれど、ゴールまでスピードを緩めることなく走りけりゴールテープを切った、いつものように直前サングラスを上げて、今回は満面の笑顔だった。

 絶好調宣言の野口は36㎞ですでに遅れてしまった。ただ、そのあとずるずる引き離されるようなことはなく、最後まで粘った。体調不慮で、大事な時期に走りこみができなかったせいだという。原因がはっきりしているので修正は難しくない。太腿の故障再発にだけ気をつけて世界陸上の切符を待ってもらいたい。

 「ひょっとしたら」と一抹の期待があった永尾薫は序盤早々に先頭から遅れてしまった。いったい何位かわからないが、ちょっと仕切り直しという感じ。故障だろうか? 大久保絵里も同様。序盤から脚が痛そうだった。残念だ。

 ※名古屋ウイメンズマラソンの結果予想と代表争い

■女子も国内選考レースが終了。

 これで、女子の方も国内の代表選考レースは3つとも終了。あとは男子同様に海外の選考対象レースである4月のボストン、ロンドンを残すのみ。
 
 ※女子代表の行方

 男子と違って女子はロンドンに有力選手が再挑戦する。赤羽さん、中里麗美、伊藤舞の3人だ。赤羽さんと中里のベストは24分前半、伊藤舞でも25分半ば。しかも中里(24歳)、伊藤(28歳)はマラソン選手としてはまだ若いので、練習内容やコンディション次第では大幅に自己ベストを更新する可能性がある。33歳とはいえ赤羽さんも暖かい場所で入念なトレーニングを続けておりポテンシャルは高い。
 つまり、この3人とも23分台の可能性があると思う。ただ、現実には、過去23分台の記録を持つ選手は今回の木崎を入れてもたったの15人しかいない。

 ※女子マラソン日本歴代30傑

 可能性があると言っても、海外のレースで、いきなり3人も23分台が出るとは考えにくい。

 選考の仕組みから考えて、国内選考レースの日本人トップはかなりのアドバンテージがある。したがって、横浜2位の那須川、大阪2位の福士はロンドンの結果に関係なく、本来選ばれるべきだと思う。これに名古屋優勝で一発内定の木崎を入れて3人は確定。
 タイムがどうとか言い出したらきりがない。レースは1つ1つコンディションが違う。暑い日もあれば、寒い日、風が強い日といろいろある。参加メンバーも異なる。しかしながら、陸連が3つしかない対象レースに指定したわけだから、よほどの惨敗でないかk切り日本人トップならそれぞれのトップ3人を選び、残りの二人は海外か準対象レースの日本人トップか対象レースの日本人2位・3位の中から総合的に判断して決めるべきだ。

 ロンドンで23分台を出す選手がいなかった場合は、タイム的にもレース展開的にも、陸連幹部の発言からも、4人目は野口みずきで決まりだろう。
 ロンドンに出る3人を除く順位付けは野口、大阪3位の渡邊裕子の順番だ。この場合の5人目は25歳とまだ若く伸びしろがある。渡邊との代表争い。渡邊のタイムは25分56秒。ロンドンの日本人トップが24分前半だと微妙か。
 23分台で走る選手が現れた場合はややこしくなる。また、可能性は少ないが、厳しい天候で、優勝タイムが23~24分台となり、WMM(ワールドマラソンメジャーズ)の対象レースとして有力選手が集まるロンドンで表彰台に上がるような成績を得た場合ももめるかもしれない。
 
 23分台は、全選考レースを通して木崎しか記録していないので、ロンドンで23分台で走って日本人トップなら間違いなく代表に選ばれる。一番可能性が高いのはもちろん赤羽さん。若さと持ちタイムだけ考えれば中里にもチャンスはありそうだ。
 日本人2位の選手も23分台だった場合は、野口との争いになる。順位にもよるが、23分後半なら微妙だ。個人的には野口を選んでもらいたいけれど。23分前半で順位が3位以内なら野口は選ばれない可能性が高くなりそうだ。
 ただ、その場合ロンドン・マラソンで日本人が2人表彰台に上がることになり、近年の状況から考えて可能性はかなり低いだろう。残念だけど。

 というわけで、結論的に言うと、私の予想は、期待も込めてこの5人になる。

1 木崎良子(これはすでに決定)
2 福士加代子(これも決定に限りなく近い)
3 那須川瑞穂(暑いレースだったとはいえ、日本人トップ狙いのレースメイクで本番での活躍は?)
4 野口みずき(「完全復活」に期待したい)
5 赤羽有紀子(入念な準備と実績から、ロンドンで23分台で走る、いや走ってほしい)

 以上です。
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