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「布袋戲(ボテヒ)」は、300年以上の伝統がある台湾の人形劇です。なぁんだ、人形劇なんてお子様のものじゃないか、と思ったら大間違い。迫力ある立ち回りやじっくり聴かせる歌などもあり、大人も楽しめる総合的な伝統芸術なのです。
まだテレビがなかった時代、布袋戲は庶民に大変人気のある娯楽でした。お祭りで布袋戲が野外で上演されればこぞって見に行き、全国の劇場でも有料で上演し、お客さんが一杯になったそうです。それが現在は、お祭りの時には相変わらず神様のために上演されますが、それ以外の時期に娯楽として布袋戲を見るということはほとんどなくなってしまいました。
しかし、大切な伝統文化を子供たちに伝えていきたいと、夏休みのこの時期を利用して布袋戲のイベントがあちこちで行われています。7月3日から14日には、台北市の龍山寺の前の萬華公園で「2009台北市掌中戲フェスティバル」が行われました。掌中戲は布袋戲と同義語です。(上の写真は7月12日の台北興洲園掌中劇団による上演)
また、台北市西門町にある紅楼でも布袋戲のイベントがあります。まず、7月24日から8月30日には紅楼1階で布袋戲の人形の展示「五洲園金光偶戲特展」があります。(入場無料)
また、7月29日、30日、31日の3日間、16:00と19:30には、紅楼北広場で布袋戲が上演されます。(これも無料)
そして、8月1日から20日までの月曜日を除く毎日、14:30と19:30に、紅楼2階の劇場で五洲園掌中劇團による布袋戲が上演されます。(入場料は200元または300元)
http://www.redhouse.org.tw
そして、宜蘭県にある国立伝統芸術センターでも、9月末まで各種の伝統人形劇をテーマにしたイベント「伝芸大戯院 偶戯風華再現古今」を行っています。布袋戲だけでなく、皮影戲という影絵芝居もありますし、テレビ版の人気布袋戲「霹靂」の人形の展示もあります。
http://www.ncfta.gov.tw/events/2009summer/index.html
http://www.ncfta.gov.tw/ncfta_jp/main/index.aspx
夏休みに台湾にいらっしゃる方で、伝統文化にご興味がある方は、旅の計画に組み入れてみてはいかがでしょうか。(尾)
*7月17日の番組「文化の台湾」では、布袋戲をご紹介しています。
まだテレビがなかった時代、布袋戲は庶民に大変人気のある娯楽でした。お祭りで布袋戲が野外で上演されればこぞって見に行き、全国の劇場でも有料で上演し、お客さんが一杯になったそうです。それが現在は、お祭りの時には相変わらず神様のために上演されますが、それ以外の時期に娯楽として布袋戲を見るということはほとんどなくなってしまいました。
しかし、大切な伝統文化を子供たちに伝えていきたいと、夏休みのこの時期を利用して布袋戲のイベントがあちこちで行われています。7月3日から14日には、台北市の龍山寺の前の萬華公園で「2009台北市掌中戲フェスティバル」が行われました。掌中戲は布袋戲と同義語です。(上の写真は7月12日の台北興洲園掌中劇団による上演)
また、台北市西門町にある紅楼でも布袋戲のイベントがあります。まず、7月24日から8月30日には紅楼1階で布袋戲の人形の展示「五洲園金光偶戲特展」があります。(入場無料)
また、7月29日、30日、31日の3日間、16:00と19:30には、紅楼北広場で布袋戲が上演されます。(これも無料)
そして、8月1日から20日までの月曜日を除く毎日、14:30と19:30に、紅楼2階の劇場で五洲園掌中劇團による布袋戲が上演されます。(入場料は200元または300元)
http://www.redhouse.org.tw
そして、宜蘭県にある国立伝統芸術センターでも、9月末まで各種の伝統人形劇をテーマにしたイベント「伝芸大戯院 偶戯風華再現古今」を行っています。布袋戲だけでなく、皮影戲という影絵芝居もありますし、テレビ版の人気布袋戲「霹靂」の人形の展示もあります。
http://www.ncfta.gov.tw/events/2009summer/index.html
http://www.ncfta.gov.tw/ncfta_jp/main/index.aspx
夏休みに台湾にいらっしゃる方で、伝統文化にご興味がある方は、旅の計画に組み入れてみてはいかがでしょうか。(尾)
*7月17日の番組「文化の台湾」では、布袋戲をご紹介しています。
現代的なセンスで作ってある霹靂の布袋戯は、伝統的な布袋戯とはかなり違う世界ですが、日本の歌舞伎がそうであるように、伝統を忠実に残していくものと、どんどん新しい要素を取り入れて革新的な挑戦をしていくものと、両方あっていいのだと思います。
布袋戯が台湾の人たちにとって身近で、楽しいものであり続けてほしいです。