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NBAはやっぱりスゴかった!

2009年10月09日 22時39分16秒 | スポーツ

(8日のオープン戦で3点シュート3本を含む20得点、8リバウンドと大活躍、ペイサーズのマーフィー選手 ペイサーズ提供のPC用壁紙から)

台湾で普及しているスポーツと言えば野球というイメージ。しかし、実際に野球をしている人は少なく、外に出てもめったに目にしない。全体的に日本と比べて台湾のスポーツ熱はかなり低く感じる。子供たちは勉強、大人は仕事ばかりというイメージだ。あくまで個人的な見方だが、そんな中、台湾で実際に遊んでいる人が多いのはバスケットボール、バドミントンではないかと思う。バスケットボールは公園に設けられたコートで、深夜になっても遊んでいる人がいるし、バドミントンは初心者から上級者まで遊べるからかマンションの中庭や広場で遊んでいる人をよく見かける。

そんなバスケットボールの最高峰、アメリカのプロバスケットボールリーグ、NBAが10月8日、台湾で初のオープン戦を行った。台湾はNBAが試合を行うアジアで三つ目の場所となった。(NBAは過去日本と中国大陸で試合をしている)
台北市内の多目的体育館、台北アリーナはNBAの試合を生で見ようとするファンで膨れ上がった。客席には、映画『ブロークバックマウンテン』でアカデミー監督賞を獲得した台湾出身の国際的映画監督、アン・リーさん、俳優ジャッキー・チェンさんの息子の房祖名さん、台湾の男性アイドルグループF4の一人、ヴァネス・ウーさんら有名人も駆けつけた。

(10月6日に台湾桃園国際空港に到着したデンバー・ナゲッツの選手たち。ブラジル出身のネネ・ヒラリオ選手は自分からファンに歩み寄ってサイン。「台湾のファンの熱心さが感じられて嬉しい」と話した)

(左側、J.R.スミス選手も台湾に来られて嬉しそう)

今回台湾にやってきたのは、インディアナ・ペイサーズ(印地安那・溜馬隊)とデンバー・ナゲッツ(丹佛・金塊隊)。試合はペイサーズがパワー・フォワードのトロイ・マーフィー選手らの活躍で126対104で快勝した。オープン戦とは言え、アメリカでの公式戦と同じ規格。設備(ゴールや床も)もすべて本場から持ち込んだほか、ナゲッツのチアガール「デンバーズ」のセクシーな美女18人をはじめ、試合の合間に行われるマスコットによるダンクシュートのパフォーマンスなど「原汁原味(オリジナル、本場そのまま)」で、メディアは「台湾球迷酔了!(台湾のバスケファンは陶酔した)」と報じた。

一方で、複雑な思いで今回の遠征を見る目も。台湾のメディアが見にしたのはNBAの厳しい規律と固い制度、そしてそれを守る選手や関係者たちだ。試合の進め方から取材時間、放送権、試合以外のイベント参加まではっきりとした規範があり、全てはそれに従うことで管理が徹底されているのだそうだ。それに比べて台湾のプロバスケットボールリーグ、SBLでは来年の試合予定やテレビ放送の権利もまだ決まっておらず、チームもファンも常に将来が見えてこない状態。
また、今回の試合はオープン戦だったとはいえ、両チームの選手たち、チアガール、マスコットたちが全く手を抜いていなかったことも台湾のファンを驚かせた。NBAは一夜にしてならず。選手の天文学的な高給とそれに見合うプロとしての自覚、厳しい制度など長い時間をかけて培い、整えてきたものだ。SBLはまだ5年。NBAのオープン戦の大成功から何かを学び取り、台湾でNBAに負けない熱い試合を見せることで、バスケットボールを愛する人をさらに増やせるよう努力してもらいたい。(U)

(コンビニエンスストアではこのオープン戦記念の「悠遊カード」の購入予約を取る。写真はそのビラ。両チームから5選手、合計10枚1セットで台湾元3250元と結構なお値段。「悠遊カード」は台北市民と台北県民の通勤通学の足、MRT・台北新交通システムのリチャージ可能なプリペイドカードで実用価値はあるが・・・。1000セット限定なので将来価値が上がるという意見も)

 

 

 



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