娘は今日は球技大会だった。
ドッチボールだ。
僕が高1のときはソフトボールだった。
クラスにひとりソフトボールのピッチャー経験者がいて、
競技がソフトボールと決まってわがクラスは
『優勝決まりじゃん!』
と盛り上がった。
その当の彼はそんなに前向きな感じではなかった。
優勝決定と僕らが心待ちにした球技大会は雨で順延になった。
僕らはとても悔しかったが彼は平然としていた。
そして予備日にも雨に降られ、球技大会は中止となった。
『ちくしょう、優勝決定だったのにな~』
『活躍できなくて残念だったな~』
とみんなで声をかけたが、比較的物静かな彼は軽く笑っただけだった。
実は彼がソフトボールをやってるところは誰も見たことがない。
いや、正確には誰かいたかもしれないが、ほとんどが見たことないはずだ。
『すごいらしいぜ』
と誰かが言って、クラス全員が勝手に盛り上がっただけだ。
彼は自分の存在のせいでみんなが盛り上がってるのがイヤそうな感じだった。
過剰な期待が重いのか、そんなことのためにやってきたんじゃないという気持ちなのかはわからなかった。
その後、授業でもソフトボールはなかったし、
2年の球技大会はサッカーボールで3年はバスケットボールだったので、
彼の実力のほどは今でもわからない。
ちなみに娘のドッチボール大会も雨で順延になった。
あれ?今書きながら思い出したけど、球技大会でバレーボールもやったぞ。
1年 ソフトボール 2年 サッカーボール 3年 バスケットボール
が僕の記憶だが、バレーボールはいつやったんだろう??
記憶が曖昧になってるな~(苦笑)。