亡くなった杉浦直樹さん
ニヒルな二枚目からコミカルな老人まで、味わいのある演技で活躍した俳優の杉浦直樹(すぎうら・なおき)さんが21日午後7時23分、肺腺がんのため亡くなった。
79歳だった。告別式は親族で行う。喪主は妻、仁美(ひとみ)さん。
日大芸術学部在学中から舞台俳優として活動を開始。その後は映画に転じて1958年の「錆(さ)びたナイフ」の悪徳ボス役では、石原裕次郎さんとの乱闘シーンが話題となった。長身の二枚目として「図々しい奴」「網走番外地 望郷篇」などにも出演した。
テレビドラマでは山田太一さん脚本の「岸辺のアルバム」(TBS)、向田邦子さん作の「あ・うん」、「父の詫(わ)び状」(ともにNHK)などで苦渋に満ちた中年を演じ、視聴者の共感を呼んだ。
舞台では94年の「恋ぶみ屋一葉」で第2回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。
所属事務所によると、06年に脳梗塞を発症後は自宅療養していた。
(2011年9月23日19時44分
読売新聞)
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